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円高=輸出打撃なぜ?2つの説明、どちらが正解?
- 円高になると、海外で販売する際に同じものでも円高分高い値段で売る必要があり、買い手が減る可能性がある。
- アメリカで日本車を販売する際、為替の変動による円高でも現地販売価格を固定し、円に両替する際に損をすることがある。
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基本的には(2)でしょう。 だから、「1円上がると何十億円の損がでる」と言われるのです。 損が出るから、値上げをしたら、売れなくなるし、は後のことです。
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一応、記事ね。こういうこと。 http://money.quick.co.jp/kabu/emerging/srv01/17.html
- mekuriya
- ベストアンサー率27% (1118/4052)
どちらも間違いです。そもそも「円高が進むと、自動車などの輸出産業の業績を悪化させる」というのが嘘です。円ドルの為替レートは、プラザ合意の頃と比べて3倍にも円高になっています。実際の企業の営業利益は、為替レートの動きと関係ありません。為替レートの影響よりも景気の影響のほうが100倍も大きいのです。日本の輸出品目は輸送用機械、工作機械、電子部品といった極めて付加価値の高い品目で主で、しかもどれも高級品、贅沢品なのです。だから海外が不景気になって設備投資などが縮小されると、日本の輸出品目は売れなくなります。廉価品でも生活必需品でもないので、景気が良ければ高くても売れるし、景気が悪ければ安くても売れないのです。トヨタのここ数年の営業利益を見てごらんなさい。今はネットで誰でも決算資料を見ることができます。ところが、誰もそうしないでマスコミが垂れ流す観念論にすっかり騙されています。そういう脳死状態だから、いつも国民は面白いようにマスコミに騙されまくりなのです。 実際の輸出企業は為替予約といって商品を販売する前から、ドル売り円買いのポジションを作って利益を確定させています。それは為替レートが変動しても為替差益も為替差損も生じないようにするためです。輸出企業は為替レート変動の影響を極力排除しようとします。輸出企業は外為の売買で利益を出すビジネスではないからです。企業の事業計画は、極めて綿密なものであって不測の要因で損失を被ることがないような保険をかけてリスクをヘッジします。それが為替予約の意味です。ただ景気の読みを間違って、予想よりも販売数量が伸びなかった場合には、損失を被る可能性はあります。逆に販売数量が伸びすぎても損失を被る可能性はあります。 以上のように(1)は為替レートの変動より景気の変動の影響が大きいから間違いですし、(2)は為替予約と景気の変動の影響を無視しているから間違いなのです。 為替予約については、ここでは詳しくは説明しません。為替先渡し取引といったキーワードで検索してみてください。
お礼
一般的にいわれていることの他に、そういうこともあるのですね。参考になりました。 ありがとうございます。
あなたの見方は当たっています。 為替の影響を受けているのは国内の零細企業です。 グルーバルな企業は現地生産してますし、未だにドルを保有してます。 円に交換しても損をするからです。 一方、決算は当然毎年行います。そこで見かけ上円に換算します。 すると決算は大損ですが、実際には未換金部分が多くあるので大黒字です。 現地生産もしていれば、部品調達も有利な通貨で行っています。 決算で大赤字と報道されていると国民や投資家は悲観論に傾斜してくれるので 経済連としてもケムに巻くのに都合がいいのです。
お礼
質問内容とは微妙にズレますが、このお話は初めて聞きました。参考になりました。 ありがとうございます。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
決算時の理由で、輸出数の減少を挙げていたら前者。為替差損を挙げていたら後者。 輸出だけでなく、国内市場での価格低下を挙げているメーカーもありますよ。その場合は、国内で1の逆が起きているわけです。家電のように価格変動が大きな製品は海外でも1が多いのでは?
お礼
ご回答ありがとうございます。 色んなケースがあるのでしょうが、日本の輸出産業全体として、損をかぶる原因としては、どのケースが一番大きいでしょうか?
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
為替が大きく変動した直後は(2)です。 その後、半年から1年を経て(1)になります。
お礼
やはりそうでしたか。 ご回答ありがとうございます。 ちなみに初心者向けの説明だと、必ず(1)になっています。ニュースの解説もそうです。 不思議に思っていました。
お礼
やはりそうでしたか。 ご回答ありがとうございます。