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エネルギー関連の研究から普及まで担う企業
最近、様々なエネルギー問題が取り沙汰されていますが、 より良いエネルギーを研究し、社会に役立たせるためには、 研究から普及までを一貫して行う必要があると思います。 そこで質問なのですが、 エネルギー関連の研究から普及までを一貫して行うような企業はあるのでしょうか? 教えてください。 また、エネルギー関連でなくても、研究から普及までを行うような企業・組織がありましたら教えてください。 よろしくお願いします。
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エネルギー関連でなければ研究から普及まで行う企業はたくさんあると思います。たとえば化粧品や医薬品、電気製品、食品などです。しかしこれらの製品は単価が安く、失敗してもリスクが少ない製品です。新エネルギー開発は莫大な資金がかかるうえ、さまざまな技術とビジネスの組み合わせですから、資金面と技術の広さという点で一企業での開発は困難だと思います。 しかし、国にとって新エネルギー開発は必要な事業ですから、国が支援することになっています。代表的な政府機関として新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)があり、これが日本の新エネ開発の総本山のようになっています。http://www.nedo.go.jp/ NEDOが新エネ開発の方針を示し、これに合わせた形で企業が参加し、NEDOが資金援助をして全体として新エネ開発が円滑に進むようにしています。 また、企業同士が技術や資金を持ち寄って、研究組合という組織を作って研究する場合もNEDOが資金を提供しています。 ちなみに、アメリカの場合は、エネルギー省(DOE)が新エネ開発の総本山です。http://energy.gov/ DOEはNEDOと同じように企業や研究機関の新エネ開発に資金を提供するほか、傘下に再生可能エネルギー国立研究所(NREL)持ち、再生可能エネルギーの総合的な研究を行っています。 日本でもアメリカでも新エネ開発は一企業では難しいので、NEDOやDOEのような国の支援によって国策として行われているわけです。ただし、国が技術開発を支援する場合、どうせ国の金だ、自分の腹が痛むわけではない。というような安易な方向に流れてしまう。単なる税金のばら撒きの陥る危険性もあると思います。(これは日本もアメリカも同じですが・・・)
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- aburakuni
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質問者さんの意図が自分の進路に係る対象と言う事で考えましたので、企業に限定しましたが、組織については雨後の竹の子の様に沢山の数はあります。 ただその多くは#2さんの仰る国の金で動くもので、官僚の天下り・有名大学教授の小遣い稼ぎ・大企業の非主流の派遣で成り立っているので、まっとうな成果は望めないと言うのが個人的意見です。 例えば藻から石油を作る研究については、国際的には一番有力と見られている研究が、学会の主流ではないと言う事でまともに取り上げられていません。 また、自動車燃料に対する新燃料の研究・普及については、日本ではJATOP、米国ではCRC、欧州ではCONCAWEと言う組織がありますが、JATOPの研究は未だ他の2つが結論付けたものの後追いです。 米国ではバイオ燃料の普及率が10%、欧州でも3%程度に達しているのに、日本では0.4%と言うのがその部門の答えで、他の産業と同じガラパゴス化を大企業が望み官・学が支持すると言う構図です。 NEDOにしても同工異曲であり、もし私が前提としていた質問者さんの意図が「参加したい」と言う事でしたら、偉くなるしかないと言う事ですね。 最もIHIレベルの中位メーカーが開発を行ったりする動きもありますので、開発と販売をコーディネートする道はありますが、それはトップ企業が反対しますね。
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ご回答ありがとうございます。 研究といっても、いろいろ難しいのですね。 参考になります。 ありがとうございました。
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
石油メジャー、特にエクソンモービルとシェルはそういった役割を果たしています。 日本ではJXになりますが、やっていることの規模は遠く及ばないですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どちらかというと、石油関係の企業になるのでしょうか。 その他の新エネルギーなどを担う企業もあるのでしょうか。 また調べてみます。 参考になります。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、エネルギー開発と他の分野では違うんですね。 具体例も挙げていただいて、勉強になりました。 ありがとうございました。