#1です。補足を。
最初に書いた、前半部分は完全に合法です。というか該当する期間の家賃を支払う「義務」を全うしていれば、発生する当然の「権利」です(社会科で「義務と権利」は教わりましたね?)。
後半は、少々灰色です。#4の方が言われるとおり、延滞遅延金等が発生する可能性がありますし、前段の「義務の全う」が損なわれることもあります(「こともあります」と書いたのは「敷金」という保証金の性格を持つお金をすでに預けてあるので、実際は敷金の充当が切れない限り損なわれない,という判断もできます、ということ)。
まあ、私もいままでにいくつかの部屋や事務所を借りたことがありますが、1件をのぞいて、全部日割り計算でしてもらいました。大家さんがいい人だったり、不動産屋さんで「他に引っ越してそこの家賃もかかるのに、もう一ヶ月分も出て行くのはキツイなぁ」と言ったら『じゃあ交渉してあげる』とやおら電話をかけ始めて『・・・・・・』『日割りになりました』なんてこともありましたね(街の小さな不動産屋でしたが)。
ちなみに、日割りが効かなかった分については、前段に書いたとおり、期限ぎりぎりまで使いました。まあ物置代わりに、すぐいらないものを置いておいただけですが。
後半部分に関しては、私はやったことはありません。やったことがある人は知ってます(笑)。
ただ、日割りなしで、利用しない(できない)向こう×ヶ月分の賃料を払え,というのは、借り主には一切の利益が無く、大家の勝手な都合でしかありませんよね。
要は、賃貸の収入が無い期間をできるだけ短くしたい,という思いで、賃貸契約がまだ存在しているにもかかわらず(勝手に)部屋に入り、クリーニングをし、募集をかけ、内覧させ、次の契約を取りたい。
気持ちはわからないでもないですが、ただ「世間に甘えてるだけやん」としか言いようがないです。
大家は「法律は借り主に甘すぎる」といい、実際に数年前に法律が改正されました。でも、敷金に関してはほとんどが借り主側が泣き寝入りしているのが現状ですし、入居に関しての意味のない差別や、入居中のいじめ・保証の無い追い出し、など、現実は借り主が絶対的に弱いのです(供給過剰や不景気で大家側も厳しい,なんて言い訳は無しね。どちらも借り側の責任ではありません)。であれば、バランスをとるために法律は借り主に甘くせざるを得ません。
ところで、#4さんの書かれている内容に関しても、対策はあります。でもそこまで書くと、私とても悪い人に見えてしまうので、自粛しておきます(笑)