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都会の女性はなぜ短命なのか
- 厚生労働省の統計によると、都会の女性の平均寿命は地方の女性よりも短い傾向にあります。
- 男性の場合は所得が高く住環境の良い地域の順に長生きをしている一方、女性は逆に都会では長生きせず、田舎の方が長生きする傾向があります。
- 都会のストレスや慢性的な疲労、過労などが原因で女性の健康状態が悪化し、平均寿命が低くなる可能性があります。
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これは色々な要素がありますので、そのどれが強く作用したかは、更なる調査をしないとはっきりしたことは言えないのですが、ちょっと考えてわかる範囲と言うことで。 現在の高齢者は結婚歴のある人が多いです。 そして結婚した男女の長生きに関しては、 男性は奥さんのいる人の方が長生きをしやすい。 女性はご主人に先立たれた人の方が長生きをしやすい。 これは全国であまり差のないデータです。 これを基に考えると、 都会では、男性ひとりになっても暮らしやすい。 田舎では、男性ひとりになると暮らしにくい。 こういうことが容易に想像できます。 それで、都会では老人サービスをお金で買えることから、男性は積極的に利用しやすい、女性は利用を渋る傾向がある。経済力を考えると、そういうデータも出てきそうです。 田舎では地縁血縁のネットワークがありますが、担い手は女性が多く、男性は入りづらい。それも影響するでしょう。 西日本のほうが高いのは、一般に西日本のほうが裕福ですし、家も大きいはずです。同居率も高いかもしれません。または、近くに子供がいるとか。 それと、食事もあると思いますよ。一般に西日本のほうが食材は豊富ですし、薄味です。 ま、意外な感じはしないと言うか、そうだろうなと言う感じがしますね。
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- aokisika
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No.1です。 >統計のマジックは、何らかの意図(コマーシャル目的や政策目的)をもって行われることがほとんどですが、 それは違います。「何らかの意図で統計のマジックを使うことがある」というだけです。「統計のマジック」というのは「データをねつ造すること」ではありません。「その統計が何を示しているのかを正確に把握していないために、データを間違って解釈してしまう状態」が統計のマジックです。 私は歯科医師です。医療の分野では統計を使うことが多いため、「研究者自身が自分の統計のマジックにだまされないように注意しなさい」ということが言われます。 よく例に挙げられるのは、病院での死亡率です。国立がんセンターでのがん患者の死亡率は、一般の病院でのがん患者の死亡率より高くなっています。では国立がんセンターのがん治療は一般の病院よりレベルが低いのでしょうか? そんなことはありません。一般の病院は、自院で治せるがん患者の治療は行いますが、自院ではなおせない、自院で治療しようとすると死亡してしまうような重症のがん患者を国立がんセンターに送ります。死亡する前にがんセンターへ送るので、一般病院のガン死亡者数は減少します。国立がんセンターには死亡しそうな患者が多く集まります。その結果、死亡者数が増加し、死亡率が高くなります。 一般の病院でのがん患者の死亡率は、軽症のがん患者の死亡率であるのに対して、国立がんセンターのがん患者の死亡率は、重症で他の病院では手に負えないようながん患者の死亡率になります。 病院の実力を調べようとして機械的に計算すると、病院の実力とは異なった数値が算出されてしまうのです。 これが統計のマジックです。 いま仮に、A市とB市でそれぞれ100人ずつ、合計200人が同時に生まれたとします。 A市生まれもB市生まれも、それぞれ1人ずつが1年目ごとに死亡するとします。 100年後に全員が死亡しますから、平均寿命はA市もB市も50歳になります。 A市出身者は20歳になった時にB市にある会社に就職することにします。計算を簡単にするために、B市に就職した人は、60歳で定年退職し、A市へ帰って悠々自適の生活をすることにします。 A市出身者でA市で死亡し、A市の死亡とカウントされるのは、1歳から20歳までと、61歳から100歳までです。21歳から60歳まではA市では死亡しませんから、A市での死亡者の年齢には含まれません。つまり、A市の出身者の平均寿命と、A市で死亡する人の平均年齢は異なります。A市で死亡する人の平均年齢は57歳になります。 これを平均寿命とみなすことにすると、A市の方が平均寿命が長いことになります。 これが「統計のマジック」です。
都会は老人には為にならない生活環境だってことです。都会に比べ痴呆は老女にとって寿命が延びやすいからでは似でしょうか。
- aokisika
- ベストアンサー率57% (1042/1811)
こういった統計データは、何をどのような方法で測定しているかをわきまえて慎重に検討しないと、いわゆる「統計のマジック」により混乱します。 このデータは、各地域の死亡者の年齢を調べて平均寿命を算出しています。 とするとたとえば、 東京出身で、大学卒業後都内の企業に就職し、 30代になると、地方支社に単身赴任して経験を積み、 40代で東京の本社にもっどって管理職となり、 定年後は退職して都会の閑静な住宅街で天寿を全うするはずだったという人が、 急病で30代で死亡した場合はどうなるでしょう? どの年代でも、死亡する人は一定の割合でいます。若死にする人も一定の割合でいます。ところが30代で若死にする人は、転勤で青森県の支社にいて死亡し、青森県の30代の死亡者数を増加させ、青森県の平均寿命を短くします。 もちろん、青森県の会社に就職して、30代で東京の支社に単身赴任し、若死にして東京の平均寿命を下げる人もいますが、常識的に考えて、地方の平均寿命を減少させる人の方が多いと考えられます。 この様な効果がどの程度あるのかを評価しないと、「本当の平均寿命(これはどういう意味になるのだろう?)」はわかりません。
補足
統計のマジックは、何らかの意図(コマーシャル目的や政策目的)をもって行われることがほとんどですが、このデータは機械的に地域別の死亡時年齢から算出しているだけなので、客観性・信頼性は高いと思います。 逆に、政府が調査した統計データが信頼できないとしたら、信頼できるものは何なのか。