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気管切開について
84歳の伯母 便秘による汎発性腹膜炎 直腸穿孔により手術、人工肛門つけました。一週間たち傷、白血球等は良くなっているものの、麻酔を切って呼びかけても反応なく、気管切開を考えていると担当医にいわれました。 気管切開で期待できる効果 しなかった場合どうなるか教えてください。昨日は呼びかけたら片目開け、体ゆすったりしたそうですが、これは意識があるとは言えないのでしょうか?
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まず意識についてですが 身体が思うように動かせない方の場合は 動かせる目などで意思を表すことが多いです 刺激による反射である可能性もありますが ここはポジティブに捕らえておきましょう 周りがネガティブになると本人も嬉しくないものです 現在のおば様のご容態がどのようなものかにもよるのですが 気管切開の話が出たと言うことは恐らく 気管挿管(口鼻からのどに管を通して気道確保)を 行っているものと推測されます 健康な人は寝ていても呼吸に不便がないのですが 健康を害しますと気道が狭まり呼吸困難になります そのため気道確保のため行うのが気管挿管です 気管挿管は気軽に気道確保ができるため便利なのですが 長時間続けると喉の粘膜を傷めるなどの問題が出ます 結果潰瘍ができたり出血により呼吸器官が詰まったりします ついでにしゃべること食事もできません そのため、長期に渡って気道確保が必要な場合気管切開を行います 喉元から気管に直接小さな穴を開け、 そこに管を差し込むことで呼吸を可能にするのです 鼻や口に何もつけなくなるため食事も可能になります まったく問題がないわけではありません 口鼻を通さず直接気管に空気が通うわけですから 通常以上に感染症に気をつける必要がありますし 何かの拍子に管の口がふさがれば呼吸ができなくなります 塞いでしまうものは外側はガーゼだったり髪だったり衣類だったり 内側では気管内部の分泌物だったりするためメンテナンスも注意が必要です また、呼気が声帯を通らなくなるためしゃべれません もっとも発声に関してはある程度可能にすることもできますので お医者様に相談してください 容態にもよりますが気管切開の状態で外出や退院される方もいます いろいろ不便はありますが外出や退院も可能な程度の処置だと考えれば 安心できる処置であると考えてよろしいと思います
お礼
わかりやすく教えていただきありがとうございます。 ずっと不安な気持ちで過ごしていましたが、患者である伯母が一番不安に思っているはず。 もっと周りがポジティブでいなければとおもいました。 詳しいことがわかり、前向きに考えるきっかけになりました。 ありがとうございました。伯母の回復力に期待したいと思います。