心配は御無用です。それはベンジャミン特有の現象の一つですから、病気では
ありませんので心配されなくても大丈夫です。
ベンジャミンは環境の変化に敏感な観葉植物で、今まで生育していた場所が変
わると環境の変化に追いつかず、徐々に葉を落としてしまいます。
時には丸坊主になる事もありますが、根に異常があったり管理に不具合が生じ
たのではありませんから、春になって活動を再開したら元のように葉が茂りま
す。これはベンジャミン特有の生理現象の一つです。
ただ葉が無いからと放任すると本当に枯れますから、葉が完全に亡くなっても
年間の管理は基本通りに続ける事が必要です。
枝も枯れたように見えるでしょうが、実際には枯れておらずに生きていますか
ら、みっともないからと切ってしまうと春には完全に枯れてしまいますよ。
質問の中で無駄な事をされている点があります。「土の表面が乾いたくらいの
時に、霧吹きで与えている」と言われる事が無駄だと言う事です。
これでは焼け石に水ですから、どちらかと言えば葉水としか言えません。
基本としては5~9月の生長期(活動を活発にして生育する時期)には、鉢土
の表面が乾いたら与え、10月頃から次第に水遣りの回数を減らし、11月頃
からは鉢土の表面が乾いてから、更に4日~1週間待ってから与えます。これ
を3月末位まで続け、4月からは徐々に水遣りの回数を増やしながら、5月に
入ったら鉢土の表面が乾いたら与えるようにします。
あなたの行っているのは葉水と言い、湿度を高めて葉の乾燥を防ぎ、病害虫の
発生を予防するために行う作業で、葉水をしたからと水遣りをした事にはなり
ませんので、葉水を水遣りと同じと考えないようにして下さい。
水遣りをする時は、コップ1杯の量やコップ半分の量などと決めないで、必ず
鉢底から水が十分に流れ出るまで与えます。また与える時期を決めるのも駄目
で、必ず土の乾き具合を確かめてから与えるようにして下さい。
一番当てにならないのが目視で、これでは本当に水が必要か不要かが分かりま
せん。必ず自分の指先で湿り具合を確かめてから与えるようにして下さい。
先程も書いたように、ベンジャミンは環境の変化に敏感ですから、葉水をする
時も水道水を直に使わず、ペットボトルに汲み置きして通常より温められた水
を霧吹きに入れ、それを葉の裏表に丁寧に噴霧します。
冷たい水を与える事を「ビックリ水」と言い、あまりの冷たさに驚いてしまい
葉を落とす事もあります。葉が無くなっても通常の水遣りと葉水は続けるよう
にします。葉が無いからと管理は違うと言う事はありません。
他に質問はありませんか。
お礼
早速のご回答有り難うございました。 観葉植物を今回、初めて購入しての出来事。 細かく、ご回答して頂き大変ためになりました。