• ベストアンサー

鉄甲丸の挿し木について

一昨年、鉄甲丸を購入しました。 湿度の多いときに水やりを間違えたため、根腐れし茎まで傷んでしまいました。 私の過ちでこんなことになり、なんとか元気にしてやりたいと思っています。 いろいろ調べると挿し木ができるようなのですが、詳しく載っているサイトが見つけられず質問します。 私の鉄鉱甲丸には子株がないのですが親株を切断し挿し木は可能でしょうか。 可能であるなら、切断する部位はやはり、樹木のような色のところではなく、緑の柔らかいところでしょうか。 詳しくお願いします。 ご存知のかた、ぜひご教示ください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • cactus48
  • ベストアンサー率43% (4480/10310)
回答No.1

鉄甲丸はトウダイグサ科ユーホルビア属の多肉植物で、草花や観葉植物と 違って本体や葉や根などに水分を蓄えられる機能を持った植物で、このよ うな植物を多肉質と言います。サボテンも同じ仲間になります。 多肉植物の特徴としては暑さや乾燥に強く、多湿や寒さには弱い種類が多 いです。ただ多肉植物の種類にも寒さに強く、0℃までなら雪や霜に当た らなければ屋外でも越冬させられる種類もあります。鉄甲丸の場合は寒さ には強い方ではないので、暖房がガンガン効いた室内に入れる必要はあり ませんが、日当たりの良い窓辺で5℃以上あれば越冬させれます。 ただし置き場所が深夜から早朝に5℃以下になる場合は、室内であっても 何らかの防寒対策は必要です。 鉄甲丸に関して簡単ですが、この多肉植物の事を少しでも知って貰うため に余談ですが説明させて頂きました。 御希望であれば、これ以上の詳しい栽培方法は説明します。 さて鉄甲丸の増殖は挿し木で行いますが、単に挿せば発根すると言う事は ありません。挿し木にするには条件があり、その条件を満たさない事には 挿し木をする事が出来ません。その条件を書きますから、この文を読んで 確認をして下さい。 まず根腐れをして柔らかくなっていない部分を触り、その部分がブヨブヨ していないかを確かめます。色が変色して居なくても、内部が腐敗してい る可能性がありますから、その部分から切断しても発根はしません。 固い部分が全体の1/2以上が残っている事が必要です。 本体と根の境目から5mm単位で輪切りにして見て、切り口が茶色く変色し ていないかを確かめ、茶色の部分が無くなるまで輪切りを続けます。この 時に残った部分が全体の1/2以上あれば挿し木に使えます。 上に行けば行くほど生長点が無くなり、生長点が無いと発根はしません。 挿し木が行える時期は6~7月だけで、それ以外に挿し木をすると腐敗し たり発根さえせずに枯れてしまう可能性が大きいです。 今回は緊急時ですから、挿し木をしても発根するかどうかは予測が出来ま せん。今のままでは完全に腐敗するので、駄目元で挑戦するしかありませ ん。画像でもあれば今以上に説明が出来るのですが、あなたの質問だけで 判断して説明をするのは本当に難しい事だけは理解して下さい。 まず上記に書いた方法で腐敗状況を確認し、確認が出来て使える事が分か ったら、切り口を水道水で白い液体が出なくなるまで洗い流します。 この白い液体はユーホルビア属の特徴で有毒ですから、作業をする時は必 ずゴム手袋を使用し、皮膚に液体が付着しないようにします。 皮膚に付いても人体への影響は少ないのですが、特に皮膚が弱い方などは 炎症を起こす事があります。間違っても舐めないで下さい。 液体が出なくなったら、キッチンで使うザルなどに入れて風通しが良く雨 が当たらない明るい日陰に置き、切り口が完全に乾燥するまで待ちます。 乾燥が不十分だと切り口から腐敗します。ザルに入れる時は切り口が横に なるように入れ、縦置きにはしないで下さい。 乾燥が終わるまで挿し木の準備をします。ホームセンターか園芸店に行っ て、挿し芽用の土を購入します。多肉植物は雑菌には弱いので、使用する 土は必ず無菌無肥料で未使用の物を使います。間違っても一度でも使用し た土や最初から肥料が含まれている物は絶対に使用しないで下さい。 乾燥が終われば挿し木をします。ホームセンターで駄温鉢(上部に広がっ た部分に茶色になっている焼物鉢)の平鉢の3~4号を購入して、鉢底に 防虫ネット(虫避けと土が流れ出にくする網)を敷いて挿し芽用の土を入 れます。鉄甲丸を縦にして、鉢の中央部分に軽く穴を掘って、その部分に 立てて下さい。周囲に1~2cmの土が被されば大丈夫ですが、余り深いと 発根の妨げになるので、出来るだけ浅めにします。 この状態で外気温が5℃近くなるまで屋外の風通しの良い明るい日陰に置 いて暫く管理をします。最初の10日間は水遣りは不要です。10日後に 霧吹きで土の表面を軽く湿らせる程度にします。土が乾いたら霧吹きで水 を与える事をし、これを発根するまで続けます。 先程も書いたように時期外れですから、もしかしたら今年中には発根しな いかも知れません。発根の有無に関わらず、鉢上げは来年の5月まで待ち ます。

fujiwater
質問者

お礼

ご丁寧に教えていただき、ありがとうございます。 次回からは写真等をつけるようにします。 回答を読み、鉄甲丸を確認したところ、なんとか挿し木可の条件にはおさまりそうでした。 時期外れということですが、早速やってみます。 もし、煩わしくなければ、詳しい栽培についてご教示いただけますか?