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女子フィギュアが強くなったのはなぜ?

2000年代に入ってから女子フィギュアで 次々に強い選手(村主、荒川、安藤、浅田選手など・・)が出てきたのには 何か理由があるのでしょうか? それ以前は世界で戦える選手は 伊藤みどり、佐藤有香選手くらいだったと思います。 (あまり詳しくは知らないのですが・・) 日本は練習環境などもアメリカなどに比べたらあまり良くない (リンクが少ない?)と聞いた事もあるので、 最近の女子フィギュアの盛り上がりが不思議に思えます

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  • ベストアンサー
  • eranchan
  • ベストアンサー率50% (93/186)
回答No.4

1991年に98年の冬季五輪が長野で開催されることが、決定しました。 そして92年のアルベールビルオリンピックでは金メダルが有力視されていた伊藤みどり選手が、プレッシャーに押しつぶされて銀メダルに終わりました。 それまでフィギュアスケートは日本では今一つ盛り上がらず、みどり選手以外に有望な選手がいなかったために彼女ひとりに国民が期待し過ぎたことが、敗因となってしまったのです。 そこで日本スケート連盟が、長野五輪に向けて、できるだけ数多くの有力選手を育てようと企画し、全国から8~12歳の児童を集めて、強化合宿を開催することにしたのです。いわゆる「野辺山合宿」というものです。 92年の夏に始まったこの合宿は、「宮城の天才少女を呼ぶため」というもうひとつの目的があったとも言われます。 その天才少女とは、荒川静香のことです。 荒川選手が第一期生としてスタートしたこの合宿で、安藤選手や浅田選手などが育っていきました。 ちなみに荒川さんと安藤選手が仲がよいのは、毎年行われるこの合宿で一緒だったからです。 実際にはこの合宿の成果は長野五輪では芳しくは出ませんでした。 けれど荒川選手のライバルとして力をつけてきた村主選手が台頭してきて、2002年のソルトレイク五輪では5位入賞。 そして安藤選手がシニアにデビューしてから、日本のフィギュアスケートの黄金時代に突入していきます。 野辺山合宿の効果もありますが、日本には優れたコーチがいたことも一つの要因です。 これまでフィギュアスケートはどうしても欧米人の文化として、アジア人の入る余地はありませんでした。 実際に文化がなければ、選手も育ちません。 (今でも日本ではペアとアイスダンスはまったく弱いですよね。 それは育成する土壌がないからです。) けれどそこにフィギュアの価値観を変えたのが、山田満知子コーチです。 「バレエのような美しい動きでは勝てない、得意なジャンプを極めて勝負させる」と、伊藤みどりに徹底したジャンプ教育をしました。 日本にフィギュアという競技を盛り上げるための基礎を作ったのです。 一方、佐藤信夫、久美子夫妻コーチは、本来のスケート技術の基礎を大切にして指導してきました。 それが開花したのが、娘であり世界チャンピオンになった佐藤有香です。 有香さんの功績で、日本はただのジャンプ力ではなく、欧米と同じようなフィギュアの文化があることを世界に認めさせました。 佐藤夫妻の指導のもと、村主選手も世界トップ選手の一員になり、荒川静香がスケーティングの大切さに目覚めたのは佐藤久美子コーチの指導によるもので、それがトリノでの金メダルにつながりました。 つまり、2000年以降に日本に有力な選手が多く出てきたのは、野辺山合宿の成果と、コーチの指導の効果が表れてきたからではないかと思われます。

noname#102931
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。 安藤選手は荒川さんのことを「しーちゃん」と呼んで 慕っているようですね。 理由がわかりました。 佐藤有香さんが世界チャンピオンになったとき、 偶然テレビで観ていました。 派手なジャンプなどはなかったのですが、 ステップが素晴らしくて、感動した記憶があります。

その他の回答 (4)

回答No.5

強くなったのには「理由」が有ります。 それが「全国有望新人発掘合宿」、通称 「 “野辺山合宿” 」 です。  現在日本でトップクラスとして認知されている選手のほぼ全てが、この合宿を経験しています。  アルベールビルオリンピック(1992年)当時、伊藤みどり選手ひとりの肩にかかっていた選手全体の底上げ、長野オリンピック~それ以降の金メダルを取れる選手の発掘・育成と、1人にかかるプレッシャーを軽減する狙いもあります。  この「全国有望新人発掘合宿」で出現した1期生の「天才少女・荒川静香」。宮城・しらかし台中1年で5種類の3回転を跳び、全日本ジュニア選手権3連覇。五輪代表は本人より周囲が求めたものだった。  この強化合宿は長野オリンピックに16歳で出場した荒川選手以降、村主・恩田・太田由希奈(J世界選手権優勝・Jグランプリファイナル優勝・シニア4大陸優勝=残念ながら足の故障で引退)・太田のピンチヒッターで出場した中野選手の以降の活躍・安藤・鈴木・浅田・村上佳菜子(今期Jグランプリファイナル優勝)各選手の活躍へと引きつながれています。 <長野県野辺山全国有望新人発掘合宿~強化合宿> 以下Wikiを抜粋引用  ↓↓ ★100人近い小学校3年生~中学1年生までの有望スケーターが集められる。  個々のジャンプやスピン、ステップ等のスケートのテストを受け、潜在能力や柔軟性、表現力、はては祖父母の体形まで考慮に入れて将来性をはかられる。約1週間かけて指導と選出を行い、将来性に期待できる素材と思われると直後の全日本強化合宿に残されることとなる。そしてそこでも指導が行われる。  この野辺山合宿で見込まれた者は、全日本ノービス選手権などへのシード権が与えられる。また、観客や審判員の前に立つことの重圧に打ち勝てるようになるために、小学生でも海外の国際大会に派遣して経験を積ませるという。海外の一流コーチや振り付け師がつくようになる。  当初の目的はあくまでも長野オリンピックへ向けてのジュニア選手からの選手強化および育成であったが、長野オリンピック以後は将来の金メダリストを育てることを目的として続けられた。

