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大学における他学部聴講制度と医学部医学科の例外
- 大学において、他学部聴講という制度がありますが、医学部医学科では聴講が不可です。
- 医学部医学科の授業は全て聴講不可であり、その理由は定員制限や医師の学力低下防止の可能性が考えられます。
- 他の大学ではどうなっているかは不明ですが、聴講生が医師国家試験の資格や能力を得ることは難しいと思われます。
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主たる理由は前の回答にあるようにカリキュラムの違いでしょう。他学部のように前期、後期ときっちりわけれているわけではありませんので、事務手続き上の煩雑さもあるでしょうね。 「聴講生が医師国家試験を受ける資格も能力(学力)も得られるとは到底思えません。」というのは妙な理屈です。資格がないのは法律上の問題ですので、議論になりませんし、能力が得られないというのであれば受講する意味がないということです。講義というのは、それを理解させることが目標であり、医学科であればそれによって国家試験に合格するような能力を身につけさせることが目的です。講義内容を理解できないのであれば、受講する意味がありませんし、そういう受講者を排除するのはさほど理不尽とは思えません。医学部のカリキュラムというのは、全体が相互に関連しているはずです。よくある誤解として、医学部は入るのは簡単だが、中での勉強はたいしたことがないと言うのがあります。しかしながら、現実には他学部に比べてかなり厳しいカリキュラムになっています。それまでに学んだことの積み重ねの上に、講義が行われます。それを外部から来た人が理解するのは難しいでしょうね。 また、大学で学部の授業ともなれば専門性が高くなります。そして、そもそも大学というのはカルチャーセンターではありませんので、その分野での素人を相手にはしていません。医学部であれば医学部でそれまで学んできた学生を対象とし、医学部の学生以外を素人と見なすのは当然とも言えます。もちろん、医学部側の選択肢として、それでも講義を他学部学生に解放するというのもありますが、そうしないという選択肢もあるはずです。なぜなら講義を行うにあたって、学生の質というのは重要です。出来の悪い学生に足を引っ張られて、全体のレベルが低下することもあります。そういったことを危惧して、部外者を排除するというのも理由としては納得できると思います。
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- tekcycle
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昔理3の友人から聴いた話。 だから今は違うかもしれないし間違っているかもしれません。 高校の時間割を想像してください。 月曜日が、リーダー、数学、地理、体育、国語、化学。 火曜日が、英文法、古典、理科、数学、物理、政経。 水曜日が.....。 なんて風になっていると思います。 普通の学部はそうです。 ところが東大の理3は(1、2年の時はどうか知りませんよ)、 今週と来週は全部xx学。 再来週とその次は全部yy学。 なんてやっているそうな。 だから、xx学の講義は取らない、となると、その間ちょっとした休みが取れる、とのことでした。 あくまで聞いた話では、ですよ。内容に大小違うことがあるかもしれません。 こういう講義を他学部の者が取ろうとしても、xx学に2回か4回か出席できる程度で、意味がないでしょう。一週間か二週間かしたら、そのコマは他の講義になっちゃうわけですし。 講義にモグリがいたところでどうということはないでしょう。まして正式に手続きをしたのであれば。 定員がどうこうというのは、実習や演習など、物理的に人数が限られることのみ問題となるはずです。 例えば、あなたの高校の理科の実験に、モグリが10人加わるわけにはいかないでしょう。 椅子くらいはどうにかしても、実験道具を準備していないし、道具が無いかも知れません。 どこの馬の骨ともつかぬ者に実験やらせれば、大事故が起きるかもしれませんし。 予算的にもどうでしょう、って事になりますよね。 > 将来の医師の学力低下を防ぐためですが、 そもそも医者に高度な学力なんて要らないんですよ。 あれ、ただの現場労働者でしょ? 医者は賢い、なんてのは、医者になればお金ががっぽがっぽだから、ということで、法学部と同様に、金に釣られて人がたかって、それで難しいだけですから。 