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RS-232Cが今も産業界でなぜ多く使われるの?
調べごとをしていて困っていることがあります。 RS-232Cは、なぜ産業界では今日も現役で使われていることが多いのでしょうか? そこに何か大きなメリットがあるのでしょうか? たとえばUSBとかLANとか他の通信規格に変えても良い気がするのですが・・・・
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RS-232Cが現在も現役である理由ですが 主に以下の3点があると思います。 ・USB・LANに比べて通信内容が単純 ・ノイズに強く信号が遠くまで届く ・低速なので扱いやすい 私も今までにRS-232C関連でシリアル通信を使った経験がありますが、 GUIの設定画面がない機器や、 GUIの画面が表示される前(OSが起動する前)の操作に使います。 そのため、複雑なソフトウェアの処理は期待できません。 USBやLANは、パケットやフレームという概念があり、複雑な処理を必要します。 それに比べて、RS-232Cのシリアル通信は、大変単純です。 それが、RS-232Cが現在も現役である主な理由でしょう。
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- mimazoku_2
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こういった理由があげられると、思います。 1,通信データにノイズが乗りにくいこと。(信号は、±12Vの電圧を使うから) 2,通信制御が行いやすく、双方向通信制御ができること。(制御だよ。) 3,RS-232Cでは、最大25m(だったと思う)の通信距離が保証されている。 4,上記長さを超える場合、RS-422という規格で行えば良い。 5,ハードウェア構成を選ばないこと。(これが一番の理由だと思う。OSやPCのシリーズの影響を全く受けない。) 6,これより上の規格になると、GP-IBという規格にすれば同じ事が出来る。 7,機器間の通信で必要なのは、タイミングなどの情報が中心なので、必要以上の機能はいらない。 8,回路がIC1個で済むので、サービスメンテナンス性が抜群、かつ、消費電流が少なくて済む。 9,電源投入後、リセット信号さえ与えれば、すぐに作動するので、ハードウェアの高速起動に貢献する。 これが、表面実装用RS-232C、インターフェイスIC(今は、こんなサイズです。) http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01279/
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誠にありがとうございます。 とても詳細にご教授いただき、大変勉強になりました。 通信をハードウェア~IC1個までとらえると、レガシーならでは奥深さを知りました!
- k210mm
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ちょっと誤解される書き方だったので 少し訂正を RS232Cがズバ抜けてノイズに強いのでは無く コストの割には良い成果が出ると言う具合です。 また、PCを接続して制御をとした場合、現在主流のPCから PC9801などの旧式のPCまで使えるという強みも有ります。 PC9801ってなんじゃそりゃ??と思われるかもしれませんが かなり旧式のPCでも品質が良く実績と信頼性があることから 今でも工作機の制御に好まれて使われていたりますからね
お礼
誠にありがとうございます。 キーポイントは、コストの割にノイズに強く通信データの信頼性が確保できるんですね。 おまけに新旧ともに使えるんですね。 大変勉強になりました!
- k210mm
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ノイズに強い(影響受け難い)のでノイズ対策しなくとも10mくらいまでは 何の問題も無く通信が可能であり、UART(通信装置・デバイス)にIC1個と数点の電子部品の 簡単な構成で動作する方式なのでコストパフォーマンスと通信データの信頼性もあることから 産業界では今でも人気があるんですよ
お礼
誠にありがとうございます。 とてもわかりやすかったです!