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和室の落とし掛けについて
和室の落とし掛けについてですが、 なぜわざわざ台形みたいなカタチにするんでしょうか? 普通の□←の形なら下地のから直接簡単にビスなり打てるので 楽だと思うのですが、 納めにくそうなあの形の理由をご存知の方がいたら教えてください。 お願いいたします。
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何回も回答してしまい、すみません。 前回の回答に間違いがありました、はっかけは、収まりとしてありますが、部材断面を決めるためのものでは、ありませんでした。また、はっかけ収まりは、部屋の内部に見付を小さくしますので、通常とは反対のつけ方になってしまいます。 部材断面を決めたのは、落とし掛けの見え掛かりの部分が、3方向化粧となる為に、なかなか良い材料が取りにくかった為に、木取りして悪いの部分が有った場合は、正面ではなく、裏面にもって行き、切ったり削ったりして見付けを小さくした為に、部材断面が台形の形になったようです。 今の時代集成材が主ですが、昔からの形が継承されているようです。それと集成材は、体積当たりの単価設定が出来ますので、台形にしたほうが、体積や表面に張る単板の面積が減りますので、台形の形をしているようです。 上記の回答で、最終回答にさせて頂きます。 何回も回答してどうもすみませんでした。 また参考にはっかけ収まりの断面を詳しく記載してあるサイトを見つけましたので、参考の為に確認してください。 http://www.what-myhome.net/26ha/hakkake.htm
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- ina4118
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すみません やっと、わかりました 落し掛けの部材は、長方形でも良いのですが、昔からの和室収まりの中で、はっかけ(刀刃)と言う収まりがありまして、その収まりは前から見た見付よりも、後ろから見た見付を小さくする収まりです。(形状は台形です。) その収まりが基本形になって、既製品の造作部材になっているようです。 はっかけの参考アドレスを入れておきます。真ん中のほうに図解でのっていますが、小さくしか書かれていないので、注意してみてください。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~tyouken/yougo/tokonoma/tokonoma.html また、これは私の考え方ですが、原木から木を取るときに、落とし掛けの柾目模様を見えかかりに持ってくると、木をみかん割り(参考アドレス添付)にして、木取りをすると、見えかかりは、柾目になります。下記に木取りの参考アドレスを添付します。 http://www.ohken-industry.co.jp/mame/1.html 昔の和室は、構造材などを柾目でするのが当たり前と言う、考え方があったのなら、落し掛けの木取りは合っていますし、木のそりなどを押さえる収まりとして、はっかけ収まりは、合理的に成っています。 たぶん昔からの収まりと、木取りの関係で、はっかけ収まりが、現在まで残っているのでしょう。 もっと他の理由も有るかも、わかりませんが、私の範囲では、ここまでです。間違った答えでは、無いと思いますので、参考になればと思います。
- ina4118
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たびたびすみません 長押についてネットに、記載していましたので下記アドレスを参照してください。 http://www.misawa-mrd.com/wasitu/room/nagesi.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E6%8A%BC http://www.n-basic.com/sozai1-4.html やっぱり、いわれなどの記載はありますが、なぜ部材断面が台形なのかと言う事の記載はありませんでした。 どうもすみません
- ina4118
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はじめまして 多分、質問者さんは長押(なげし)と落とし掛けを間違えているのでは、無いのでしょうか。 落とし掛けは、和室の床の間の上鴨居に位置します。長押は鴨居、付け鴨居の上に取り付けをします。長押の部材断面は台形ですので、もしかしたら、今回の質問は、長押の事を質問しているのかと思いますので、長押について解答させていただきます。 私が、大工の棟梁から聞いた話ですので、眉唾程度で知っていてください。 戦国時代から、和室の長押は、取り付けすると柱よりも飛び出たような形で取り付きますので、天井がどすんと落ちたりする仕掛けなどをしていない安全な客間を示す意味で、長押が取り付けられている部屋は、良い客間と言う事だと教えられました。また、建築の教科書などには、長押は、水平な構造材と言う事も書かれていましたが、今では化粧的なものとして存在しています。 また、こんな事も言っていました、長押のと壁の隙間に槍を隠すなども聞いた事がありますが、現実的に槍が隠れるほどの隙間はありません。 全然違う話ですが、和室の天井は、床の間に対して垂直に張ってはいけない、これを床差と言います。これの意味も、昔は家長が床に陣取っているとき、表から来た敵が、やりを撃ってきたときに天井に当たった場合天井板が床と水平なら天井に引っかかるから、天井の張り方は床差し(床の間に垂直に張ること)はしてはいけないと言われています。 しかし、和室の基本デティールは、柱の太さにあります、部屋の広さが大きかったら、柱の太さを太くするとか、落とし掛けの取り付け高さは、鴨居天端より柱1本半上げるなど、柱を基本に部屋のバランスを決めますので、長押なども、そのバランスにより、きれいに見せるバランスを、昔からの慣わしで、付ける様になったのかも分かりません。 全然回答になっていないかも、わかりませんが和室には、色々な部分に、意味がありますので、雑学として知っているのも面白いと思います。どうもすみません。
補足
すみません。言葉たらずでした。 やはり床の間の落とし掛けです。 銘木のカタログを見ると台形をしています。 大工にその理由を聞きましたが、 正確には把握してませんでしたが、 『まぁ理由がなければあの形はしないよな。』と言ってました。 ちなみに台形の底辺に当たる面積の広い部分を正面に向けるそうです。