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ヒッチコックの「白い恐怖」の結末について
ヒッチコックの「白い恐怖」の結末ですが、 犯人が「彼のことはよく知らない」「彼のことはあまり好きでなかった」 「彼はいい人だった」と言って去った後、 ヒロインがこれらの発言に不意に疑問を抱いて 急展開で解決に向かいますよね。 ヒロインが手帳を開いて、何か確信するのですが、 日本語字幕しかない録画だったので、 上記3つの発言と手帳の内容についてどなたかご存知の方がいたら このあたりの納得できる説明をお願いできませんでしょうか。 原作を読めばスムーズなのかもしれませんが、 どうぞよろしくお願いします。
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犯人は被害者と面識がなかった (だから若い男が被害者とすり替わっていたことに気がつかなかった) はずなのに、どうも知っていたかのような発言だったので ヒロインは若い男の夢について引っかかっていたことを考え直してみたわけです。 手帳に書いてあったのは若い男の夢の内容のメモで、若い男が医師らしき男(被害者)とカードをしているという下りのところです。 ヒロインが引っかかっていたのは、夢の中で医師らしき男を罵倒するクラブのオーナーの存在で、これこそが真犯人だと分析し、しかもそれが誰なのかも分かってしまったということで、こののち真犯人との対決となるわけです。 ヒロインは真犯人に質問を投げる形で、学者としての立場で客観的に夢を分析させてみて、結果的にそれが自白と同じことになり追い詰めることになるわけです。
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- surumeika23
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ええと、これはネタばれになってしまうのでしょうか。 最初の方で、犯人が、彼(エドワーズ博士)とは全く面識がない、 今回初めての顔合わせである、ということを示していますね。 ところが終盤になって、ヒロインに対し、犯人がぽろりと エドワーズ博士を「よく知らなかった」と漏らしてしまうわけです。 「よく知らなかった」すなわち「少しは知っていた」のだ、 ということに気づいたヒロインは、急いで手帳をめくります。 それは、エドワーズ博士として赴任してきたが実は赤の他人だった人物の 見た夢を記録した手帳です。 犯人もヒロインも精神分析医です。 ヒロインは手帳を携え犯人の部屋を訪れ、二人で夢分析を行うことによって、犯行を暴くのです。 (夢内容とその解釈は御覧になりましたね。) たった1つの夢をもとに犯罪の再構築をする、これはちょっと無理ありすぎとは思いますけどね。
お礼
随分昔の映画なのに、早速ご親切にお返事をいただきありがとうございます。 ヒッチコックのものにはいろいろと問題のある作品も多いようで、 お返事をいただいて改めて最初から見直したりしたのですが、 細かい所を詰めようと思うのが無理なのかもしれないと思いました。 ヒロインの美しさを堪能するレベルで充分なのですね。 私も、若い頃、フロイトやニイルに傾倒し、精神分析や夢分析などにも、 関心があった時期がありましたので、なつかしく流せばいいのだろうと 今は思っています。 どうもありがとうございました。
お礼
随分昔の映画なのに、ご親切にお返事をいただきありがとうございます。 ヒッチコックのものにはいろいろと問題のある作品も多いようで、 お返事をいただいて改めて最初から見直したりしたのですが、 細かい所を詰めようと思うのが無理なのかもしれないと思いました。 ヒロインの美しさを堪能するレベルで充分なのですね。 私も、若い頃、フロイトやニイルに傾倒し、精神分析や夢分析などにも、 関心があった時期がありましたので、なつかしく流せばいいのだろうと 今は思っています。 どうもありがとうございました。