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「共犯者」で残る疑問点
「共犯者」の最終回を観てまだ疑問に残る点がたくさんあったのでここで皆さんの意見を聞こうと思って来てみたら、すでに色々な意見交換がされていて、それを読んでかなりの疑問点は解消されたのですが、あと少しだけ確認したい点があります。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 ●大村は、美咲が二重人格者だと気付いた為に殺された--とのご意見が多いようですが、大村は小林の面会に行った際に、小林から「あそこに行ってみな」と言われて希の所に行ったんじゃなかったでしたっけ?(で、希に逢う前にドアの所でマサト(=美咲)に見つかる。)って事は、美咲が二重人格者だと気付いたのは大村ではなく小林の方では?(結局小林も殺されているから細かい事は突っ込まなくてもいいのかな?) ●マサトから会社に電話があり、「会社には掛けて来ないでって言ってるでしょ」などと会話をしながら結局外で逢う約束をしているやり取りを、部下の女子社員(名前は忘れましたが、常務と付き合っていて、美咲の行動を逐一メールで報告していた子)に見られて、「誰かから連絡があって外で逢う様だ」とメールされていましたよね。マサトが実在の人間でないとすると、あれはどうなるの? ●希は美咲とはどういう関係?彼女は美咲の遺骨を持っていました。美咲には身寄りの者がいないのかもしれませんが、ただのご近所さんというだけの希が遺骨を骨壷そのままもらえるものなんでしょうか?希は本当にただ向かいのマンションに住んでて、美咲の家を覗いているうちに美咲が二重人格だと知って、自分もそうだったので感情移入したか何かで美咲を友達だと思うようになっていっただけの人物(それ以上でもそれ以下でもない)なのでしょうか?
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再び#1です。daredevilさんの回答&hanimaruさんの補足拝見しました。 私なりの解釈(自分に言い聞かせている)を少し。 美咲の罪を償う意識・・・の件ですが、確か中尾常務が自宅地下にアタッシュケースを隠す時美咲に、「秘密を握っているから裏切れないぞ」と言うようなことを言っていたと思います。(←ってことは手紙の存在&チェーンに隠したことを中尾は知っていたのかも疑問です。)中尾と美咲は共犯者だった訳で自首することは許されなかったのだと思います。 それにマサトのセリフから感じたのですが、恐らく美咲は紗江に対しては「殺して申し訳ない」という気持ちがあったけど、犯した罪に対しては申し訳ないという反省の気持ちが無かったように思えます。紗江の幻想に対しても「君が悪いんだ。こうするしかなかった。」と言ってますし。 せいぜい「15年間恋もせず、お洒落もせず、女性としてのごく普通の幸せな生活を夢見る事も捨て地味に暮らしてきた」ことが、もう恋もオシャレも幸せな生活もできない死んだ紗江への償いであり自分への罰だったのだと思います。 私なりの勝手な解釈ですが、なんせ最初の方のシーンも忘れかけている部分もあるので自信は無いです。 やっぱりもう一度最初から見たいナ。
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- daredevil
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ども,daredevilと言います。 【共犯者】 http://www.ntv.co.jp/kyo-han/ 疑問1.大村&小林 漫画家小林の「あそこに行ってみな」という発言はうる覚えですが,少なからず木場圭一郎が小林へ聞き込みに来た際に車を借りる冬川美咲とのやり取りを聞いていますし,それに【小田広海(乙葉)】の葬儀にも様子を伺いに行っているので大村いずみ(はしのえみ)自身冬川に対して疑問を持っていたと思います。 疑問2.冬川美咲への電話 冬川の行動をチェックしていた女子社員は【沢井恭子(松尾れい子)】で中尾常務と付き合っていた女です。確かに冬川美咲への電話はウエヤマサトが実在していないとするのであれば不自然ですね。これはドラマの脚本上強引につなげたシーンなのか,あるいは本当は電話は全然違う相手からだったのを冬川美咲自身の妄想の中でウエヤマサトとの会話になっているのか,電話は本当は鳴っていないのに冬川の世界の中で電話をとってウエヤマサトとの会話になっているのか,色々に受け取れます。 疑問3.北岡希と冬川美咲との関係 警察署の遺体安置所から引き取り手のない身寄りなき者は【無縁仏】なので税金で火葬されると思われるので,法律上遺骨などはゴミなどで捨てると刑罰が科せられますが友人として引き取るうえでは木場のコネクションも使えば問題ないと思います。 最終話で木場から携帯電話で北岡に対して『冬川に共犯者がいるのだろう。