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国債を所有することのデメリットについて
- 国債の暴落リスクや金利の制約がデメリット
- 国債を定期預金に変更する利点と欠点
- 経済に関する知識がない場合の判断の難しさ
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No.1 補足です 「国債が暴落した」というのは、 現時点で、国債を市場で売却した場合、その暴落した価値で取引されるということ。 まあ、株式のようなものだと考えてください。 しかし、満期まで保有していれば、必ず額面どおりの金額が返ってくる(利息もついて) ので、何ら心配は無用、というわけです。 満期に必ず額面どおりの金額が返ってくる、ということは、 一時的に、市場価格が暴落したとしても、満期に近づくにつれて回復するってことです。 株式だったら、満期はありませんから、暴落しっぱなし、ということも、当然あります。 会社がつぶれれば、紙くずにもなります。 じつは、戦中~終戦直後を身を持って体験した世代は、国債に不信感がある人が多いんですよ。 1度「紙くず」にされてますからね。 その体験談が、なんとなく(中身をちゃんと理解しないまま)後世に受け継がれているというか・・・ 国債が危ないっていう話は、そういうところから出ているのだと思います。 とりあえず、当面は、まったく心配はいりませんよ。 国債(5年物)のデメリットは、中途換金すると、かなり損をするってことくらいです。
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ANo.2です。 もしかするとギリシャ国債の危機的状況によって不安に思っていらっしゃるのでしょうか? ギリシャの場合は少し事情が違います。 まず、ユーロ導入により自国通貨である「ドラクマ」が無くなってしまったので、発行は「ユーロ建て」です。 発行するときはユーロの信用力によって安い金利で国債を発行できるのでギリシャなど経済基盤の脆弱な国は恩恵を受けました。 それに味をしめてギリシャは国債を発行(借金)しすぎました。金のなる木を得たと勘違いしたんですね。(まあ、今の日本も本来禁止されている赤字国債の発行に何の抵抗感もなくっていますから慣れとは恐ろしいものです。) ギリシャのつまづきは政府の財務内容を偽っていたことでした。 ユーロに参加した国は一定の財務の健全さが求められるのですが、このごまかしが発覚したことでギリシャ国債の暴落が始まったわけです。 暴落しただけなら別にどうということはないのですが、満期になった国債の支払いにはユーロが必要です。ユーロは共同通貨ですから勝手な発行はできません。またギリシャの信用が落ちたところで「ドラクマ」が暴落するようにはユーロは暴落しないので返済負担も軽減しません。 そうなると残された道は高い金利で新たに国債を発行して自転車操業を続けていくことです。 ギリシャの悲劇は国の信用は低下しているのに通貨の信用が低下しなかったことにあります。 ですから実質的にギリシャの通貨であるギリシャ国債が暴落しているわけです。 繰り返しになりますが国債が暴落してもきちんと償還、借り換えができれば問題はありません。 しかし、ギリシャの1年物国債利回りが100%を越えたあたりで「実質破綻ではないか」ということが誰の目にも明らかになってきました。 つまり、デフォルト→「国による借金返済の約束が守られない」可能性が高まったということです。 それでもバタッといかれたらユーロ圏各国への影響が大きいので、欧州中央銀行が国債を買い支えたり、ヘアカットと呼ばれる借金の棒引き(返済元本の一部免債)を行おうとしています。 翻って日本国債は自国通貨建てですから、法律を変えてしまえばいくらでも元本償還も借り換えもできてしまいます。 ただし、同時に国の信用が失われますから円の価値が暴落するというわけです。 もちろん今の日本の長期金利はとても低いですから何の問題もありません。 これがじわじわ上がってきて加速度がついて上がってくるようだとまずいわけです。 (参考) 『ギリシャ国債1年物利回りが136%に』 http://media.yucasee.jp/posts/index/8907?la=nr3 『国債の暴落、利回りの上昇、どういうこと?』 http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaeconomy/20110916-OYT8T00371.htm 『ギリシャ国債のヘアカット率、想定超える可能性=ドイツ銀幹部』 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23326120110923
>昔、経済の暴落で国債が紙くず同然になってしまい個人でも大打撃を受けた時代があった 経済の暴落ではなくインフレでお金の価値が暴落したのです。 国債は途中どんなに暴落しても償還時(満期)には額面どおり元本が支払われることが国によって保証されています。 暴落した通貨で支払うのですから国の負担はほぼなくなるというわけです。 100万円の価値が100分の1になれば実質1万円の返済で済みます。 >現在持っている国債を定期預金に変更したほうが良いのではないかと思っています。 上述のとおりで国債も「円」も日本国政府の信用の上に成り立っているので、どちらの価値も同じです。 ただし、償還前の売却はそのときの売却価格に応じて損失が出ます。 >今のまま満期まで保有したほうが良いのか もちろん満期まで保有です。 ただし、なかにはドルも円も紙くずになるから全部「金(きん)」にするのが一番という人もいますから判断はご自身でなさってください。
お礼
ご回答ありがとうございました。 満期まで保有しようと思います。 詳しくお教えいただいたこと感謝します。
- droyce
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国債って、日本の国債ですよね?? だとしたら、心配することなど何もありませんよ。 アメリカみたいに、30年物国債とかってんなら、いざ知らず・・・。 確かに、国債が紙くず同然になったことはありますけど、それは戦争をしたから。 今、日本がどこかと交戦状態に入るはずもないし、 ハイパーインフレ懸念どころか、おもいっきりデフレ状態じゃないですか。 国債は、間違いなく額面金額で償還されるハズですから、大丈夫です。 債務不履行なんて、ありえません。
お礼
詳しく教えていただき感謝します。 そのまま満期まで保有しようと思います。 難しいことはよく分かりませんが、ご回答の内容でずいぶん理解できました。 ありごとうございました。