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下ぶくれと頭蓋骨の関係。
頭蓋骨から昔の人の顔を復元して「この人は多少下ぶくれの福々しい顔立ちだったろう」というコメントがあった場合、その人が相当痩せていたとしてもやはり顔は福々しい、という可能性しかないのでしょうか。 頭蓋骨じゃなく、ミイラなどの多少目鼻が残っている状態からの復元だった場合の上記の点はいかがでしょう。 総合的にこのようなコメントの精度はどの程度でしょう。 変な質問ですがよろしくお願いします。
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これは難しい問題ですね。 以下は私の想像です。 少なくとも現代の人類については、頭蓋骨と顔かたちの関係についてのデータはあると思います。 そのデータから導かれた法則を、原始的な人類に適用して、いろいろと想像しているのだと思います。 そう言えば、世界史の教科書にネアンデルタール人はこんな顔をしていたとか、想像図が載っていたような気がしますが、ホントにこんな顔してたのかな?と疑問に思ったことはあります。 骨相学という学問はたしかにあるそうで、頭蓋骨の形から性格までわかるとか言う話もあります。ただ、こういうことが、個人レベルを超えて、民族とか人種のレベルの話になると、差別や偏見に繋がりやすいので、いろいろ問題がありそうです。 そもそも、現代人についてのデータから得られた法則を、そのまま原始人類に敷衍できるのか、という疑問もありますが、例えばチンパンジーやゴリラなどでも同じ法則が成り立つ(つまり、同じ法則でチンパンジーの頭蓋骨から顔を再現できる)ことを証明できれば、原始人類の顔の想像図も、それなりに正確であると思ってよいのではないでしょうか。 ところで何かの本で読んだ話ですが、奥州藤原氏はその出自がはっきりしなくて、蝦夷なのか和人なのかという議論があったようですが、ミイラの顔かたちの調査から、都の貴族に極めて近かったという結果が出たそうです。顔かたちから、こんなこともわかるのかと、ちょっと感激したのを覚えています。(私としては奥州藤原氏は、その謎めいたところに魅力を感じるので、すべてが明らかにならないほうがよいのですが。。。) しかし、もし自分が将来白骨死体になったとき、後の世の人が、「この骨に肉を付けて皮を張ったら、こんな顔になるだろう」などと勝手に想像する場面を考えたら、何だか気持ちが悪いです(笑)。 こういうことは、あまりクリアーにならず、少しは闇に包まれているほうが良いのではないかと思います。 全然参考にならないかもしれませんね。
お礼
わっはっは~(^o^)。この質問で想定していたのは、ずばり奥州藤原氏の頭蓋骨です! わたしも関連本を読んだのですが、採用した方法が何とかっていう(←何とかじゃダメだろ)、時代だったか国だったかが違うところで成立したものなので、誤差は当然あるだろうというような話でした。 まあ、人間の顔なんてちょっと太ったり痩せたりするだけでけっこう印象が違いますしね。 自分の頭蓋骨から顔が寸分違わず復元できるなんて思わないもの。やっぱりあんまり精度は高くないと思っていた方が良さそうですね。 お付き合いくださりありがとうございました(^。^)。