正体は誰なんだ?』と詰め寄るシーンで言葉では聞こえないで口パクで北岡が何かを木場に話すシーンがあります。あれは引きこもりの北岡も実体験で冬川のように現実にはいない第3者の友人がいて,冬川自身に起こっている現象を知っていてそれを木場に教えた,という説があります。そこに北岡自身が言いようのない共通点を冬川に持っていると推測されます。ドラマの最初の方でも冬川のマンションの階段で北岡が冬川に『全部見ました』といった類で近づいていますし,大村いずみ失踪後上司の【船田吾郎(宇梶剛史)】に対して北岡がヒントめいた事を言っています。やはり北岡は冬川の全てを最も見抜いていたと思われます。 しかし個人的にまだまだ【謎】が多すぎますね。新たに気づいた点で↓の疑問をhanimaruさんはどうとらえますか? ・冬川の自宅からウエヤマサトがGSカード代表取締役池澤俊郎へ電話するシーンがあるがあれは結局何を話していたのか? ・木場が家宅捜索令状なしで冬川宅へ家宅捜索を行った際の電話帳の一部が切れていたがあれは何だったのか? ・ウエヤマサトは【俺の勝ちだ~!!】と叫んでいたが結局時効成立の事だったのか? ・最終話で【清水深雪(有坂来瞳)】宅へ来た際にウエヤマサトの姿で『清水深雪さんのお宅ですよね?坂下舞さんいらっしゃいますか?』というシーンで清水深雪の対応の仕方が不自然だった気がするのだが,あれも冬川という前提での対話だったのか? いずれにしてもVHS&DVDで確認しないと全貌が見えてこないですね。 参考にして下さい。
補足
早速のご回答有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。 daredevilさんからのご回答はいずれもかなり納得がいきました。 一方、daredevilさんからのご質問についてですが… ●私もマサトとGSカードの取締役とのやり取りには疑問が残っていました。(私の質問の中には入れていませんでしたが。) ●電話帳の一部が切れていたのには覚えがありませんでした(T_T)。 ●深雪の家にマサトが訪ねて行ったシーンですが、深雪からするとやはり美咲が訪ねて行った事になるのでしょう。 ●マサトの「俺の勝ちだ~」ですが、やはり時効成立の事だと思います。しかし最終回の最後のシーンを見てすごく疑問に残った事があります。つまり“美咲の本心は?”という事です。 本当はこの事も質問に上げたかったのですが、質問文には字数制限がある為、この疑問点は省略する事にしました。しかしここに書かせて頂いても良いでしょうか? 美咲が死ぬ時のシーンで、「私は紗江の気持ちがわからなかった。でも彼女を殺してしまった後で紗江からの手紙を読んだら、そこには私の事、一生ただ1人の親友だって書いてあった。すぐに燃やしてしまおうかと思ったけど、どうしても出来なかった…。」と泣きながら言っています。紗江は友達として美咲を告発はするが、出来るだけ刑が軽くなるように自分の貯金も使ってくれていいから早くお金を返すように、とも書いていました。 つまり、殺してしまった後で美咲は紗江が自分の事をどんなに大切に思っていてくれていたかを知るわけですよね。「手紙をどうしても捨てられなかった」と言う点からも、紗江を殺した事を物凄く後悔したのではないかと推測します。 しかしこのドラマでは、美咲はこの15年、恋もせず、お洒落もせず、女性としてのごく普通の幸せな生活を夢見る事も捨て、ただ時効を迎えるその日までひっそりと息を潜めるようにして生きて来た---という設定があります。 普通、殺人を犯したら捕まりたくないと思うのは普通だと思うので、普通の状況下であればそれはいいのですが、この美咲の場合は、最終回で明かされたような事実があったとすれば、何だか辻褄が合わないような気がします。 最終回の放送を見ると、殺人の“直後”に美咲は紗江の紗江の気持ちを理解するのです。常務の家の床下から紗江からの手紙が出てきて“今初めてわかった”わけではありません。手紙を読んで紗江の気持ちは良くわかった、たった一人の最高の親友を殺してしまった事も後悔している、が、しかしはやり捕まりたくなかった(罪を償う気は無い)って事でしょうか? 実際美咲は犯行後もいつも通り出社し、仕事をし、刑事の執拗なまでの追求にも顔色一つ変えずにクールに対処していき、結局証拠が見つからずに事件は迷宮入りになっていました。乙葉殺害の事件が無かったら、紗江の事件の方はあのまま平穏無事に時効を迎えていたと思います。 マサト(=美咲)が紗江の墓参りをして、墓前で涙しているシーンが何度もありました。紗江を殺してしまった事を後悔している、申し訳なく思う気持ちは十分あるが、自首してちゃんと罪を償おうという気は全然全然全然無かったって事ですよね。とにかく15年逃げ延びようと。ここのところが、何と言うか、上手く言えないんですけど、最終回を観て“話がつながってすっきりした”と思えない部分なんですよ。“それじゃ、最初っからおかしいじゃん”って感じで。どう思われますか?
