協力隊には、2度参加しました。
ケニアに2年、ブータンでは延長して3年いました。
テストは、職種別に競争率が違うので、一概には言えません。
競争率1倍以下で、条件さえ満たせば100%受かる職種も
あれば、100倍近い競争率の職種もありますので、協力隊の
サイトで、ご自分の受験可能な職種でご確認下さい。
協力隊は、技術移転が目的であり、原則、何らかの専門
技術を持った人間を派遣するので、帰国後も同じ職に就く
人が多いです。
ただ、職種によっては、たとえば僕のような建築設計だと、
協力隊への求人は海外コンサルばかりで、ケニアから帰国
後は、ソロモン諸島、西サモア、カンボジア、エチオピアなど、
海外を転々としました。
自分に与える影響は、全く色々です。
そもそも協力隊という組織が存在するのは、派遣前訓練時
だけで、派遣されると相手国政府のスタッフになります。
地方だと、協力隊の調整員が年に1~2回様子を見に来る、
年数回報告書を出す、手当てを振り込んでくれる以外は、
全く個人プレイですので、当人の意識次第で、心を病んで
引きこもる人もいれば、女性とべったりでロクに仕事しない
人もいるし、帰国後にそなえてコツコツ自分を高めている人
もいます。
どれが良いとは言えません。大きな犠牲(日本でキャリアを
中断するのはまともな就職先がなくなるリスク大)を払うのは
当人なのだから、相手国に迷惑をかけない範囲で、自分の
夢を実現すればいいのです。
大活躍して相手国の国王から表彰されるより、協力隊に
とっては、“怪我をせず、トラブルを起こさず帰国する”方が
大事なのですから。
1つ言えるのは、良くも悪くも、日本の社会が持っている
「1つの色に染める」という潜在的な体制からは脱却できます
・・・その結果、心を病んだり、日本社会で問題児になったり
する事もあれば、独自の考えや生き方を見出す人もいますが。
お礼
丁寧にありがとうございます。 私もよく検討してみます。