回答(2)にあるように、貴女には誤解している部分があるように思います。痩せようと思えば生活代謝量を上げないといけません。つまり体をよく動かす毎日に変えることです。
私たちが1日の中で消費するエネルギーには基礎代謝量と生活代謝量があります。基礎代謝量はベッドに横たわり、何も食べず体も動かさず植物人間のようにジッとしている状態で消費する1日のエネルギーです。基礎代謝量は生きていく上で最小限必要なエネルギーです。
現実の私たちは何かを食べ体も動かして活動しているわけですから、その分で消費する1日のエネルギーが生活代謝量です。
基礎代謝量は簡単には変えられません。もしこれを増やしたいのであれば、体重を増やすことです。筋肉太りであれ脂肪太りであれ、体を大きくすれば基礎代謝量は上がります。
体を大きくしないで(むしろ減量して)基礎代謝量を上げることは、理屈の上からは可能です。それは筋肉量を増やして体脂肪量を減らすことです。それによって体重は増やさなくても基礎代謝量は上げられます。ですが、実際には期待するほどの効果はありません。というのは、筋肉量を1kg増やしても基礎代謝量は13kcalしか増えず、体脂肪量を1kg減らしても基礎代謝量は5kcalしか減らないからです。つまり、筋肉量を1kg増やし、体脂肪量を1kg減らして体重を変えないようにしても、基礎代謝量は8kcalしか増えません。これはとても微々たるものですし、筋肉量を1kg増やし体脂肪量を1kg減らすのは、ものすごく難しい体作りが必要ですから。
ですが、筋肉量を増やすと生活代謝量は大きく増やせる可能性があります。生活代謝量は筋肉を動かすことによって生じるのが大半ですから、筋肉量が増えると生活代謝量も増やしやすいんです。もちろん体を動かし活動しないとダメですが。
生活代謝量には食事誘発性熱代謝というのもあるんです。生活代謝量の3割くらいは食事誘発性熱代謝によるものです。これは、食べる(食事する)ことによって消費するエネルギーなんです。何かを食べると消化器官を含む内臓が働きます。かなりの時間、働いているのではないか、と思います。それに使われるエネルギーが食事誘発性熱代謝なんです。
働きもせず運動もせず家でゴロゴロと寝ていても、何かを食べると内臓だけは一生懸命に働いてくれるわけで、それだけでも生活代謝量の一部を占めてくれるわけです。
貴女が痩せるためにはどうすればよいか、分かるでしょ。まず、筋肉をよく動かし活動することです。家事労働でもスポーツでも結構です。1日の中でどれだけ活動し汗を流すかが重要です。それをもっと効率よくするためには筋肉量を少しでも多めにすることです。
食事することも大事です。ただ、多めに食事して摂取カロリーが過剰になるといけませんから、低カロリーで腹持ちのよい、消化に時間がかかる食材を積極的に食べるようにするとよろしい(なるべく内臓を長時間タダ働きさせるために)。
また活動時の代謝をなるべくよくする基本的なこととして、早寝早起きの規則正しい生活を心がけ、朝起きるとすぐに交感神経が働くような体質にすることです。交感神経は体の働きを活発にしますから。
お礼
長いお返事ありがとうございます 私は勘違いしてたみたいです 生活代謝量を増やせるようにがんばります