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FXについて
友人が数年前に起こったリーマンショックで何百万という請求がされてしまったそうです。 これはどうしてでしょうか? FX初心者ですので初心者向けに教えてください。
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- qazwsx21
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当時、テレビで放映されたのは、専業主婦がFXをやっていて、急激な円高によって1晩で1000万円の資産が100万円になってしまったというものでした。この人はポンド/円を買っていたからで、推定レバレッジが50倍くらいだったかと思います。 それと似たようなことで、外貨の買いをやっていて、急激な円高により多大な損失が発生したということでしょう。身の丈以上のポジションを持ってリスクコントロールが大甘だと、なりやすい現象です。
私の推測によれば、いわゆる金利の積み立てを目的とした「キャリートレード」をやっていたと思われます。 しかしながら、FX取引は銀行の普通預金や定期預金とは異なり、FX取引に入っている間はポジションの取り方次第では毎日金利が受け取ることができる代わりに、元本をつねに為替変動リスクに晒すことになります。 そこで、リーマンショックによる、自分が取ったポジションとは反対方向の急激なレート変動の直撃を受けた。その結果、「急激な逆方向の為替レートの変動幅×取引対象通貨の数量=ポジション評価額」(←当然、マイナスの金額になります)が、「元本+これまで受け取った金利の総額」を一瞬のうちに上回ってしまったということです。
- NEWINN
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その当時のFX業者のシステムが脆弱で急激な相場変動が起こった時にシステムダウンが起きてロスカットが適切に起こらずに証拠金以上に大きな損害を蒙る事態にもなったのです。 例えば今日のレートをUSD/JPY=78円とし、ロスカットをUSD/JPY=75円としましょう。 この場合はドルを買って円を売っていますから、円高で損失を蒙ります。 その当時はレバレッジ200倍と言うリスクの高い取引も可能でした。 仮にシステムが正常に動いていれば、仮に大きく円高になってもUSD/JPY=75円で反対売買が行われ、それ以上の損失は発生しません。 しかし、仮に相場が大きく円高へ動き、そこへ来てシステムダウンが発生したらどうでしょうか? USD/JPY=75円を超えて円高が進んでいるにも関わらず、システムダウンでロスカットが行われません。 システムが回復したころには大きく円高に動いて、証拠金以上に損失が発生して数百万円という請求が来たりします。 これが社会問題となり、レバレッジ規制が行われるきっかけになります。 大雑把にいってしまえば、50万円程度の証拠金で10000万円クラスの取引が出来て、システムダウンの影響で本来ならば50万円のストップロスで済む所が、300万円ほどの損失になり、結果的に250万円の請求が来たと言う事です。 最終的な判断は自己責任です、質問者様の方でも考えて慎重にご判断ください。
補足
とても詳しい説明ありがとうございます。 回答頂いた例でいくと、請求された250万円は支払わなければいえないのでしょうか? ちなみに、その場合250万円の請求が来てもそれなりの儲けは得ていたと予想されるでしょうか?