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エプソンのプリンター
私は写真が趣味で、自分でプリントを楽しんでおります。今は父の古いプリンターを借りて 印刷していますが、来年結婚をし、実家を出ます。 新居はマンションですが、一応自分の部屋はあります。そこで自分の写真用のプリンターを 買いたいのですが、やはり高級機種が良いのでしょうか? キヤノンかエプソンでどれが良いでしょう。お薦めはありますか? インクも顔料と染料があるようですが、やはり顔料が良いのでしょうか?
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顔料インクと染料インクの違いを正確に把握していない方が多いので困ります。 エプソンのプリンタインクの場合、顔料も染料もその元になる色材は全く同じ物です。 つまりアゾ系、コールタール系、フタロ系などの合成の染料です。一例を挙げれば キナクリドン、アリザリン等ですね。顔料インクの場合は、その色材の粒子の表面を 樹脂でコートしたようになっています、この構造に関しては特許の関係もありますから ここで詳しくは書けません。でも色材の周囲が樹脂で覆われている状況になっています。 従って、溶剤の中を浮遊した状態で存在しますが粒子が重くカートリッジの底に沈殿しますから カートリッジは必ず縦にして保管するように箱に注意書きがあります。またプリンタに 取り付けるときには、何度か強く振って沈殿した粒子を撹拌しなければなりません。 このような特徴があり、当然ながら染料インクより粒子は大きいので、溶剤に溶けません。 ただ、インクノズルの直径に比べれば遥かに小さいですし、使わないとノズルがつまるリスクも 染料インクに比べ高くないとは言えませんが、高級顔料プリンタには回避する装置も付いています。 なお、エプソンのインクは、染料も顔料も水溶性です。顔料が油絵の具のような物という回答が ありますが、これは全くあてはまりません。 顔料インクも透明で、下のインクの上に別のインクが乗れば色のセロファンを重ねたように、 減法混色によって、色々な色が表現されます。 確かに色インクを複数混ぜ合わせることは行いませんが、染料インクは着弾後、隣接している 色と混じります。ですから、輪郭部分は滲んで切れのない画像になります。逆を言えば、 なだらかなグラデーションが表現できます。 顔料は滲みませんから、着弾後も重なっても隣接の色と混じることはありません。ですから シャープな画像が得られますが、反面粒状感を感じることがあります。 また、点描で表現するとの回答がありましたが、これも正確性を欠きます。オフセット印刷も インクジェットもインクは特殊な物を除き全て透明な物が使われます。オフセットインクの場合は 油性インクが使われます。ですから顔料インク同様に滲みはしませんが、重なったら下の色と 減法混色で表されます。と同時に重ならない場合、並列加法混色の原理で、色を表すということにも なります。このあたりはオフセット印刷と顔料インクは似ています。 染料インクの場合も加法混色はありますが、ほとんどの場合インクが滲んで交じり合うため、 多くの場合減法混色で表現されます。 インクジェットプリンタで、作品を作られる場合、以上のような特性を考え、プリンタを選ぶべきです。 当然ながら表面に着弾して定着する顔料インクは、用紙のテクスチャなどが生かされないハンディはあります。 理想的な組み合わせはキヤノンのPro9000とエプソンのPX-5Vを併用されることです。 ただ、染料インクはRCペーパーの光沢写真用紙に印刷した場合、ある種の成分が紙のレジン層に 展開して滲むリスクがあります。これは化学反応ですから、進行の度合いはありますが、 避けられない現象です。これが嫌なら顔料インクしか選択肢はありません。
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- shintaro-2
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>そうだとすると色が混じりあわないと色んな色が表現できませんよね? 染料でも顔料でも色は混じりあいません。 もっと言えばプリンタの印刷は、通常の印刷と同じで、 点描です。 一度、虫眼鏡か顕微鏡で、淡い色のところを拡大してご覧になると良いでしょう。
お礼
追加の回答が得られませんでしたのでこれで締め切ります。ありがとうございました。
補足
CMYKのインクが互いに混じらなくて点描だけで全ての色が表せるのでしょうか?
