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子どもの自立

保育者として、子ども(幼児)の自立を 援助するとはどういうことなんでしょうか。 そもそも、子どもの自立とは、 なんなんでしょうか? 一人でトイレをできるようになる とか? 自分のことを自分にできるようにするということですか?

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noname#149198
noname#149198
回答No.1

いろんな考え方があると思います。 でも、自分のことを自分でできるようにする、って言っても、たとえ大人でも、何でもかんでもたった1人だけでできる訳じゃないですよね? 言うならば、知らず知らずのうちにどっかで他人を頼ってる。と言うか、そうしなければ生きてゆけないですよね?「人」っていう字がまさに示してるように。 で、自閉症児の療育の分野で大変有名な佐々木正美先生って方がおられるんですけど、とても興味深いことをおっしゃってますよ。 先生曰く、真の自立ってのは相互依存ができることなんだそう。 頼られ、頼ることができる、ってことで、要はお互いの信頼関係ですよね。 この人なら信じてもいいんだ、って存在になること。親や保育者がですね。 大人でも、たとえば、この人だったら信じられる・付いてゆける、って思ったら、その人のために頑張っちゃうじゃないですか! すると、その人を最初は頼りにしてるんだけど、そのうちに、何とか自分なりにコントロールして、いろいろ工夫しながら物事をこなせるようになるでしょう? それとおんなじなんだそうです。 自分が頑張れれば周りも認めてくれるでしょう? すると、周りからも頼られますよね? これが相互依存なんですけど、結果として、本人も周りも自立してきます。あー、こいつは1人でも大丈夫だってことで。 なるほどなー、って思いました。 たぶん、そういうことなんですよね。 自分の存在を認めてもらうと同時に、相手の存在も受け止めるって言ったらいいのかな?って思います。 思いやりの心だったり、あるいは、自分の気持ちをコントロールして相手の気持ちに応えることだったり、時にはちゃんと自分の言いたいことを相手に伝えられるようになることだったり。 幼児だったら、だんだん年長さんになって自己主張も強くなるでしょうけど、そのときにお友達の気持ちを考えもしないだだっ子だったら、お友達に嫌われてぽつんと孤立しちゃうでしょう? でも、保育者がきちっとその子の気持ちを受け止めてあげて、その子がほんとうにやりたいこと・自己主張したいことを整理してあげて、それと同時に社会のルールみたいなもの(お友達とうまくやってくにはどうしたらいいか、ってことなど)を導いてあげたら、その子にとってもお友達にとっても、いろいろと学ぶものが大きいでしょう? 保育者の役割ってのは、そういうところにあるのかもしれないですよ?

参考URL:
http://mindsun.net/kyokai/sasaki/kodomo_to_ziritu.pdf

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