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フィギュアスケートのプログラム変更の理由とファンの意見
- フィギュアスケートのプログラムは毎年変更されるのか?パトリック・チャンの例を挙げながら、選手たちのプログラム変更の理由を考えてみましょう。
- 日本の選手たちは2年以上同じプログラムを使うことはあまりありませんが、プログラムを変更するかどうかは選手のモチベーションによるのか、戦略的な判断なのかを考えてみましょう。
- ファンの方々の意見も分かれていますが、毎年新しいプログラムを見たいという意見もあれば、じっくり同じプログラムを見たいという意見もあります。
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確かに、もう少し滑り込んでも…と思う事もありますよね…。 プログラムを持ち越す選手は少ないですが、チャン選手はトップ選手にしては珍しいですよね。 目新しさは確かに少ないかもしれませんが、完成度を重視という事なのかもしれませんね。 しかし今シーズンは、浅田選手もフリーを持ち越すそうで、昨シーズンも使用した『愛の夢』で勝負するようです。 これには、喜んだファンも多いと思います。 かという私も、あの素敵なプログラムをもうワンシーズン見る事が出来る…と嬉しく思いました。 ルールも変更していますので、今シーズンのルールに対応するよう多少の手直しはしたかもしれませんが…。 確かに、どうして毎年プログラムの変更をするんでしょうかね…? でも、毎年プログラムを変更していくのって、フィギュアスケートに限った事ではないですよね。 体操、新体操、シンクロ(スイミングの方)も、音楽を使用するような採点競技は私の知る限りほとんどはシーズンごとにプログラムを変えますよね…。 毎年プログラムを変えていく事については、どういう理由があるのかは分かりませんので、あくまでも私の考えですが…。 フィギュアスケートって、毎年少しずつ成長し、プログラムに組み込む事が出来る技やジャンプも毎年増えていきますよね。 競技から引退するまで進化し続ける訳ですから、プログラムも毎シーズン新しく、そして内容もステップアップしていくのではないでしょうか? もちろん、シーズンが変わるわけですから心機一転の意味もあるのかもしれません。 新採点システムになってからは、毎年ルール変更がありますから、それに対応すべくという事もあるでしょう。 違う振付師に依頼すれば、また違った技術や表現が身に付くという事もあるでしょう。 何にせよ、毎シーズン新しい事に取り組み、自分はまだステップアップするんだ、こんな事も出来るんだ、こんな表現も出来るんだ…という常に高みを目指して努力する選手達を尊敬します。 今シーズンも楽しみです♪
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- monaruka
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Ano.3の訂正と補足 訂正 回答の後半の「3番目と4番目は振付師は同一人ですが、」を「2番目と3番目の振付師は同一人ですが、」に訂正します。 補足 2番目と3番目は、実は、その制作過程にユニークな違いがあります。2番目は2003-2004シーズンに最初から「トゥーランドット」としてニコライ・モロゾフ氏によって振付されました。 しかし、3番目は2004―2005シーズンに当初、FS「幻想即興曲」としてタチアナ・タラソワ氏によって振付けられ、シーズンの前半に用いられました。しかし、得点が思うように伸びなかったため、トリノ・オリンピックを目指している荒川選手はシーズンの後半にニコライ・モロゾフ氏にコーチを変更し、FS「幻想即興曲」の技や演技の構成等を大胆に修正してもらいました。 その後、正月にトリノのオリンピック会場の下見をした結果、荒川選手はFSの音楽として、「幻想即興曲」ではインパクトが足りないと感じ、さらに会場で「トゥーランドット」の曲をかけて見て、曲への確信を深めたそうです。 しかし、新しく振付するのではオリンピックに間に合わないので、モロゾフ氏と相談の結果、FSのプログラムの構成等は変えずに曲とのタイミング等を調整することで、音楽だけを「幻想即興曲」から「トゥーランドット」に変更したのだそうです。 と言うわけで、2番目と3番目は同じプログラムと言っても、曲が同じだけで、全く異なる作品とも言えそうです。
- monaruka
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「同じプログラム」と聞くと、演劇やオペラ等のプログラムからの連想で同一の作品を再演すような印象を受けますが、フィギュアスケートで言うプログラムには特に「世間に公認された脚本」は存在せず、技や演技の構成を変更する自由度が大きいので、同じプログラムと言っても、単に同じ音楽を使用しているといった意味合いが強く、必ずしも同一作品とは限りません。 同じプログラムと言っても、音楽が耳に馴染んでいるのでタイミングなどが取りやすい利点はあるかもしれませんが、振付によっては必ずしも、新作に比べて楽とも限らないと思います。 荒川静香選手は隔年で3回も「トゥーランドット」を演じて、2004年世界選手権、2006年オリンピックと見事にチャンピオンになっていますから、ファンに受け入れられないと言うことは無いと思います。 