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企業の資産運用
オリンパスの含み損飛ばしは信頼を凋落させました。なぜ、企業が危険な金融商品である先物やデリバティブで運用をしなくてはならないのでしょうか。
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>オリンパスの含み損飛ばし ここがまさにポイントで、資産運用ではなくあくまで「損失隠し」のために深みにはまり、バブル崩壊から20年経ってようやく表に出てきたということです。 >なぜ企業が危険な金融商品である先物やデリバティブで運用をしなくてはならないのでしょうか。 猫も杓子も「(投機を)しなくてはならない」という雰囲気が社会に充満していたのが「80年代バブル」です。 バブル崩壊後は大胆な投機を行う企業は姿を消して、逆に損失隠しや年金運用のために怪しげな金融業者のカモになる企業が続出する結果になっています。 -------------- ちなみに、先物取引などのデリバティブの本来の目的は「保険」です。 保険なのでリスクを請け負う「投機家」の存在が欠かせないのですが、デリバティブが話題になるのは保険でリスクを減らした人ではなく、投機で資産を吹き飛ばした人のことばかりなので世間のデリバティブの印象は非常に偏向したものになっています。 『リスクヘッジとは』 http://www.finance-dictionay.com/2009/10/post_431.html 『デリバティブ』 http://www.weblio.jp/content/%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96 (参考) 『橘玲 公式サイト』より 『オリンパスの“飛ばし”はどういう仕掛けだったのか?』 http://www.tachibana-akira.com/2011/11/3506 『“無責任社会”は無限責任から生まれた』 http://www.tachibana-akira.com/2011/11/3498
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- hbafe88
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赤字になると社長はなんとかしようとしてギャンブルにはしるからです。 次の社長も自分の子分ですから引き継ぐわけです。 でもこのケースはあまりないです。 歴史の長い企業を苦しめているのは企業年金です。 普通、年金は5%ぐらいの予定利息で計算されてます。 JAL、ナショナル、GMと歴史のある有名企業の共通の悩みです。 10年国債が15年間も2%以下です。 普通は10年国債なら5%はあります。 差額の5%-2%=3%は本業から埋めざるをえません。 その分、競争力は下がるわけです。
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オリンパスほどの技術・ビジネスドメイン、事業利益を確立している会社がそのようなリスクある金融商品運用を自社でしなければならない理由がよくわかりませんでした。真面目系クズ的な素養が経営陣にはあったのかもしれませんね。
お礼
他社が運用で簡単に利益を上げれば、そのビッグウェーブに乗らなきゃというのが日本のバブルの風潮でしたね。顕微鏡とか堅そうな事業を持ちながらも引きずれるってのはよほどの熱気だったのかもしれません。損することを発表するのが怖いというのは日本人特有かもしれませんね。