レンガ建築はもともと中東やエジプトなど乾燥地帯で木材があまり入手できない地域で発達したもので、ロシアなど木材が豊富な地域では木造建築が主流でした。
降雪に備えるには建物そのものを頑丈にするというよりは屋根を切妻にするというような雪の重みをまともに受けないようにする工夫がなされました。日本でも合掌造りなどがあります。
その後、欧州などでレンガ造りが多く見られるようになったのは主に市街地での火災対策によるものです。必ずしも降雪に耐えるためにレンガ造りが用いられたというわけではありません。
そして、どこの国でも大量の積雪があれば除雪は行います。レンガ造りの家でも雪の重みがあれば柱や壁は壊れなくても屋根が抜けることはあります。
なお、現在の日本の豪雪地帯で合掌造りのような三角屋根が殆ど見られないのは、屋根から雪が勝手に滑り落ちると危険きわまりないからです。
また、日本でレンガ造りの家があまり多くないのは、レンガ建築が地震に強くないからです。
それから、ロシアでは除雪しようとしても無駄なぐらい雪が多いとお考えのようですが、場所にもよりますが日本より気温が低いからといって雪が多いとは限りません。
1月の平均降水量はモスクワもサンクトペテルブルクも新潟の1/4程度です。本当に除雪しようもないほどの場所があるとすれば、そこには市街地も形成されないでしょう。
お礼
どうもご丁寧なお返事有り難うございます。 ロシアなんて冬将軍のイメージしかありません。 氷点下30度の世界だから雪も凄いのだろうと。 気温と降雪量は関係なかったんですね。