輪廻転生について考える

質問

一般的に人間の成長とは経験や知識の積み重ねによって構築されていくものだと思います。
しかし、輪廻転生という方法では前世の記憶がありませんので、常にゼロ（赤ん坊）から始めなければなりません。
輪廻する魂が同一のものとするなら、これは人生というチャンスにおける一発勝負を意味しているのでしょうか。
それとも輪廻によって魂の変質が起こり、より良き者へと変わる人生という名のステップでしょうか。

回答No.1

princelilac · ベストアンサー

現世は修行の場であるとされています。霊界は周りにいる人(霊)は、価値観・性格が全く同じ人ばかりで、変化がありません。地獄といわれる世界に住む人も、永久に地獄の苦しみが続くので、それが普通になっているようです。弱肉強食の野生動物のような世界なのでしょう。ライオンに食われるシマウマは自分を不幸だとは思わないでしょう。家具の隙間に住むゴキブリも自分を不幸だとは思わないでしょう。それと似ているようです。

　現世では善悪入り乱れて、千差万別な人が生きています。その中で自分の生き方の手本となるような人を見つけて、魂を磨くのが修行の目的だとされます。その場合、前世の記憶が残っていると、入試で問題が漏れてしまうように、表面的に善を取り繕ってしまうことになります。心の伴わない偽善では、魂の向上は見込めません。心のこもった善を行うためには、記憶を消す必要があるのです。

　現世での修行を全うし、魂の向上が達成できた人は、死後に高い階層の霊界にいくことになります。霊界では価値観が同じ人が自然に集まるからです。そこで次に生まれるチャンスを待ちます。

　蛇足かも知れませんが、自殺はこの修行の場から自分で勝手に離脱することになり、とても重い罪に問われます。この場合は、輪廻の前よりも低い位置にある霊界へ行くことになります。そして死の直前の苦しみが、死後も半永久的に継続し、自縛の霊となってしまうようです。自縛霊の周囲には、同じような価値観の自縛霊が集まりますので、怨みや悲しみが普通のことになってしまうのです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

確かに記憶がない方が修行の効果は高いかもしれませんね。
ただ、修行だという記憶だけは消さないでほしかったです。

回答No.5

burahuman

いやあ輪廻転生をそんなに本気で考えてもらっては困るなあ、あれは無知な大衆を誘導する為の方便なのに・・・と創始者が言っているような気がします。
当然現実の話ではない事ぐらい知らぬシフトさんではありますまいに。

どんな回答を期待しての質問なのか理解に苦しみます。

お礼

ご回答ありがとうございます。

現実かどうかは私たちには知るすべはないのですから無いとは言い切れないでしょう。
それにあってもなくてもどちらでもいいのです。
そのような考え方が現実にあり、それがどのような意味を持つのかを知ることはむだではないでしょう。
なぜこのカテでこの質問なのかというのを考慮してもらえればと思います。

回答No.4

okmoka

過去世と現世と来世を、業を引き継ぎながら転生するのが輪廻です。

人は、生まれながらに過去世の業を引き継いでいます。
もちろん赤ん坊として生まれますが、ゼロから始まるわけではありません。
生まれながらに障害を持っていたり、貧しい家庭に生まれた為にマイナスから始まる赤ん坊もいれば、大富豪の家庭に生まれた為にプラスから始まる赤ん坊もいます。
これらは、すべて過去世の業によって決まります。
そう考える事により、生まれながらの境遇を受け入れる事ができるのです。

人は、現世の業を来世に引き継ぎます。
現世で良い行いをすれば、来世では良い境遇に生まれる事ができますが、逆に、悪い行いをすれば、来世では人間に生まれ変わる事すらできないかもしれません。
そう考える事により、死ぬまでの生涯を正しく懸命に生きる事ができるのです。

よって、人生は一発勝負では無く、ステップの方があっているかと思います。

ちなみに転生は死によって行われるとは限りません。
現世の内に転生する事を目指す宗教もあります。

この様に人が正しく人生を生きる為に考え出された方便が輪廻だと思います。

方便とはいえ、「方便＝嘘」とは考えずに、生きる為の仕組みとして捉えてみてはどうでしょうか・・・

お礼

ご回答ありがとうございます。

業については私自身や他人を見て不思議だなあと思う事がいくつかあります。
前世から引き継いだというのもうなずけるほどの強固さがありますね。

＞現世の内に転生する事を目指す宗教もあります。

これは知りませんでした。
まぁ生きているうちが花というならばそれはある意味まっとうな考え方ですね。

回答No.3

noname#155457

原始仏教によれば。
人は欲望達成のために生まれてくるのです。

人間には過去世の記憶はありませんが『欲望』としての記憶があります。
過去世で経験した欲望の『貪瞋癡』が人間をこの世に生まれさせる原因です。

貪　＝欲望（性欲・物欲・金銭欲・自己顕示欲）
瞋　＝怒り・恨み・嫉妬・不満など
癡　＝無知（空を知らない・十二因縁を知らない）

それで、お釈迦様はこの『貪瞋癡』を滅して六道輪廻から解脱し死後、天界に生まれよ。といっているのです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど欲望のために生まれる、ですか。
そういう側面はあるでしょうね。

回答No.2

noname#228263

宇宙にあるものすべてが、進化をしようとしています。
生まれ変わったら、確かに記憶がありませんが、
魂をより磨くために、適切な親を選んで生まれてくるのだろうと思います。
より精神的な成長を目指していると思います。

福島大学の飯田史彦先生の本を購入されることをお勧めします。
質問者様の疑問はこの本のシリーズで解決するかもしれません。

お礼

ご回答ありがとうございます。

何のための進化なのかと思うところがありますが
紹介していただいた本は機会があったら読ませていただきます。