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6月に着る和服
6月から9月にかけて、何回か和服を着ます。 黒地に雪輪と小花が書いてあるものに、 白地に黒でちょっとした模様が入っている、裏地が赤の半幅帯を買いました。 雪輪って、季節的に考えると12月から2月ころに 着るものではないのかと思うのですが、 6月から9月に着ても大丈夫でしょうか? また、帯揚を買う場合は、何色にした方がいいでしょうか? 半衿と長襦袢は、帯の裏地に合わせて赤系のものにしました。 高校1年生女子、身長150cmです。
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遊びで着物を着ている者です。 雪輪というのは、オールシーズンOKの紋様です。 冬なら冬で雪を表しますし、夏なら涼しさを表します。また、紋様自体が具象ではなく抽象的なものなので、特に季節を定めないとなるのです。 紋様は問題ありませんが、少し気になるのが6月から9月にお召しになるという点です。 お着物は、単ですか?それとも薄物?まさか袷ではないと思うのですが・・・ 着物の場合、裏地がついた袷は10月から5月まで、裏地は付いていないが透けない単は6月と9月、透ける薄物は7,8月というルールがあります。 結婚式などの本当にフォーマルな席では、盛夏でも袷を着用するケースが多いのですが、半幅帯を会わせるのであればカジュアルなのでしょう。この場合は、先に書いた月に合わせるか、初夏は先取りをして5月に単、6月には薄物となるくらいです。6月と9月なら単であれば大丈夫ですが、6月から9月で7,8月にもお召しになるのだと、単にしても薄物にしても時期外れになってしまう時があります。 実際問題として、5月でも袷は暑くて着ていられません。6月から9月に袷を着ていたりしたら、ご本人も暑いでしょうし、見ている側も暑苦しくてたまりません。 帯揚げ、帯締めは半幅帯なら使わなくても構いませんが、お使いになるのなら、モノトーンが基調ですから何色でも似合いそうですね。 私がするのでしたら、6~7月初旬には、薄めの水色や紫系統で涼しげにします。 7月後半~8月には、水色や紫でもいいのですが、夏の強い日差しや海のイメージでオレンジに近い黄色系や濃紺でしょうか。 9月になれば、ピンクや赤系、辛子に近い黄色系などの暖色を使います。 帯締めはぼってりとした感じでなければ、特に夏物でなくても構いませんが、帯揚げは、6~8月には絽のものを、9月には綸子などを使いましょう。 ご質問にはありませんが、長襦袢を帯の裏地に合わせて赤系は素敵だと思いますが、盛夏には、ちょっと暑苦しいですね。できれば白の方が涼しげになります。 また、黒字の着物に赤い半襟は私もした事がありますが、この組み合わせが素敵なのは冬だと思います。夏には、ちょっと暑さを感じます。半襟と足袋は白の方が素敵ですよ。 半襟についても、帯揚げと同様に6~8月には絽を、9月は塩瀬か楊柳を使うとお洒落です。 お召しになる場所がカジュアルだと、それほど気になさる内容はありませんが、もしもフォーマルな場だのお茶席だのであれば、上に書いた以外にも、着物の格が関わってくる場合があります。 蛇足かもしれませんが、絽というのは縞のように透ける部分が入った布、綸子・塩瀬・楊柳というのは薄いけれど透けない布の名称です。
お礼
とても参考になりました、ありがとうございます!