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RDF発電はなぜ危険??
各地のRDF発電所で事故が相次いでいますが、RDFはなぜ危険なのでしょうか?また、RDF発電所での事故の原因は人為的なものなのでしょうか?
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報道記事から想定して。。 RDF燃料といっても、圧縮して乾燥させただけのゴミですから、十分に乾燥していないゴミが微生物によって分解されるようになり、微生物の活動による発熱と副産物のメタンガスが発生したことが要因とされています。 人為的な災害でしょう。 1,乾燥の不十分な物を入れてしまった。 2,燃料自体の管理体制が不十分だった。 3.設備の管理責任もあいまいで、今回のようなことも想定していなかった。 4,消火用の水がタンク内に入ることで、微生物の発酵促す結果になるので、積極的な消火が出来なかった。 となると思います。
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- GTAC
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脱線しますが、RDFはごみ処理問題を解決する切り札として行政主導で(住民にはわからないように)推進してきたものです。そもそもごみ処理の法律では、ごみは発生した自治体で処理する義務があります。ごみを行政区域を越境して他の自治体に出すことは認められません。 しかし、RDFという燃料に加工することによって移動が自由になり過疎地で燃やすことが可能になります。 RDFは生ごみを発酵させて乾燥させたものが原則ですが、分別収集が徹底しないためビニールや金属が混じり十分な発酵や乾燥ができず、焼却炉の損傷、重金属蒸気の排出、ダイオキシンの排出などが生じます。 焼却炉は通常のストーカ炉という従来からあるダイオキシンが大量に出る低温燃焼の焼却炉が使われます。(ダイオキシンは煙突直前の処理装置で回収し、基準値以下で大気に放出されますが、その処理装置からも飛散します) RDFの製造は容易ですが特許等があり特定のメーカーが処理プラントを製造しています。国民から見えないところで隠密裏に進められてきた計画であるためゆえに大学や公的研究機関の参画を得て安全確実な処理方式を確立し、発電所などのように利害関係者へ公開されたアセスメント手続きや第3者の技術的な審査を得て建設・運用をすすめてきたとは言いがたいものです。 何が危険かといわれれば、こういった現状を国民に知らせずコンセンサスを得る努力なしに推進してきた行政そのものだと思います。 またRDFやごみ処理に限らず、いわゆる土建工事を除いては高度に発展した技術や大規模プロジェクトの推進に対応できる人材は極めて限られた自治体にしかおらず、国やメーカーの言いなりになっているように見受けられます。自治体がメーカーの監督や技術評価、コストダウン代替案の提案などといった高度な技術的業務を専門家に委任できる仕組みが望まれます。
お礼
ありがとうございます。 RDFはエネルギー問題の解決策だと思っていましたが、ごみ処理問題の解決策としての性格が強いのですね。 RDF自体の危険性、研究段階のものを無理やり実用化してしまったこと、そして国民に対し説明がなかったことなどさまざまな問題があったのですね。以前テレビでRDFを紹介していましたが、RDFのいいことしか説明していませんでした。私たち国民はもっと疑問を持って、説明を求めなければいけなかったのですね。
- myeyesonly
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こんにちは。 現在起きているRDFの事故は、RDF自体の保存時の安定性が全く未解明な事によります。 本来、サイロなどに詰めておけば安定なはずが、空中の水分などで発熱する事がわかったのはつい最近です。 まだ研究段階のものを無理やり実用化してしまったので、そういう場合の対策も現場レベルでは知識がが不足しており、水が原因で発熱するのに、サイロの発熱に注水して爆発事故を起こしています。 研究が不十分で実用化を強行した事、そういう状態なのに、各方面での研究成果、知識などが現場に伝わらない事など、構造的な原因のようですが、人為的な要素が非常に濃いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 RDF自体が危険なものだと思っていましたが、事故の原因はやはり人為的なものだったんですね。
お礼
回答ありがとうございます。 RDF自体にも危険な要素があるけれど、製造や保存をきちんとして、事故が起きたときのことを想定していれば大きな事故にはならなかったということですね。