- hayasi456
- ベストアンサー率40% (2402/5878)
突き詰めていけば高品位モデルでしょう、そうなるとモニター、ソフトもそれなりのものにした方が良いでしょう。 ソフトで補正しプリントした場合モニターに近い濃度、色合いのプリントにするには知識も必要です。 私はソフトはフォトショップですが、あきらめて一般的なパソコンとモニターでプリンターは古い普及機を使っています。 プリントは行きつけのカメラ店に依頼しています。 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/rev/parts/20041208/110269/ 時々家族に頼まれ家でプリントします。普及機でもそれなりのプリントは出来ます。 パソコンを介在せずプリントからのコピーは元の写真とパット見では区別が出来ないプリントが出来ます。 しかし濃度、色合いにこだわると2枚、3枚と補正してはプリントの繰り返しになりカメラ店に頼んだ方が安上がりになってしまいます。 カメラ店のプリンターは1000万円ぐらいだそうです。 (多分、カメラ店の親父より私の方が知識はあるのにカメラ店でのプリントの方が確実です。) 道具を探すように自分に合ったカメラ店を探す人もいます。 ご参考に http://cp.c-ij.com/ja/photoretouch/reference/index.html http://cweb.canon.jp/camera/cms/index.html http://faq.epson.jp/faq/00/app/servlet/qadoc?000276 http://www.too.com/dtp/color/color1.html http://www.mitsubishielectric.co.jp/visual/cmf/ http://www.eizo.co.jp/products/ce/index.html 道具にお金をかけるのも趣味の楽しみです。 「この車の改造に1000万使った。」と言った話しは結構聞きます。 写真は安いものですね。 染料インクと顔料インク 染料は紙にしみ込みます。顔料は紙の表面に乗ります。 染料の方が写真には向いている 顔料の方が水濡れに強い、退色しにくい http://www.epson.jp/products/colorio/supply/ink/note/type.htm http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/qa/parts/20051109/114190/ しかし、高品位モデルは顔料インク使用です。弱点を補っているようです。 極端な話しですが震災のボランティアで写真の水洗いをした方の話しでは カメラ店で従来のプリント現像処理をした写真は水洗いに耐えるそうです。 現像処理工程に水洗があるのです当然と言えば当然ですね。
お礼
回答ありがとうございます。写真屋に依頼すれば思い通りに仕上がらないので、 やはり自分でプリントします。経費など気にしていたら趣味は出来ないと思います。
- kita_s
- ベストアンサー率45% (630/1383)
顔料インクも染料インクもどちらも液体ですが、状態はコーヒー(液体の中に粒子がある)と紅茶(液体自体に色が付いているに似ています。ポスターカラーとカラーインクでもOK。 各インクの特徴は以下のようになります。 顔料インク ・画質はコントラストが強めに出やすく派手め。 ・色の付いた液体に顔料粒子が混ぜているので発色が良く、コントラストを強くできる。 ・反面、印刷面(顔料でコートされる)と紙の面の質感が変わるので気になる人もおり、 高級機では全体をコートして均一の質感にするインクが追加されているモノもある。 ・粒子を吹き付けるので他の色や紙ににじみにくく、粒状感を感じる場合が有る。 (粒子自体は大変細かいので肉眼ではなかなか判別できません) ・プリンタヘッドが染料に比べて詰まりやすい。詰まるとなかなか直らない。 染料インク ・画質は全体的におとなしめ。 ・染料インクはまさに色の付いた液体なのでコントラストは顔料より低いが隣の色と にじんで自然とグラデーションができ質感も高く感じるが、コントラストは顔料に 比べて低い。 ・紙にしみこんで表現されるので、質感の変化が少なく、紙質をそのまま表現できる。 和紙とか写真用紙など、顔料より紙質がそのままでる。 ・顔料インクは紙表面に顔料が残るが染料はしみこむので粒状感は少なく感じる。 ・顔料に比べ液体だけで形成されているためプリンタヘッドは詰まりにくく、 クリーニングでも比較的復旧させやすい(つまらないわけではありません)。 顔料も染料も購入してそのまんまで使えば上みたいな感じです。きちんと調整すればどちらもほぼ同じ画質で印刷できます。一般的に、画質優先、維持費気にしない(それなりに印刷しないと詰まるんで)なら顔料系、画質と維持費をバランス良く、なら染料という方が多いようです。 お店に印刷したモノがありますのでソレを見て判断するのが一番かと。 ・染料と顔料で高級かどうかの区別はない。使える印刷用紙は染料の方が多い。 ・色数が多いと画質も上がるが購入価格と維持費も上がる。 ・印刷用紙の大きさが多くなると価格は上がる。 ・画質に関係ない機能が増えても価格は上がる ・顔料と染料では(経験上)顔料の方が維持費が高い(クリーニングする事が多いんで) という感じなので、本人が納得すれば染料4色プリンタ機能のみでも全く問題ないと思います。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございました。維持経費等も考慮して決めたいと思います。
- Kon1701
- ベストアンサー率24% (1445/5856)
