先ず貴方は言葉は出来るのでしょうか?なにか専門的な技術は有りますか?
LDCと言われるような貧しい国でも首都はそれなりに整備され高層ビルも立ち並び、それなりに収入を得ています。
貧しい人と触れ合いたいというなら最低、相手国の言葉がしゃべれることが必要です。英語や仏語などでは駄目で、カンボディアならクメール語ですね。カンボジア人相手に電話でバー、バー、と相槌が打てるようになったら大丈夫です。
カンボディアの奥地では、近所の農民が今日は収穫が少なかったと言って強盗に早代わりして観光客を襲うというのは極く普通に有ります。貧しい田舎ですとコブラは出ますしマラリアも有り、蚤や蚊が媒介する風土病も有ります。それとカンボディアの貧しい地域は未だ地雷が残っています。ラオスなどは一部地域ですが、住民が国道を通る外国人や金持ちを狙って射撃し憂さを晴らす(ただ撃ち殺すだけ)ことも有りますので、常に危険が有ると考えておく必要が有ります。
何の情報も持たず貧しい地域へ行きたいというのは女性が夏服にハイヒールでキリマンジャロ登頂を目指すような自殺行為で、日本人を保護する義務のある現地日本領事館が非常に迷惑します。
また首都プノンペンでも昔アジアスープという火鍋で有名な店の向かいにあるホテル香港(日本人のバックパッカーも利用していた)が地元ヤクザの反感を買い女主人ごと爆破されたことも有りますので、宿泊する時も十分場所を選ぶ必要が有ります。ホテルのダンスホールやディスコで入場者から物持込禁止のため危険物を一時預かるのですが、そこでゴロゴロ拳銃が預けられている現状が有ります。
言葉もしゃべれない、技術も無いというのでは足手まといになるだけです。従ってボランティアと冠した観光旅行に参加するしか選択肢はないのではないですか?
まぁそういう旅行を通して徐々に現地の状況を知り目的に近づくしかありません。ボランティアをやりたいという意思は尊重しますが、何事にも情報収集と準備(段取り)が必要なのです。