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北朝鮮の衛星打ち上げ、と日本の衛星
北朝鮮の衛星打ち上げが日本の上空を飛ぶことが問題になっていますが、一方日本の衛星が他国上空を飛ぶことについては、どうなっているのか、教えてください。
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>米朝合意でははっきりとミサイル禁止というのは、人工衛星も含むと書いてあるのでしょうかね? 北朝鮮外務省の発表(2012/03/01) われわれは米国の要請に基づき、朝米高官協議に肯定的な雰囲気を維持するための実りある協議が進んでいる期間、核実験と長距離弾道ミサイル発射、寧辺のウラン濃縮活動を一時停止し、ウラン濃縮活動一時停止に関する国際原子力機関(IAEA)の監視を認めることにした。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=140181 ですから、長距離弾道ミサイルを使わずに衛星を打ち上げる事を禁止してはいませんね。 (まあ、宇宙5法のうち「宇宙条約」「宇宙物体登録条約」には加盟していますしね。) つまり、条文とおりだとロシアや中国に衛星を打ち上げてもらったり、スカッドミサイル(射程数百Km)程度で打ち上げる事(まあ、前の将軍様を称える歌を流す衛星程度なら十分すぎる能力が有る)で、衛星を所持する事は出来ます。 (ちなみに、日本が初期の頃に衛星を打ち上げにつかったロケットはスカッドより小さなロケットでした。) なお、昨今北朝鮮を非難する時に使われる、「国際連合安全保障理事会決議第1874号」では 2 北朝鮮に対し、いかなる核実験又は弾道ミサイル技術を使用した発射もこれ以上実施しないことを要求する。 3 北朝鮮が、弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止し、かつ、この文脈において、ミサイル発射モラトリアムに係る既存の約束を再度確認することを決定する。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpori1874.html つまり、国連の決議は米朝合意より遥かに厳しかったりします。 なんせ「いかなる弾道ミサイル技術を使用した発射(ミサイルで無くロケットですと言ういい訳も認めない)もこれ以上実施しない。」とされていましたから。 (まして、国際連合憲章第7章に基づく制裁措置まで明言されている。) 個人的には、ほんの1週間前まであれほど米国の弱腰態度を非難していた声が瞬時に消えたのに驚いているのですが…。 (交渉を進める為(双方妥協する為)に、米国はコスい手を使うなぁ~~と私は思っていたのですが。)
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- oshinabe
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宇宙条約という取り決めにより、宇宙空間においては各国自由な起動で衛星を飛ばしていいという取り決めがあります。日本も北朝鮮も批准しているため、お互いの衛星が上空を飛び回ることに何の問題もありません。
お礼
ありがとうございました。 簡潔な回答に感謝します。
- DDRSDRAM
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衛星については、世界各国の衛星が世界各国の上空を回っています。その辺は問題になっていません。 問題になっているのは打ち上げ時のロケットが燃え尽きた後、どこに落ちるかです。北朝鮮の場合、打ち上げ途中で燃え尽きた1段目と2段目が他国の近くに落ちるので問題になっています。 一般に、ロケット打ち上げ時は、発射場付近や下段ロケットが落ちる可能性があるところを前もって通知します。打ち上げ失敗時にはロケットを途中で自爆させ変なところに燃えカスが行かないように工夫します。 ところが、北朝鮮のロケットは性能が悪く、前回は燃え尽きたロケットの落下場所が発表された地点より数百キロずれました。今回は、北朝鮮はできるだけ他国を通らないようにルートを工夫したものの、韓国の直ぐ東に1段目が落ち、石垣島付近の上空を通過してから2段目を切り離し、2段目はフィリピンのすぐ西に落下する予定です。これではちょっとでもルートがずれると韓国、日本、台湾、フィリピンのいずれかに燃え尽きたロケットが落ちる可能性があります。それで騒いでいることが問題点の1つ目です。 北朝鮮は、北にロシア、西に中国、南に韓国、東と南に日本があって、他国の上空を通らずに衛星を打ち上げることがほとんど不可能です。普通は、こういう場合、他国の打ち上げ発射場を使います。あるいは、他国のロケットで衛星を打ち上げることもあります。 他国の上空にロケットが落ちる可能性があるのに打ち上げを強行するのは、ロケットの開発が目的では?と疑われる理由の一つになっています。 日本の場合は南と東には国は無いので、宇宙に上がるまで他国を通りません。H2の1段目とM5の1、2段目は太平洋上に落ちます。(H2ロケットの2段目は宇宙に上がってしまいます。)打ち上げに失敗しても全て太平洋上に落下します。 H2の打ち上げ失敗時には自爆して全て太平洋上にロケットが落下しました。中国では打ち上げ失敗時に自爆できず、ロケットが村に落下し死者が出ました。北朝鮮のロケットは自爆装置があるかどうかも怪しいところです。 普通、ロケットの打ち上げ場は東側が海(大海)のところが選ばれます。日本は種子島と内之浦(鹿児島)、アメリカはフロリダに、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)はフランス領の南米ギニアに発射場があります。北朝鮮の場合は自国に発射場に適したところがありません。もっとも、発射場を貸してといっても「そんな金あったら米買え!」といわれるのがオチでしょう。飯を恵んでもらってロケットなんか打ち上げる必要があるのか?ということが問題点の2つ目です。 そして、3つ目は、衛星の替わりに核弾頭乗せるのでは?という疑念です。日本は自国開発のロケットがあるもののアメリカやヨーロッパに衛星を打ち上げてもらうことが結構あります。北朝鮮の場合には食糧援助を受けながら自国開発のロケットにこだわっているのでやっぱりミサイル開発をしているのではと疑われる理由になっています。衛星打ち上げロケットと核弾道ミサイルはロケット部分が同じで積んでるものが違うだけです。
