ご質問を拝読するにお父様の病状がかなり思わしくないようですのでご心痛のほどお察しいたします。
しかし、お書きになられている内容だけでは今ひとつはっきりと分かりません。こういった術後の合併症になった場合、合併症を起こさないようにすることが一番大切なのであって一旦起こってしまうとお父様のように重篤な経過を取ってしまわれる方が出てくるのはやむを得ない面があります。
お父様の手術で一番はっきりさせなければならないのは最初の手術の時癌がどの程度進行していたのか?根治術として手術を行ったのか?それとも進行の度合いがひどかったので人工肛門の方がより術後の合併症が減らせ根治性に勝ると思われたのに本人の強い希望でやむなく腫瘍だけとって腸をつなぎ合わせるような手術となってしまったのか?結合部分の肉があがってきたとは腫瘍によるものなのかそれとも吻合部分の瘢痕形成による狭窄なのか?
退院後しばらくは消化の悪い物など食べないよう指導されていたと思いますがきちんと守っていたのか?などはっきりさせないと答えようがないと思います。
何もミスと呼べる物が無くても腹部の手術の後には腸閉塞を起こすことは珍しいことではありませんし一旦おこせば腸の動きも悪くなりますし血流も悪くなるので吻合してもくっつきにくくなります。しかも再手術では癒着を剥離したりして腸も弱くなりますしお書きになっているような盲端で終わるような腸管はなかで細菌が増殖して感染の元になることも一般によく知られていることです。感染すればもちろんきちんと縫合していても細菌によって破れてしまいます。つまり二度目の手術のような条件の悪い状態では何が起こっても不思議ではないといえます。だからこそ一度目が大切なのです。
一旦退院するまでになっているわけですから一度目手術の際、癌の進行度を見誤って吻合した断端に再び癌腫が増殖して腸閉塞の原因となったと言うのでなければ医療ミスとは言えないと思います。
当然リスクを承知で無理に人工肛門を拒否していた場合はそれ以前の問題だと思います。
いずれにしても他の方々の仰有るとおり主治医の方とよく話し合って下さい。また細かい点を補足された方が問題点がさらにはっきりしてくると思います。
お父様のご健勝をお祈り申し上げます。
お礼
遅くなりて申し訳ありません。言葉が少なくてお答えいただいた方にお詫び申し上げます。「医療ミス」などと誤解を招く言葉を使ってしまって反省しております。このサイトに頼ってしまったのは、術後約半月になりますが、未だに熱が38度前後を言ったり来たり・・・という日々が毎日続いているものでしたから。本当にアドバイスありがとうございました。