No.1です。御礼ありがとうございます。
で、ちょっと補足いたしますと、画像にある平仮名は、「と」や「し」だけ別のフォントにしているわけではなく、全部同じフォントだと思います(漢字と平仮名は違うフォントの可能性がありますが)。
他の平仮名に「と」ほどの目立った特徴がないだけで、同じメーカーの同じフォントを使っているはずですよ。
あまり目立ちませんが、細かいことを言えば、「り」を続けて一筆で書いていたり、「た」も右側の「こ」の部分が特徴的だったり、「む」も点を独立させず続けて書いていたり……と、特徴的な「と」や「し」に合わせた書体になっています。
もちろん、特定の文字だけ別のフォントにすることも可能ですが、フォントが違うと文字の大きさや太さも微妙に変わってきますから、バランスが崩れ、文字間隔が開いたり行ががたがたになったりします。
ですから、よほど「強調しよう!」という場合を除いて、同じフォントを使うのが基本です。
たぶん、装幀された方は、この特徴的な「と」が使いたかったんでしょう。
昔の書物によく見られる形ですから、古めかしい感じを出したかったのかも。
私も一時期、気になる(読みにくい)フォントがあって、「どうしてこんな字なんだ!」と思っていましたが、今はなるべく「それも含めて装幀家の仕事なんだろう、それが味わいなのだろう」と思うようにしています。
お礼
再回答 ありがとうございます。 平仮名は同じフォントなのですか? 大変勉強になりました。 今日、本屋に行くので、フォントを気にしていろいろな本を見てみます。 (と を意識しているので、やたらこの と が目についてしまうんですよね。)