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政策金利とプライムレートは何が違う?
政策金利とプライムレートは同じものだと思っていたのですが、 日本の政策金利とプライムレートはそれぞれ、0.10と1.475。 米国はそれぞれ、0.25と3.25。 しかし豪州はいずれも4.25でした。 豪州の例を見ると二つの指数(という表現でいいのでしょうか)は関連しているように見えるけど、 日本を見る限り関連性は薄いようにも思えます。 政策金利とプライムレートの違いを中高生程度のレベルで教えてください。
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●金融機関同士の金利と優良企業への金利 銀行は多くの人からお金を預かりこれを企業や個人に貸出し、この金利差で利潤を出します。なのでなるべく手持ちのお金を少なくしようとします。それでも急に資金が必要になると、金融機関同士の貸し借りの市場でお金を借ります。この時の金利が「政策金利」です。これは日銀がこの市場への資金供給量を加減して金利を上げたり下げたり誘導します。 銀行がお金を貸すとき、必ず返してくれそうな優良企業へは、そうでない企業や個人よりも金利を安くします。この優良企業への金利を「プライムレート」と言います。 銀行は「政策金利」で借りて、「プライムレート」で貸すこともあるわけですから、当然「政策金利」よりも「プライムレート」の方が高くなります。 豪州はインフレ率が高く、銀行は他の金融機関から借りて優良企業に貸しても金利で儲けることができないので、お金を貸したがらないのでしょう。そのような金融政策でマネーストックの増加を抑え、市場での「金余り」を防ぎ、インフレを抑えようとしているのですね。
お礼
ありがとうございます。 よく理解できました!感謝です!!