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着物のリフォームについて
- 亡き母の着物をリフォームしてみようかと思います。
- 着物のリフォーム方法や考えられるリフォームアイテムについて教えてください。
- 銘仙の着物を羽織や帯にリフォームするのは良いアイデアでしょうか?
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あなたのサイズがわかりませんが、和裁が趣味の私からの、サイズ的なアドバイスだけですが。 袖を足しているのは、'袖丈'だと思いますが、羽織にするのは、実は別な問題があります。 なぜなら、羽織の袖口から、着物の袖がはみ出ないように・・・ということで、必ず、着物より、羽織のほうが 袖巾を1cmほど広く作ります。 これは、'裄=肩幅+袖巾'として1cm広くではなく、肩幅は着物と同じで、袖巾だけ、羽織が着物より広く1cm必要ということです。 で、問題はここからですが、銘仙を着たような時代の反物はまず、9寸5分(36cm)以上はないです。 9寸2-3分(35cm)がほとんど。 そして、現代の女性は’裄’をほしがるので、袖巾9寸(34cm)でほとんど着物を作る。 すると、羽織の袖巾は+1cmですから、35cmということになりますが、反物巾9寸5分というのは、36cmなので 袖付けと、袖口の縫い代を取ると、35cmの羽織の袖ができません。 つまり、あなたがどうしても羽織にしてくださいい・・・というなら、商売人なら、 「ではいっぱいいっぱいでおつくりしましょう。 お母様の着物を羽織にするなんて、素敵ですね」とか何とか 言うだけで、作るでしょう。 寸法なんか無視です、どうせ、言ってもわからないし、羽織に作りさえすればいいのであって、どのような羽織になるかは 「わかって注文したのでしょう?」ということになります。 着てみると、妙に、みっともなく、袖がはみ出るものしかできないという言うことになります。 それに、まず、洗い張りしてで、7000-8000円ぐらいかかり、あるもので・・間に合わせてくれるなら、そのまま 着物の裏で作ってくれるかもしれないですが、羽裏をすすめられて、羽織紐と仕立て代です。 3万で収まるでしょうか? 寸法として良心的にあわせる着物を持ってらっしゃいとでも言う先でないと、羽織に作り直す相談は しても無駄です。 それに解いてみないとわからないことも多いので。 順番としてはまず、洗い張りしてから、これで、この着物に合うような寸法で羽織をつりたいと。 現物を見ないとわかりませんが、確かに銘仙は柄は結構モダンですが、生地としてあまり本来いいものではなく 摩擦に弱いので、縫込みを出せるかどうかが微妙です。 つまりは、縫い目の部分に「きせ」という折り返しをつけるのですが、これが擦り切れている可能性があるので、 ここを補強しないとたぶん、再生できないでしょう。 実際に、相当なつぎあてをして、羽織としてつくりなおしてある、銘仙を私は持ってます。 オークションで、参考までに入手したものですが。 昔の人はここまでして、「絹物」を大事にしてたという証ですが、これを縫ったのは、プロではなく、おそらくは おばあちゃんのお仕事だと思います。 着物はほとんど一回解くと、袖つけ部分は穴が開いてます、これを丁寧に丁寧に、針を刺して、丈夫な部分(おしりとひざの辺りは生地が摩擦で弱ってますので)だけを切り取って、柄がおかしくないようにつぎはぎして、裏から補修してと。 どうしてもというなら、つぎはぎ承知で半巾帯にでもされたらいかがですか? お太鼓にまでするような「名古屋」にすると、感性によるでしょうが、実際に締めるには貧乏くさい感じがするのです、着物から 再生した帯は。 ただ、普段使いの半巾だと、かなりしゃれている感じにはなりますので、こちらをお勧めします。 あまり、やってくれる先はないかも知れないですが。 おごるなら、絹芯を入れて、やってくれといえば、2万ぐらいで、解き洗いを済ませたものならやるでしょう。 ちなみに、あまり汚れてないから、洗わなくても・・・というのはなしです。 縫うためにちゃんと、やりやすいような形になってないと賃仕事してやる人は困るので。 自分で、ただの太い鉢巻だとでも思って、芯を入れるのは簡単ですから、やってみるのも、また、一興です。 がっかりされると困るのですが、袖丈を足して、作り直しているとするなら、一度、着物として作って、 それを解いて、洗い張りして、少なくとも、2回目のお勤めになります、その着物。 だとすると、また、解いたときに、無事な部分はほとんどないと思われます。
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- kadusaya2
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(^.^) は、こうしました。(画像見てね) 他界した父のウールの羽織です。 色の濃い部分が、生地を継ぎ足した部分です。 長着は丈をなんとか出せたのですが、裄がどうしようもない。 男は羽織が常なので、羽織だけでも裄が出せればと思って。 オークションで安く別な羽織を落札して、解いて、繋ぎ合わせました。 高価なモノではないので、自分で縫っています。 なので近くで見ると、イヤァー(*/∇\*)見ないでぇ~ な部分があります。 やっぱり、捨てるよりも、何とかして使えるようにするのが良いんじゃないでしょうか。
お礼
kadusaya2さん、こんにちは。 画像付きで分かりやすい説明ありがとうございます。 着付けの先生が行っていましたが、親世代の着物は裄が短いそうですね、、 となると、kadusaya2さんの様なアイデアが有効になるんですね! しかもご自身で縫ってしまうとは!素晴らしい限りです。 私は和裁の心得がないので仕立てに出そうと思っていたのですが、難しいようですね… 捨てる事はできないので、色々な可能性を模索しつつ長い目で考えていこうと思います。 ありがとうございました。
お礼
bekky1さん、こんにちは。 とても詳しく教えて頂きありがとうございます。 良くネットで着物を羽織や名古屋帯に…とあるので、和裁の心得がない私は簡単に考えていましたが、そういう問題があるのですね。。 私は母の洋服や宝石をリフォームして身につけることがありますが、確かに工賃がそれなりです、、 安い物が手に入り易くなった今、そこまでする価値があるかな~って思うのですが、捨てるのも忍びない、、衣類に関しては私が着古して捨てればいいか~という感じです。 和裁もずっと習いたいと思うまま数年… 今回の銘仙は結果を急がず、自分で半幅帯や、小物等活用方法を考えたいと思います。 お店に持って言ったら良いことしか言ってくれませんしね… bekky1さん、本当にありがとうございました。