- xxkissxx
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面白いドラマでしたが謎がたくさん残ってますよね。 私も気になることがたくさんあります。 ビデオも出たので全部あらためて見直そうと思っています。 質問についてですが、 ●私も大村いずみは気付いたのではなく「気付きそうだった」から殺されたのかなぁと。 たぶん小林宛に宅配便が送られたことから、美咲=マサトに気付いた小林に見せしめのためにいずみが殺されたのだと思います。 ●マサトからの電話についてですが、私もこれが気になってました。 たしか広海との会話中に美咲が電話にでましたが、電話をしている美咲を広海が怪訝そうになんども「課長?」と呼びかけていました。なので実際はかかってきていないのに電話で話しているから不思議そうにしていたのかな?と思います。 ●希と美咲の関係について。OPで希が骨壷を持っているのを見て、「親族はいないの?」と疑問に感じました。 希が船田編集長に「友達のことは売りません。わたしにもウエヤさんのような恋人がいましたから。」と言っていましたので、希も自分の中にもう1人の自分がいたことがあり同じ境遇の美咲を友達だと思っていたのではないでしょうか? ちなみに希が殺されなかった理由は「ウエヤマサト」を受け入れて、美咲とマサトとを分けて接していたからだと思います。友達でもあり美咲の味方だったんじゃないかな。 私の疑問は 「殺人クラブって何だったの?」 「紗江の昔の恋人は誰だったの?」 「紗江の部屋から無くなったものって何だったの?」 「池澤社長と中尾、紗江、美咲の関係は?」 などなどまだまだあります。 じっくりビデオを見直して見ます。
お礼
早速のご回答有難うございました。 きっと大村は二重人格に気付いたから殺されたのでなく、広海殺害に美咲が関与している事を知っていたから殺されたのですね。事件の夜小林の車を借りにきた事も知っているし、車がひどく汚れて返って来たのも知っていました。さらに編集長から色々資料ももらっていましたし…。 それと、電話の件も含めて、マサトが実在でないとするとおかしく思える部分は、全て実際には起こっていない事を視聴者にだけ見せていると言う事なんでしょうね。本当は電話なんか掛かって来ていないのに美咲が自作自演しているというような。 希は本当に何の関係もない、ただのご近所さんだったというだけなんですね。(ただ美咲と同様の境遇を持っていただけ。)何かもっと深いつながりがあるのかと思っていました。 殺人クラブや紗江の部屋から無くなった物の事は私もよくわかりません。でもこのドラマの中には全然登場しませんが、紗江の昔の恋人というのは本当にいたのだと思います。(あの海で死んでしまった。)しかし死体があがっていないという事から、マサトが実は紗江の昔の恋人で、復讐のために自分に近づいたと美咲が思っている--という設定を視聴者にも思わせるためにそういう話の伏線を張ったのではないでしょうか。一連の事件には全く関係が無い人だと思います。 社長は紗江の叔父であり、紗江をとても可愛がっていた人。紗江と美咲は親友。中尾は社長の優秀な?部下であり、社長からも一目置かれていた。(社長が大事にしている例の写真にも一緒に写っていたくらいなので。)写真の中で中尾は紗江の肩を抱いていましたが、彼等2人には特別な関係はなかったと思います。さらに中尾は当時は彼女達の直属の上司。しかし実は美咲の公金横領の片腕で、美咲の犯行も知る男。美咲とは男女の付き合いがあったのかもしれない。--というのが私の見解ですが、もしこれ以上の複雑な関係が彼等の間にあるなら私も是非知りたいです~。
お礼
再度のご回答、有難うございました。 >>中尾と美咲は共犯者だった訳で自首することは許されなかったのだと思います。 そうですね。そう考えれば、美咲が殺人を後悔し、また反省していたとしても、自首は出来なかったと考えられますね。 >>「15年間恋もせず、お洒落もせず、女性としてのごく普通の幸せな生活を夢見る事も捨て地味に暮らしてきた」ことが、もう恋もオシャレも幸せな生活もできない死んだ紗江への償いであり自分への罰だったのだと思います。 なるほど…。そのご意見も納得です。自首はしないが(つまり法的には罪を償わないが)、自分で自分に重い罰を科していたというわけですね。それはあり得るかも。