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米食と麦食に必要なたんぱく質

うろ覚えなのですが、以前米食と麦食はこれを補うたんぱく質に違いがある、という説を聞いたような気がします。 米食は大豆蛋白さえ補えば完全食になるのに対して、麦食は動物性蛋白が必要不可欠という説です。 世界の食料生産のことを考えると、莫大な飼料を必要とする肉食を減らして大豆(豆腐など)を大いに食べるようにすることが望ましいと思われますので、この説を宣伝しようと思うのですが、根拠の資料が見当たりません。 どなたか、本とかネット情報とか学者名とかを、ご存知の方は教えていただきたいとお願いします。

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  • mekuriya
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回答No.2

>また世界には未だに莫大な飢餓人口が存在することを考えると、食生活を従来の習慣に任せないで、世界の穀物生産を効率的な米作に変換するのがのぞましいと考えます。 素晴らしいお考えだと思います。今の日本で世界に眼を向けている人は貴重な存在です。ただし、その考えを結実させる為には、しっかりと現状の課題を認識する必要があります。 米は小麦とは比較にならない世界最強の収穫量を誇ります。それが中国、インドが巨大な人口を支えられる理由なのです。ただし、その代わり米は贅沢な生育環境を求めます。肥沃な土壌、豊富な水利、温暖な気候、どれ一つ欠けても米は育たない。それが今なお、世界の限られた地域でしか米が生産されていない理由です。 ところが近年、地球温暖化によって小麦栽培地帯で大規模な干ばつ、不作が頻発するようになり、食糧不足に陥った小麦輸入国が米の輸入量を増やすことで補おうという動きが出ています。そのニーズに応えるようにタイは毎年、米の輸出量を増やしています。 にもかかわらず、日本は米余りといいながら、食文化の西洋化にともなって、パスタだパンだケーキだスイーツだと逆に小麦の輸入量を増やしている。日本の米が高すぎるので、輸入小麦にどれだけ関税をかけても米に対して競争力があります。世界食料価格指数が未曾有の高騰を続けている事実を知る日本人は余りにも少ない。日本人は余りにも世界に無知無関心で国内のことにしか関心を持とうとしない。質問者さんのような視野を持つ人は本当に少ない。 FAO世界食料価格指数 2ヵ月連続で史上最高記録更新 今世紀前半は高値が続くとの予想も http://www.juno.dti.ne.jp/tkitaba/agrifood/foodsecurity/news/11030401.htm 日本が円高にものを言わせて、高値に釣り上げて、世界の貧しい人々の食料を奪って、やみくもにかき集めているといった現実があるのです。世界ではどうやって食料を増産しようかと無い知恵を振り絞っているのに日本だけが逆行して、逆に減反政策で米の生産を制限している。なんということでしょうか。さらに、日本は無理して輸入した食料も賞味期限が切れたとしてぱっぱかぱっぱかゴミ箱に捨てているのです。 5分でわかる食糧問題|環境問題を知ろう|NPO法人ネットワーク『地球村』 http://www.chikyumura.org/environmental/earth_problem/food_crisis.html 私が近年、注目している技術に米粉パンがあります。 三洋、“世界初”米から米粉パンが作れるホームベーカリー「GOPAN(ゴパン)」 - 家電Watch http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20100713_380367.html 近年、様々な研究所やメーカーが一斉に米粉パンの技術開発を推進しています。 米粉パンが大豆加工食品とリンクできるようになれば、質問者さんの問題意識の解になるはずです。 食事バランスガイド-大丸の「食育宣言」| 福岡・天神大丸 http://www.daimaru.co.jp/fukuoka/shokuiku/recipe/recipe01.html 今の日本には景気回復を叫ぶ人はいても具体的なアイデアを考える人は余りにも少ない。もっと世界に眼を向ければ、日本の食文化を世界に発信することが、世界の問題解決につながり、ひいては景気回復につながる可能性もあることに気がつくのではありますまいか。

kobatetu01
質問者

お礼

素晴らしい回答をありがとうございました。 日本人は世界のことを全然考えない、というご指摘本当に情けないと思います。 学生運動華やかだったころに、世界革命か?一国革命か?という議論があったことを覚えています。この違いをめぐって、三派の連中が派閥間で殺し合いまで演じたことがありました。 そのときに、「アフリカの飢餓を見捨てるのか?」などと息巻いていた学生は、今では老人になっていると思いますが、あのときの情熱は一体何だったのでしょうか? 要するに日本人には「思想」を持つことが不可能なように思えます。 これでは日本は世界の中で孤立するでしょう。 こういう日本が国連の常任理事国になりたいなどと思っているのは、まことに噴飯ものです。 何をしたい、ということが無くて、常任理事国という地位だけがほしいと言うのでは世界に通用するはずがありません。 ところで私も米粉パンに注目することとします。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • mekuriya
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回答No.1

うろ覚えや受け売りで宣伝するのは無知を宣伝するだけです。完全食などこの世に存在しません。竜や河童といった想像上の産物と同じです。事実は米のたんぱく質と大豆のたんぱく質はアミノ酸の組成が異なっていて、どちらも食べることで必須アミノ酸のバランスが相互補完的に良くなるというだけの話です。必須アミノ酸には大人で8種類、子供で9種類あります。どれか一つのアミノ酸でも足りないと人は健康を保てない。相互補完的というのは米に足りない必須アミノ酸は大豆には多く含まれていて、大豆に足りない必須アミノ酸は米に多く含まれているということです。小麦は米よりもプロテインスコアもアミノ酸スコアも劣ります。つまり小麦は米よりも必須アミノ酸のバランスが悪いのです。日本では古来より大豆加工食品を食べてきましたが、西洋では大豆は全く食べられなかった。日本と西洋の食文化には大きな差異があります。つまり西洋人には大豆加工食品を食べるという食習慣が無いのです。 質問者さんの問題意識は理解できます。とうもろこしや大豆を家畜の飼料に使うのは馬鹿げている。といって他人の食習慣を宣伝で変えることなど到底不可能だと考えた方が良い。 「がんもどき」のカロリー - 簡単!栄養andカロリー計算 http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/mame/ganmo.html 豚バラ肉のカロリー - 簡単!栄養andカロリー計算 http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/niku/butabara.html プロテインスコアとアミノ酸スコア http://hobab.fc2web.com/sub1-protein_score.htm

kobatetu01
質問者

お礼

まさに聞きたいことにぴったりの答えをいただきありがとうございました。 (「完全食」と言う言葉を使ったのは、うっかりの言い過ぎでした。) ところで紹介いただいたURLを読んで、江戸時代の日本人の食生活の方が現在より健康に良いことがわかりました。(若干肉食を増加) また世界の食糧事情と体の健康を考えれば、人類は米食と大豆を中心とした食生活に変えるように世界に向けて提案すべきと思いました。 科学的にそう言えるとすると、その次に人間の食習慣は人為的に変えることが出来るか?と言う問題になります。 そのうち健康に良いことの方は、宣伝やその他の政策によって、比較的容易に普及することが出来ると思います。 また世界には未だに莫大な飢餓人口が存在することを考えると、食生活を従来の習慣に任せないで、世界の穀物生産を効率的な米作に変換するのがのぞましいと考えます。

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