荒川静香選手は「2001-2002シーズン:佐藤久美子振付」、「2003-2004シーズン:ニコライ・モロゾフ振付」、「2005-2006シーズン:ニコライ・モロゾフ振付」と3つのシーズンで同じプロフラム「トゥーランドット」を演じて、それぞれでイナ・バウアーを演じていますが、1番目は2,3番目と振付師が異なるので当然、全く別の作品です。3番目と4番目は振付師は同一人ですが、ジャンプや演技の構成は大きく異なり、やはり別の作品とも言えると思います。 2006年のトリノ・オリンピックのとき、「トゥーランドット」を選んだ理由として、荒川選手は「一番気持いいな、気分がいいなと思える音楽に乗せて、技とか演技を気にするのではなく、感じたとおりに動けるのがいい」と言っています。 2002年 4大陸選手権 FS (佐藤久美子振付) http://www.youtube.com/watch?v=a3o8u_XKQlU 2004年世界選手権 FS (ニコライ・モロゾフ振付) http://www.youtube.com/watch?v=V79ecGyvRfo 2006年オリンピック FS (ニコライ・モロゾフ振付) http://www.youtube.com/watch?v=EMQHf3Rh8Jw
お礼
荒川選手が同じトゥーランドットを使って楽をしたと思っているわけではないのです。 むしろオリンピックイヤーにシーズン途中で更なる道を模索し、 あえて音楽のみ過去に使ったトゥーランドットを選択したのがすごいと思います。 成功したのでよかったですね。
パトリック・チャンは曲で魅せるというより、あのスケーティングと4回転を見せることが最強の武器となるので、プログラムの使いまわしは問題となりません。 荒川静香さんは現役時代、3シーズンもトゥーランドットを使いましたが、そのたびごとに衣装も振り付けも違って、楽しませてもらいました。何より、五輪という大舞台でお気に入りの曲を滑るということが、精神衛生上も強い武器となりました。 浅田真央選手は仮面舞踏会をフリーとショートで2シーズン続けましたが、これは表現面を練り込むことが目的だったように思います。実際、最初は一本調子に思われた仮面舞踏会が、五輪のSPではとても表情豊かに表現されていました。 一方、プログラムの「企画力」で勝負するタイプの選手が2シーズン続けるのはいただけない。 高橋大輔選手などはどんなに名プログラムであっても、1シーズン限りです。(「道」はケガのため世界選手権で披露できなかったため、翌年に持ち越しましたが) フィギュアの選手寿命は永いわけではないので、数シーズンの選手時代にいろんなジャンルをやってみたいということもあるでしょう。 以前、日本選手団の強化コーチを務めた人が言ってました。「フィギュアはファッションなのよ。だから古いものは捨てるのよ」と。ある女子選手が「企画もの」のプログラムを2年続けて滑った時に、観客の反応もジャッジの採点も厳しかった時に言われた言葉です。 ファッション性などというものにジャッジは影響されないと思ったら大間違い。やはり一般観客と同じように新鮮な驚きや感動に点数を加算するものなのです。 つまり、結果的にその選手にとって一番、点数を稼ぎやすいプログラムを組むということではないでしょうか。 また、国によっては、お金がなくて新作プログラムを作れないという場合もあります。(一流選手であっても) 振付師に払う報酬は莫大な金額です。そういう理由で以前は、3シーズン同じ曲を使ったりみすぼらしい衣装で、世界選手権に優勝していた選手はいました。
お礼
選手のタイプによって許される、許されないがあるのですね。 高橋選手の「道」や鈴木明子選手の「ウエストサイド」「屋根の上のバイオリン弾き」のような ストーリー性のあるものは、確かに一年限りかとも思いますが、 高橋選手の「ブエノスアイレスの冬」などは、楽器の奏でる美しさを刻むようなスケートで、 もう1年滑り込めばすごくよくなりそうに思えたのですが… 私も以前、横谷花絵選手が世界選手権出場直前に、前年のプログラムに戻したとき、 城田憲子さんが若い人向けの写真雑誌で辛辣に批判していたのを見ましたが、 当時はなんて意地悪なことを言うのだろうと思いました。 結果が悪かったらなんでも非難の的みたいで… 思えば、あれから日本の選手は、毎年プログラムを変更しなくてはみたいな 風潮になったような気がするのですが… まあ今のような黄金期ではなかったので、仕方ないのかも知れませんが… そういった意味では、荒川選手のトゥーランドットは名作でもあり、 荒川選手自身も見識眼がしっかりされていたのでしょうね。 古い話で恐縮ですが、私が学生時代でいちばん時間があってスケート観戦に熱中できた 渡部絵美さんの時代は、オリンピックイヤーはプログラムを変えないのが通例でした。 カタリナ・ビットさんも2年おきで、伊藤みどり選手あたりから毎年変えるようでした。 今の選手は本当にたいへんですね。 パトリック・チャン選手のようによほど技術があれば別なんでしょうが…
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 私も浅田選手の「愛の夢」を今シーズンも見られるのはうれしいです。 できれば高橋大輔選手の「ブエノスアイレスの冬(春?)」も、 これまでのスケーターにはない表現だと思っていたので、 もう1シーズン見たいと思っていました。 パトリック・チャン選手のように同じプログラムで、前年より高い点数を稼げるような、 そういう取り組みもあるんではないのかなあと思います。 今の日本の選手は、あんまり滑り込んでいないうちにプログラムが変わっているような気がします。 特に日本の選手はベテラン勢が多いので、そういう風に感じるのですが、 まだまだ、選手は新しい領域を開拓しているのかもしれませんね。 とにかく私も応援したいと思います。 ありがとうございました。