お礼
詳しい回答ありがとうございました。 よく解りました。
>>北朝鮮が衛星と言っているのですから、 >>衛星の打ち上げ実験なのではないでしょうか? あなたは、子供を30人犯して殺した犯罪者が言う言葉と、 平凡なサラリーマンが言う言葉を同等に扱われるのですか? そういうことですよ、あなたがおっしゃっていることは。
お礼
ありがとうございました。
補足
国家という存在をまるごと犯罪者扱いする、ということが平気で行われている日本人が多いのですが、これこそ非常識というものです。 昭和の戦争をした日本は、世界から犯罪国家扱いをされましたが、それは間違っている、と私は考えています。
- pri_tama
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>他の回答を読むと、衛星ではなくてミサイル、断定していますが、そういう区別はできるのでしょうか? 区別など有りません。 搭載している物を再度地球上に落ちてこない高度・速度にする物を衛星打ち上げロケットといい、地球に再度落ちてくる程度にエンジンの噴射を抑えていると、弾道ミサイルに成ります。 ですから米・露(旧ソ連)などは、弾道ミサイルを小型衛星打ち上げに流用(或いは弾道ミサイルの発展形が衛星打ち上げロケット)していたりします。 なお、ロケットの打ち上げには、もし事故を起こした場合その責任に関する国際条約(宇宙損害責任条約)が有りますが、これは仮に打ち上げ国家に何ら過失が無かったとして起った被害は全額無条件で負担する義務(無限の無過失責任)が有ります。 (この条約は、国連総会の決議に基づき結成された委員会が所掌して作られたもので、「宇宙5条約」の一つ。) 北朝鮮は、この条約(自前で打ち上げる事なんか出来なさそうな発展途上国ですら署名・批准している)に加盟していませんから(責任を負う事から逃げている)、打ち上げる資格など有りません。 まして、北朝鮮はミサイルや核兵器の実験停止や放棄する事を約束して、アメリカなどから食料援助を受けていたのですから…。 (約束違反をしたのですから、非難されるのは当然です。)
お礼
ありがとうございます。
補足
米朝合意でははっきりとミサイル禁止というのは、人工衛星も含むと書いてあるのでしょうかね?
実態はミサイルだと言うことは、ノドン、テポドンと 弾道ミサイルを発射してきましたから。 ある時から急に衛星だといいだしたのです。 今まで北朝鮮が人工衛星を打ち上げ、成功したかの報道をしていましたが、 そんなものがロケットから切り離された痕跡はありません。 、
お礼
ありがとうございます。
- jyuedan
- ベストアンサー率36% (45/125)
相変わらず質問の主旨を理解できていない方が多いようです。 質問の主旨は以下でよろしいでしょうか。 (北朝鮮に限らず)人工衛星が他国の上空を飛ぶのは、領空侵犯になるのか? 回答:衛星軌道は国際法では領空ではないので、問題は発生しません。 【領空侵犯】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%98%E7%A9%BA%E4%BE%B5%E7%8A%AF (領空の範囲は大気圏に限られるため、宇宙空間(衛星軌道など)を移動する人工衛星やスペースシャトルなどは領空侵犯に当たらない) 打ち上げの途中で他国の「領空」を通過するような軌道の取る場合は、問題になります。 関係国の理解と協力が必要になるでしょう。 日本の場合は、国土は狭いのですが、領海は広大なので、そこを通る間に高度があがるので、問題になることはないでしょう。 故障や事故等で高度が取れない場合も領海内に墜ちている筈ですから。
お礼
質問に対する正確な解答をありがとうございました。
補足
ありがとうございました。 解りました。 詳しい方のようですので、もうひとつご指導お願いいたします。 他の回答を読むと、衛星ではなくてミサイル、断定していますが、そういう区別はできるのでしょうか?
「打ち上げる物が人工衛星ではないかも知れないから」と問題になっているんですよ。 数年前にも、ミサイルを打ち上げたくせに彼らは、「人工衛星を打ち上げた」 などと言っていましたが、ご存じありませんか? そういうことがあったから、「今度もやらかすのではないか」となっているんです。 長距離ミサイルを国土に落とさせる訳にはいかないでしょう。 人工衛星などを打ち上げる際には各国と調整してから行います。 打ち上げる段階だけではなく、 打ち上げた後宇宙空間で事故でも起こしたらとんでもないことになりますし。
お礼
北朝鮮が衛星と言っているのですから、衛星の打ち上げ実験なのではないでしょうか? でもとにかく回答をありがとうございました。
お礼
日本国民の弱点は国際センスに欠けていることだと、常々思っていました。 国際センスというのは、それぞれの国の立場を理解することです。 今回の私の質問の趣旨は、北朝鮮が人工衛星と言い張っているのですから、その言い分が国際的にどの程度説得力があるか?という疑問でした。 回答のおかげで、北朝鮮の言い分はそれほど間違っていないことを知りました。 もちろんその答えと日本としてどうするか?という問題は別です。 しかしそういうことを質問すること自体に怒る人が居て、国際センスに欠けている人が多いことも解りました。 そういう観点でベストアンサーを選びました。 ありがとうございました。
補足
米朝合意だけでなく、国連決議まで、行き届いた説明をしていただいて、感謝します。 そこでもうひとつ教えてください。 米朝合意違反は、約束違反ですから、道徳的に批判できることですが、これには違反していない、と北朝鮮として弁解できる余地はある、ということでしょうか?