noname#102931
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • disease
  • ベストアンサー率18% (1239/6707)
回答No.3

人材の問題もありますが、圧倒的な理由は今まで人種差別があって日本人は勝てないシステムだったからですよ。 しかし、前冬季オリンピックのソルトレイクで審判が最初から勝敗を決めていたことがばれて、それ以降インチキ判定ができないようになり、ジャッジにかなり細かいルールが設けられてインチキができなくなったからです。 これはものすごい大スキャンダルだったんです。 判定が公正になった途端、日本が強くなったことを考えれば元から強かったということです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB ↑インチキ審判のwikiです。

noname#102931
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 色々な経緯があったのですね。 参考になりました。

  • spec17
  • ベストアンサー率29% (70/237)
回答No.2

日本スケート連盟が男子、女子ともに若手育成に力を入れたことが原因でしょう。 色々あるのですが、1つ大きいのは、「野辺山合宿」と呼ばれているもので、毎年夏に有望な若手を集めて合宿を行い、徹底的な強化をはかりました。 この合宿の1期生には後に長野五輪に出場、トリノ五輪では金メダルをとった荒川静香がいます。 当初の目的はあくまでも長野五輪に向けての若手育成でしたが、現在は五輪でメダルを狙える選手を育てるために続けられています。 今では若手に限らず現役のトップ選手が参加することもあり、それも若手へのいい刺激になっているようです。 今回の五輪出場メンバーは男子は全員、女子も浅田、安藤は過去に参加しています。 鈴木はわかりませんでしたが、おそらく参加経験があるはずです。(ジュニア時代に特別強化選手に指定されていたぐらいですから、参加しているはずです) 参考:全国有望新人発掘合宿 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E6%9C%89%E6%9C%9B%E6%96%B0%E4%BA%BA%E7%99%BA%E6%8E%98%E5%90%88%E5%AE%BF その他にも特別強化選手、強化選手を指定することにより、有望な選手は積極的に海外の世界大会に出場させたり、金銭面でもバックアップをしました。 (スケート連盟というと、元会長が私服を肥やしたイメージが強いですが、一応選手にも使ってはいました。それ以上に酷いことを散々しましたけど今回の話とは関係ないので、とりあえず置いときます) そこで育った第1世代が荒川静香(トリノ金)、本田武史(ソルトレイク4位)、村主章枝(ソルトレイク5位、トリノ4位)達であり、第2世代が現代表メンバーでしょう。 第3世代以降も村上佳菜子、羽生結弦などがジュニアグランプリファイナルを制するなどの活躍をしていますし、今後が楽しみな人が続々と育っています。 伊藤みどりは山田満知子コーチが自分の家に住み込みで育てていましたし、佐藤有香は両親がフィギュアのコーチです。 要は個人で育てた選手であって、スケート連盟は関係なかったんです。 そのようなごく限られた選手しか世界で活躍できなかった時代と今の選手層が全く違うのはバックアップ体制が異なっているからです。

noname#102931
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 良い資質を持った選手もしっかりしたバックアップがなければ 才能を開花させることが出来ないですよね。 一人のフィギュア選手を育てるのには ものすごくお金がかかると聞きました。 金銭的な援助も大きいのかなと。 昔ならばもしかして埋もれてしまっていたかもしれない選手が 活躍出来る時代になってきているんですね。

  • 123admin
  • ベストアンサー率52% (1165/2223)
回答No.1

やっぱ伊藤みどりと山田コーチの存在が大きいのだと思います。 愛知「フィギュア王国」の理由 http://opi-rina.chunichi.co.jp/topics/20091228-1.html 地元の新聞ですので割り引いてもやはり局所的にでも良い循環が生まれた。

noname#102931
質問者

お礼

>バンクーバー五輪代表男女6人のうち愛知県出身者が4人 とは知りませんでした。 日本のというより愛知の選手が強くなったという ことなんですね。 ありがとうございました。

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