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耐核ってどの程度まで?
まずカテゴリーが何処に分類されるか判断できなかったので カテゴリーが違うようなら申し訳ない。 物理かなぁと思いましたが「教育」でも無いだろうと思い 訳がわからなくなりました(汗 さて、良く映画などで核爆発にも耐えられるという言葉が出てきます。 実際そういった物もあるでしょう。 でも実際はどの程度までの耐核なのでしょうか? 真横で爆発があったとして耐えられるものなの? (中に人が居る必要は無く、例えば車等なら車自体は大体の構造を維持する) また、物質的に核爆発のエネルギーに耐えられる物質(特殊な構造でも可) はあるのでしょうか
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本格的な耐核施設は、そもそも真横で爆発が起きないように作るのです。たとえば北米防空司令部はシャイアン山という岩山をくり貫いてつくっています。内部に核弾頭が到達できないわけです。ちなみに内部の構造物はたくさんのスプリングで支えられていますが、あれは最近流行の免震構造のはしりではないでしょうか。 通常の耐爆構造も同じ考え方です。つまり地下に構造物を作る場合、構造物の上に遮断層を作ります。鉄筋コンクリートや鋼鉄などで地下構造物より大きな屋根を作るわけですね。それで事前に爆発させてしまうわけなのです。外れても良いように庇の部分は、威力半径より大きく作りますね。 これらはいずれも地下爆発を考えてのことですから、たとえば地下サイロなどを先制攻撃によってつぶしてしまう場合のことです。いわゆるカウターフォースです。それに対し報復攻撃などは都市などのソフトターゲットに対して行われますので空中爆発が一般的に使用されます。 この場合なら、地下に入るだけで生存率は高くなりますし、露天の塹壕や物陰に入ることでも、水平距離があれば生存は可能です。あとはフォールアウトから身を守らねばなりませんけどね。 核爆発に耐えられる物質ですが、要は、でかくてエネルギーを十分に吸収できればよいわけです。地球そのものがそうでしょう。だから地下核実験が行われたわけですね。大洋の海水もそうでしょう。あれをすべて蒸発させるのはとても無理です。潜水艦の存在意義は実はそこにあるのです。もちろん見つからないことが前提ですが、核爆雷をむやみに放り込んでも海の巨大さの前にはどうしょもなかったのです。しかも一発、ぶち込んだら最後、大洋中を衝撃波等の音が駈けずり回って、ソナーが数日は使用不可能になるといわれています。そんなわけで今では対潜用の兵器に核は使われなくなりました。
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- A1200hd40
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戦略核などの核弾頭は通常、空中爆発するように造られています。 核シェルターは、それに対応するため、大体が地下に構築されます。 通常爆撃や、化学兵器、生物兵器、放射線や放射能塵などに対する防護設備程度に見ておくとイイでしょう。 直撃や、地表爆発では、命中個所が、よほど小さな弾頭を使いでもしない限りは、クレーターになってしまうでしょう。 ですから、より深いところに造ることが望まれます。 >物質的に核爆発のエネルギーに耐えられる物質(特殊な構造でも可)はあるのでしょうか 現状では存在しない物と思われます。 中性子を放出しない物については、強力な磁場で核プラズマを押さえこむことも、不可能ではないと思います。 物質としては、水爆の場合、温度にして二億度近くまで高くなる核プラズマに耐えられるものは、存在しないものと思われます。
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ありがとうございました なるほど、実際に核が使われるとする状況が空中爆発なので 実際はそれに合わせた耐核装備をしているという訳ですね >強力な磁場で核プラズマを押さえこむことも、不可能ではない う~ん、もし本当にあったとしても近くの生物はその磁場にやられちゃいそうな気がしますね(汗 >温度にして二億度 「(≧ロ≦) 二億度っ
お礼
なるほど、兎に角爆発の場所をズラす事から耐核は始まる訳ですね。 それから、ウエハースの様に層を作って衝撃を緩和させてしまおうと言う訳ですか... 漠然ととんでもない厚い鉛の装甲が耐核だと思っていたので驚きです。 >核爆発に耐えられる物質ですが、要は、でかくてエネルギーを十分に吸収、地球、海 つまり、海や地球レベルのエネルギー吸収できる物質でやっと堪えられる訳ですね いや、なんか地球ってすごいなとふと思ってしまいました お二方ありがとうございました。 年末は立て込んでいてお返事が遅れてしまい申し訳ありませんでした