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司馬はイラク派兵に賛成するか?
1月1日の産経新聞の主張(社説)に司馬遼太郎が引用されていました。下記がそのURLです。読んでいただけますか? http://www.sankei.co.jp/news/040101/morning/editoria.htm 要するに産経は、司馬は“日本人はいいやつらだ”というものを再生産してゆくことしかないのだから、今回のイラク派遣に賛成するだろうと言いたいらしいのですが、私の知っている司馬観とちょっと合いません。華厳の滝哲学というのは思い切ってイラクに突っ込めという意味に取れるでしょうか?司馬さんは平和主義者ではないのですか?国粋的なところがあって、そのためこういうことを容認するような人なのでしょうか?司馬さんの人柄、司馬思想をよく御存知の方どう思われますか?
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- cse_ri2
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No.1さんと同様の意見ですが、司馬さんがイラク派遣に賛成するだろう という質問者の方の意見は、誤った見解である可能性が高いです。 原文である「司馬遼太郎全講演第3巻」を読んでいないの ですが、ここから引用した産経の見解では、 「司馬遼太郎は自らの結論を留保している。 が、逡巡(しゅんじゅん)しながらも日本には 「華厳の哲学」があることに言及する。」 としています。 華厳の哲学はどうかについてはまた考えなくてはいけませんが、 結論を留保しているとありますので、湾岸戦争についての 是非は結論を出していませんし、ひいてはイラク戦争の是非 についての推測は、憶測でしか言えないかと思います。 上記URLはあくまで産経新聞の社説ですので、ここだけ 読むと司馬遼太郎氏の意見が産経というフィルターを通して 歪められてしまいます。 私はこうだという結論は出しませんが、この件については 産経の社説だけではなく、司馬氏の原文を読んだ上で判断 を下すべき問題かと考えています。
- ranx
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> 産経は、司馬は“日本人はいいやつらだ”というものを再生産してゆくことしかないのだから、 > 今回のイラク派遣に賛成するだろうと言いたい これは違うのでは。司馬は結論を出していませんし、論説もそれを踏まえています。 湾岸戦争時「水火に飛び込む覚悟があるのか」ということについて、司馬が当惑し、 逡巡していたのに対し、「すでに水火に飛び込む決定が合法的にくだされ」ている現在を 対比させた上で、その既定の条件に向き合う心構えとして、自らの主張を司馬の「華厳哲学」 の延長に位置づけているわけです。「派兵すべきかどうか」はすでに問題ではないという 立場だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。私の読解力が不足しているせいか、貴方の書き方が悪いのかよく理解できません。 普通、誰かの言辞を引用する時は、己の主張を補強するのが目的ですね。産経の主張したいことが、司馬の志向する方向と正反対なら引用しませんよね。そこで、司馬の志向する方向が産経の主張する方向と同じかどうかが疑問になったわけです。でも司馬の世界観や人間観を完全に把握していないと、なかなか分かりにくいことだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
司馬さんがイラク派遣に賛成するだろう、とは私は思っていませんし、そのように書いてもおりません。むしろ反対するだろうと思っているのです。別のところで読んだものでは、彼は「もし、自衛隊が海外派遣されるような事態になれば、(彼は)反乱を起こす」と言ってましたから。