写真中心に使う、プロ用の一番安いプリンタと、家庭用低価格複合機を使っています。どちらもエプソンです。 家庭用低価格機は染料の6色インクですが、これでも結構高画質です。普通に使う分には十分ですね。ただ、細かな諧調や色表現などでプロ用機は非常に優れていて、また色の補正がしやすいです。 ここで注意しておきたいのは、私の場合、ディスプレイの測定器を使った調整も含め、色の管理を行っている結果です。もし、適当にプリンタ任せで印刷するならまた違ってくると思います。 画像処理のソフトで色の調整を行って印刷するなら、高級機が良いと思います。エプソンならPX-5V/7Vですね。この2機種は使っていませんが、前のモデルは使っています。5Vは諧調表現などが非常に良いのですが、光沢紙と普通紙の両方を使うと黒インクの切り替えが行われ、インクが少し捨てられます。(私はこれが嫌で複合機を併用しています) 7Vは光沢がきれいです。キヤノンも十分高品質だと思いますが、使ったことがないです。 現状、上級機は顔料になってしまいました。色の調整をしながら印刷するなら顔料機の方が楽です。
お礼
なるほど、良く分かりました。ディスプレイの調整は必須ですよね。 ディスプレイも、時には非常に赤っぽいのや青っぽいのがありますからね。 やはりせっかく買うなら高級な顔料プリンターが良さそうですね。 回答ありがとうございました。
- parts
- ベストアンサー率62% (6366/10151)
まず、顔料と染料についてですが、 顔料は、インクが紙の表面で固まる特性を持つ油絵の具のようなインクを指します。 耐候性が極めて高いのが特徴です。 マット紙に印刷する場合に、おちついた印象の印刷が出来ます。 簡単に言えば、ギラギラしない、しっかりした色の濃淡がはっきりした印刷に向きます。 また、印刷後の耐候性寿命も極めて長く、50年単位で劣化は発生しにくいのが特徴です。 その反面、ドットコントロールが難しく、ドット径が小さくできないため、繊細な印刷には染料に比べると不向きです。また、光沢印刷は染料系インクに比べて苦手で、半光沢程度の鮮やかさになります。さらに、インクコストも若干高く、頻繁に印刷しなければヘッドの目詰まりが発生し易くなります。 染料は、染め物などに使う浸透性の高いインクを指します。 浸透性が高く良くも悪くも紙の質に左右されやすいという特徴があります。 光沢紙や専用紙に印刷するとインクが紙の表面を透過し、浸透するため、極めて鮮やかか発色が出来るのが特徴です。そのため、専用紙以外に印刷すると少しにじむ傾向があります。 即ち、光沢フォト写真には向いた一般向けの見栄えの良い写真に向きます。 市場で普及しているプリンタの多くは現在のこの染料系インクのプリンタで、普通紙で利用する黒のみ顔料系のプリンタがCANONやHPから販売されています。 耐候性は、平均で10年から30年ほどで、特にオゾンや紫外線に対する色分解が速いという欠点があります。また、水に濡れると専用紙で特殊な加工がなければ、色が抜けてしまったり、にじむことがあります。 これを前提に回答します。 Q/写真用のプリンターを買いたいのですが、やはり高級機種が良いのでしょうか? A/高級な機種で色数が多いほど広い色域をカバーできるようになります。ただし、印刷単価は高くなります。尚一般に、高性能な写真プリンタはA3ノビ対応の製品からになりますので、A4の複合機など性能面では論外となります。 Q/キヤノンかエプソンでどれが良いでしょう。お薦めはありますか? A/お好きな方が良いでしょう。CANONはサーマル方式で、ヘッドノズルの密度が高いのが特徴。ヘッド故障時の修理単価も比較的安く抑えられますが、リーマンショック以降、個人でのヘッド交換が出来なくなったため、その利点が失われています。また、複合機はインクの容量が少ない傾向にあり、このところEPSONに追い上げられています。A3の上位9000シリーズは未だに比較的高い評価があり、昔からのインクが使えるのが特徴。これは、比較的人気です。 EPSONは、ピエゾ方式でインクのドットコントロールが正確です。他社が上記の販売戦略転換によって、少し苦戦する傾向になったことで、このところシェアを伸ばしています。主に、複合機ではコストパフォーマンスも高野が特徴ですが、複合機の最上位はCISセンサーなのが玉に瑕。A3は、顔料系モデルを中心に写真家などに人気。 まあ、A3なら私はCANON、A4クラスの複合機ならEPSONが今ならお奨め。 Q/インクも顔料と染料があるようですが、やはり顔料が良いのでしょうか? A/最初に述べたとおりです。実際に商品をみて検討されるのが良いでしょう。一般にコストパフォーマンスや、印刷頻度が少なくとも安定して使え、尚かつ光沢中心なら染料です。単価が高くとも、マット印刷が高品位に出来るのは、顔料でこの手はA3が中心です。 ちなみに、昇華型は現在は写真ラボ向けが中心です。昔は昇華型に近いマイクロドライ方式のアルプス製プリンタがありましたけど、最近は大型の一般向けは少ないですから、インクジェットで探された方が運用コスト面では良いでしょう。
お礼
追加の回答が得られませんでしたのこれで締め切ります。ありがとうございました。
補足
詳しく説明戴きありがとうございます。一つ分からない事がありますので教えてください。 >顔料は、インクが紙の表面で固まる特性を持つ油絵の具のようなインクを指します。 ということは、顔料インクは油性なのでしょうか?以前ヨドバシの店員がそのようなことを 言った記憶もあります。そうだとすると色が混じりあわないと色んな色が表現できませんよね?
- Dimio1738
- ベストアンサー率28% (543/1936)
コスト等を考えず、写真だけにこだわるなら、昇華型熱転写方式にしたほうが方式的には、写真屋さんと同じだし、年数は持つように思います。 兼用で選ぶなら、インク数が多い方が綺麗ではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
何か大学の講義を聞いているように感じました。 詳しくご説明戴き感謝いたしております。お話を伺うと量販店の店員がいかにいい加減な人が多いか 分かりますね。回答誠にありがとうございました。アドバイスを参考に実物を見て決めたいと思います。