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インバーターについて

あるモータをインバーター駆動したときに以下のような電圧、電流値になりました。 <30Hz運転時> 一次側電圧=203V 一次側電流値=0.6A 二次側電圧=114V 二次側電流値=1.5A ※電圧はテスターにて、一次側電流値はクランプテスター、二次側電流値はインバータの表示値 一次側の電力と二次側の電力が違うと思うのですが、なぜでしょうか? 効率や力率、無効電力等のからみがあると思うのですが、すっきりしません。

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  • fujiyama32
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回答No.3

インバータ運転時の電力等の測定方法についは次のように考えます。 1)モータの消費電力の測定方法 インバータのメーカや機種により異なりますが、インバータの表示 の中に電力値(W)を示す機能があります。 この電力値を調べますとモータの消費電力(W)が判ります。 このパネルの表示値は幾らになっていますか? なお、インバータの二次側の電圧波形や電流波形が正弦波ではあり ありませんので、通常の測定器では誤差が大きくなり、正しい値を 示しません。 インバータの表示値は、より正確な値を示すよう製作されています。 またはインバータの二次側でも正確な値を専用の測定器(*)がありま すので、この測定器を使用することになります。 (*)専用の測定器については、下段のURLをクリックして参考にして 下さい。 2)インバータの1次側の力率の測定方法 次の手順と指定の測定器を使用して測定してその結果から計算して 求めます。 2-1)インバータの1次側電力(=入力電力) インバータの1次側の電力の測定するには、電流力計型電力計を使用 して測定します。 2-2)インバータの1次側の皮相電力 一次側の電圧と電流を可動鉄片型電圧計と可動鉄片型電流計にて 測定します。 2-3)インバータの1次側の力率の算定方法(=入力力率) 次の式により計算し、その結果が1次側の力率となります。 なお、このインバータの1次側の力率のことを[総合力率]と言っています。 入力力率=入力電力÷入力皮相電力×100 [%] 入力力率=入力電力÷(√3×入力電圧×入力電流)×100 [%] 入力電流は三相電流にアンバランスがある場合は平均値を求め、この値 にて計算します。 <<インバータについて>> インバータの内部では交流を整流器とコンデンサを使用して一旦直流 にします。 この直流電源をパワートランジスタによりON/OFFすることにより可変 電圧/可変周波数を作り出して、モータを可変運転する装置です。 インバータの1次側端子の接続されている内部回路には 整流器とコン デンサが組み込まれており、この影響により、電流波形が歪んだ電流 波形となりますので、安価なクランプメータですと平均値指示型のため 電流値の指示値の誤差が大きくなります。 可動鉄片型の電流計を使用しますが、クランプメータを使用したい 場合は、[真の実効値(RMS型)]を示すタイプのクランプメータを使用 します。 電圧計も同様に、整流器型の電圧計やアナログテスターでは誤差が 大きくなるため、可動鉄片型の電圧計を使用します。 4)インバータ効率 インバータの1次側電力にはモータの消費電力にインバータの内部損失 が加算された値となっています。 インバータの効率は次の式により計算します。 なお、前述指定した測定器の指示値にて計算します。 インバータ効率=モータ消費電力÷インバータ1次側電力×100 [%] 更に詳しく知りたい場合はインバータメーカにて講習会が開催されて いますので受講されて質問すると良いでしょう。 次のURLをクリックして参考にして下さい。 [技術セミナー/富士電機] https://gseminar.fujielectric.co.jp/seminar/user/kokyaku/ http://www.fujielectric.co.jp/about/corporate/event/seminar/course/course11.htmlhttp://www.fujielectric.co.jp/about/corporate/event/seminar/course/course12.html (*)専用の測定器 [モータ・ハーモニックハイテスター/日置電機] http://hioki.jp/pdf/power/3194J10-1ZB.pdf [クランプオンパワーハイテスター/日置電機] http://hioki.jp/pdf/power/3169J18-1YM-03U.pdf ・インバータの1次側で正しく電力を測定可能 ・インバータの2次側については日置電機に確認して下さい。 [クランプオンパワーテスター/3290,3290-10/日置電機] http://hioki.jp/3290/index.html http://hioki.jp/pdf/field/3280sJ14-1XE.pdf

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その他の回答 (2)

回答No.2

交流の電力は 電圧×電流×力率(3相の場合は√3倍必要)で、単純に電圧と電流のみで云々できません、電力計で測定が必要です。 インバーター入力は インバーター出力+インバーターロスであり、2次側が大きくなる事はありえません インバーターにはコンデンサーがあり、力率も改善され1次側の力率が良い結果と思われます。

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回答No.1
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