だから、法律家と医者って、少なくとも入学時の学力的には賢いハズなんだけれど、とってもバカになって卒業していきます。 そしてとうとう裁判官にはお目付役がついたわけです。 法律家なんてのは、そもそも国の機関に於ける一介の技師過ぎないわけです。 役人の方が上、国1の方が上、という意識があるので、それでやり易かったんでしょうね。 法律家と医者に共通するのは、どちらもギルドを形成し、政治的に圧力をかけ、人数制限をすることで、自分たちの暴利を守ってきた、ってところです。 限られた人数で、暴利が得られる、だから人が殺到し、それで医学部の場合は入試が難しくなるってわけです。(法学部の入試はちょっと違いますよね) レベルが下がって困るんだったら、帝京大学なんて潰せば良いだけなんですよ。 ところが、そこは自分たちの就職先でもあるわけですし、黄金色のおいしい木の実が成ってそうなところだから手離さないわけです。 医学科と物理学科や数学科の連中、どっちが頭良いでしょうね。 後者の方が頭が良くなければならない、ってのは間違いないですけど。 東大のトップレベルの頭脳を持っていても、医学科になんて居たって悪知恵以外に役立たせようがありませんから。 だって、医学以前に生物学が判らないことだらけなんですから。 頭の良い奴が何考えたって無駄なんです。何も解決できません。 必要なのは、ルーティーンワークをきっちり守ることですから。東大のトップレベルの頭脳までは不要です。
http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/nyuushi/sub1.html 富山大学では、高校生を対象にしたものが実施されています。
http://www.med.gunma-u.ac.jp/admissions/others/auditor.html 群馬大学にも、上記のような決まりがありました。
http://www.office.kobe-u.ac.jp/plan-rules/act/frame/frame110000294.htm 神戸大学に上記のような規程がありました。
医学部の学生時代を題材にした書籍です。 時代がやや古いですが、すべて読みました。 アマゾンなら購入できると思います。 南木 佳士 『医学生』・・・・秋田大学が舞台 永井 明 『新宿医科大学』・・・・東京医科大学が舞台 米山 公啓 『医者の半熟卵』・・・・聖マリアンナ医科大学が舞台 渡辺 淳一 『白夜』・・・・札幌医科大学が舞台
- potatorooms
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進度が全く違う、そうとうクローズされた中での講義が続く、というのが医学部だと思うといいかと。 事前の充分な予習、宿題などがどんどんと課されていきますから、並の大学だと他学部の学生が一緒にいるのは邪魔にしかなりません。 東大もそうだとは言いませんが、一般的な大学だとそんな感じです。
うまく説明できないかもしれませんが。 まずは、「医学科は他学部や他学科から独立した存在だ」と思ってください。 質問文にも書かれているとおり、医学科では医師を養成するために授業をしています。 単に、教養として勉強しているのではなく、将来、医師国家試験に合格させるためにカリキュラムが組まれています。 授業は、すべて必修科目であり、選択科目はありません。 これは、どこの大学も同じはずです。 ひとりの医師を養成するのには、お金がかかります。 それは、私立大学の医学部の授業料を見ればわかります。 勉強だけではなく、サークル活動も医学科は別になっています。 そもそも、学舎も他学部とは離れた場所にあることが多いと思います。 医学部医学科は、6年間同じ授業を受け、同じ試験を受けていき、卒業します。 同じ志を持った同期として行動を共にします。 運命共同体というのは大袈裟でしょうか? ただ、将来、同じ職業を目指していることは確かです。 試験に合格しなければ、もちろん留年です。 最近は、看護師も看護学科などで学びますし、臨床検査技師、放射線技師になろうとする人も大学で学びますので、医学科の授業に近いことは学びます。 質問の趣旨からは外れますが、大学院の医学研究科で医学を学ぶことはできます。 ただ、薬学部など理系学部が多いですが、法学部を卒業して修士課程を経て、博士課程で医学博士号を持っている方もいます。 法学部の場合、法医学教室に二人知っています。 千葉大学の武市さん、横市大の南部さん。
お礼
回答ありがとうございます。そうですよね。当然ですよね。馬鹿馬鹿しいしつもんをしました。ありがとうございました。 *医学部に入るのは簡単だが→医学部に入るのは難しいが、の間違いですよね?