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銀行の資金運用について
ふと気になったのですが、銀行は私たち一般家庭から預かったお金を企業に貸し出す事で儲けていますが、その際普通一般家庭の銀行に預ける期間と企業に貸し出す期間とでは随分と差があると思うんです。 なら短期間でしか銀行に金を預けない一般家庭から預かったお金を銀行はどうやって企業に長期間の貸し出しをしているのでしょう? なんかふと気になったら頭から離れなくて……ご協力お待ちしてます。
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疑問解決の助けになればよいのですが・・・ 銀行は預金(負債)と貸出(資産)がある訳です。 その他に資本金があって「資産=負債+資本」の公式に で表されます。 普通預金など生活に密着した預金は給料日が近づくと減少して 行き給料が出ると残高が増加する動きをして行きます。 預金が減って行くからと言って貸出を回収する訳には 行きませんから、不足分は市場からお金を借りて穴埋めを します。その代表的なものがコール市場です。この市場の 金利は短期金利の指標として使われほど盛んに取引されて います。 では、誰がお金を貸すのかと言う疑問がわくでしょう。 多くは、保険会社などの期間投資家や資金の余裕のある銀行※です。 以前は大手行は恒常的なオーバーローン(貸出超) 地銀はオーバー・デポ(預金超)図式がありました。 その日になってから資金が不足するからコールから 借りると言うと事前に資金の需給予想をして最適な 方法で借入や貸出をします。 ALM(資産負債管理)の手法を使った管理を行う 銀行が殆どだた思います。
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- HAL007
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>>上の説明を見る限り、大手銀行が企業に貸し出し中心で、 >>地銀が預金中心でいざと言う時に企業でなく大手銀行に貸し出しをする >>……と言うわけでしょうか? 最近の統計を見ていなかったので曖昧な回答でした。 参考URLは日本銀行の統計データのページです。 (直接コール残高のページのURLが分かればよいのですが 表示さません) ここから、「預金貸出」→「短期金融市場」→ 「コール市場残高・月次公表資料」で表示される月次データを 見て頂ければ分かる通り、「出し手」(貸している銀行) は、相変わらず地銀と農林中金が多いです。 地銀は預金を集め過ぎて貸出先がなく長いものは長期国債、 短いものはコールで放出している構図は崩れていないようです。 ※この資料だけでは大分推測が入っています念の為。 >>短期の預金がなくなってきても次の預金が集まるまでコール市場で >>借りる事が出来るから長期間の貸し出しも問題ない、でいい……のかな? コールはその代表として説明しました。他にもCD(譲渡性預金) やCP(コマーシャルペパー)と言ったものの売買なで 資金の過不足を調整しています。
お礼
なるほど、重ね重ねご質問に答えていただきありがとうございました。 お陰で色々といい勉強になりました。 もし何かの機会があればまたよろしくお願いします。
- respect_snafkin
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こんばんは。 ご質問の答えはたくさんありそうなので・・・。 そのうちの一つを申し上げますと・・・。 銀行は、預金者から預ったお金を、そのまま貸し出すわけではありません。 銀行には、信用創造という他の企業にはない特別の機能があります。 信用創造とは、ざっくりと言ってしまいますと、預ったお金の数倍のお金を貸し出すことができるという機能のことです。 預るお金は現金ですが、貸し出すお金は預金の形で貸し出します。つまり、預金ですから、借り手の預金口座の残高を増やすだけ(数字を変えるだけ)のことでして、実際に現金を左から右へみたいに移すわけではありませんから、預っている現金の数倍のお金を貸し出すことが可能となります。 ご質問の様に、普通預金・当座預金などでは、短期で現金が出入りしますが、銀行は多くの預金者からお金を預りますので、一定期間に限りますと、預金の全体量はそれほど変化するものではありません。 貸し出しは、その預金の全体量の数倍を貸し出せますから、多額のお金を長期で貸し出すことが可能となるのです。
お礼
ご回答頂きありがとうございます。 つまり銀行はサラ金のように現金を直接貸すわけではなく、数字を書き加えるだけだから「預かっている額」≧「貸し出す額」となる必要が無い、そしてそれは期間も然り、というわけですね? 中々参考になりました。どうもありがとうございます。
- quoth
- ベストアンサー率31% (158/506)
銀行はだれが預金してくれたお金かわかった状態でだれかに貸す訳ではありません。 ものすごく簡単に言うと、預けられたお金は一旦全部あつめて、そこから長期で貸し出されるもの、短期で貸し出されるものと分けて貸し出していきます。 集めたお金のうち、どれくらいが長期で預けてくれているのか(定期など)どれくらいがすぐにおろされてしまうお金なのかを考えて貸している訳です。そうすれば特に問題なくお金がまわりますよね。 本当はもっと複雑なはずなんですけど・・・、これ以上はよく知りません。
お礼
早速のお答えどうもありがとうございます。 少し自分の求める答えとは違いますが、それでもわざわざお答え頂いて非情に感謝します。
お礼
どうもご返事頂きありがとうございます。 つまり短期の預金がなくなってきても次の預金が集まるまでコール市場で借りる事が出来るから長期間の貸し出しも問題ない、でいい……のかな?
補足
あと一つ気になったのでお聞きしますが >では、誰がお金を貸すのかと言う疑問がわくでしょう。多くは、保険会社などの期間投資家や資金の余裕のある銀行※です。 >以前は大手行は恒常的なオーバーローン(貸出超) 地銀はオーバー・デポ(預金超)図式がありました。 上の説明を見る限り、大手銀行が企業に貸し出し中心で、地銀が預金中心でいざと言う時に企業でなく大手銀行に貸し出しをする……と言うわけでしょうか?