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ローコスト住宅の理由は?
ローコスト住宅って、構造も設備も 悪く無いと思うのですが。 どうしてあんなに安いのでしょうか? 職人さんの賃金安くするなど、人件費を 削ってるんでしょうか? だとすると、施工品質は悪くなりそうで 恐ろしいです。
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ローコストに工夫された住宅と ローコストを売りにしている住宅メーカーとではちょっと意味合いが違います。 私は後者について説明します。 材料は物件の数に物言わせて安く仕入れることが可能です。 構造材も決して「いいもの」を使わず普及品が原則です。 「ひのき」であってもピンきりの材料なのですがユーザーにはわかりません。 ローコストの住宅の工事請負金額は他に比べると安いです。 その代わりに休みなく物件をお願いされるという薄利多売方式になります。 安すぎる請負金額に我慢できなくなるとその業者にはやめてもらい他の工事業者に鞍替えします。 いくらでも営業力が不足していて仕事をしたい業者がいるからです。 品質はメーカーであればある程度のラインを自社基準で持っており 到達しないと支払いはされません。 また、ローコストメーカーは技術社員割合が少ないです。人件費を下げるためです。 設計は営業と本社の一部の共同作業、確認申請は外注というところもあり、ひどいところは支店ごとに管理建築士を置かないので設計事務所登録もしていません。 大手メーカーの下請けの設計事務所とローコストメーカーの下請けも経験しましたがローコストメーカーの請負金額は大手の半分から1/3くらいしかなく責任は大手以上に取らされそうになります。設計品質は法律ぎりぎりでよいというのが標準。 薄利多売で自社基準あり。これで論理的には合法建築は作れますが、 人は金だけでいい仕事をするわけではありません。 環境が悪い状況で仕事をすれば合法でも「いい」仕事にはなりません。 そういうぎりぎりのラインの仕事がローコストハウスメーカーの中にはあるということです。 設計者が本当にローコスト設計をする場合は上記には当てはまりません。 全くシステムが違います。
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- BABA4912
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ローコスト住宅、以外に悪くないというのが私の感想です。 ローコストになる手法は色々あるのですが ローコストになる手法は沢山ありすぎて申し訳ありませんが書ききれません。 施主にとっての違いとしては 大体が、規格の設備以外以外を指定すると価格アップしやすくなりがちです。 また、一部の大メーカを別にして宣伝費をあまりかけていません。 ただ一部には質の悪い所があるので選択眼が必要ですね。 選択眼といってもここでは全く書ききれません。 本を何冊読んでも足りないくらいです。 心配でしたら高価格ノメーカを選べばよいかという必ずしも 高ければ安心かというとそうでもない所がこわいところです。 坪40万の家の職人と坪80万の家の職人では2倍賃金がでているわけではありません ほとんど同じです。 設計はどこでもきちんとしていることが多いのです 今の住宅はできるだけ職人の技能に頼らない 工法になっています 実際は職人一人一人より現場の連絡不行き届きとか、 施工不良を監督が見逃すとで欠陥住宅ができる事のほうが 多いものです。 ですから欠陥住宅をキにされるようでしたら (欠陥住宅以外の件も考慮していると思いますが) 監督の巡回頻度が高いところ、 監督があまりにも一人でたくさんの現場を受け持っていないところ が望ましいですね。 できたら下記の本を読んでくださると色々ご参考になると思います。 絶対に失敗しない家づくり 絶対に後悔しない一戸建て選び プロが教えるチェックポイント マイホームはこうして選びなさい 以上 長嶋修 著 アマゾンへのリンク http://www.amazon.co.jp/gp/search?rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E9%95%B7%E5%B3%B6%E4%BF%AE&keywords=%E9%95%B7%E5%B3%B6%E4%BF%AE&ie=UTF8&qid=1316964039&ajr=0#/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%E9%95%B7%E5%B6%8B+%E4%BF%AE&rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E9%95%B7%E5%B6%8B+%E4%BF%AE
お礼
たしかに一言で表せるほど簡単では無いですね。 ローコストにするための企業側の努力は私も認め ているところです。 結局、ローでもハイでも施工に関わる人の姿勢や 能力が品質を左右するのでしょうね。 ローコストでも高い技術と誠意ある態度で造って いる会社を選択することが大事と思いますが、 なかなかそこが難しいとこでもあります。 ありがとうございました。
- 粟国 浩明(@irabuzima)
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私たちの島は台風の通り道にもなっています。又過去に津波などがあったためそれを教訓に先祖の方々がいろいろ考案して作りだしたのがコンクリートの流し込み要するに鉄筋スラブうちをほとんどの家が行っています。 もちろん地盤も相当固いものではありますが(石灰岩) その地盤に先ずは都会でいう地盤に耐震強化のため基礎を相当硬めに強く打っています。 鉄筋も大分大き目の素材を使います。 スラブはコンクリートで流し込み木材は内部でしか使いません。 都会の家はほとんどが木造で作られていますが地震など災害が起これば大手が言っているように耐震構造などといってもすぐに壊れるのが現状だと思います。 私たちの先祖が残した家の作り方は半永久的に持つといっても過言では無いと思っています。 理由は例えば築50年の家でも又外部を左官などで強化してペンキ等を塗れば又本当に新築同様に強化がされると評判です。 又沖縄は都会と違い例:100坪の土地を購入すると本当に都会の10分の一の値段で購入できます。 最近は都会でも職人離れが多くほとんどの大手が職人一人に対し見習いが多数いて建築には相当施工品質が悪くなっているのが現状だと思います。 私は左官業の職人ですが最近は本当に施工品質が悪くなっていると思います。
お礼
沖縄の家づくりの知恵、たいへん参考になりました。 ありがとうございました。 たしかに、こういう造り方が出来れば、長持ちして 頑強な家になるのでしょう。 台風や津波への危機感が大きい沖縄の家づくりの 知恵を、もっと全国に知ってもらう時が来ている気が します。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
住宅の職人の日当は地域ごとに相場があって、腕の良い職人でも日当は同じです。 日当の単価を値切るというよりは、手間のかからない作り方をしているのがローコストの理由です。 基本的には細かい部材を組み立てるのは手間がかかりますので、面積の大きな構造用合板を使用し、手間をかけずに電動釘打ち機で打ちつけます。断熱材の充填などにも手間がかかり、施工品質のばらつきが出やすいところですが、ローコスト住宅では現場発泡の発泡断熱材を使用し、施工の手間を省きます。 屋根も手間のかかる瓦ぶきではなく、手間のかからないカラーベストやガリバリウム鋼板を使用します。 内装も左官の手間を省くために、石膏ボードを打ち付け、その上に壁紙をはるやり方です。 建築基準法違反の建築物は論外ですが、建築基準法をまもって建てているかぎり耐震性も十分です。 住宅のコストの多くの部分を住宅設備機器が占めますから、設備機器は無印良品を使用します。 同じ型の機器を一括購入して、安くあげるので、個別の注文をつけると割安感が無くなります。 高価格なブランド品と同じというわけにはまいりませんが、アパートなどに使用する機器と同程度です。 ローコスト住宅と高品質住宅の差は、年月を経たのちに現れます。 築20年ぐらいの期間であれば、危険なことは無いと言ってよいでしょう。 子供の代に引き継ぐようなことを考えると、ローコスト住宅は疑問がのこりますが、20年ぐらい住む目的であれば、十分、雨風をしのぐことができます。
お礼
手間のかからない施工方法や、無駄の無い建材寸法を 使うことでコスト落としていることは納得です。 ただ現場発泡の断熱は、けっこう価格アップしますが。 結局20年そこそこの耐久性しか無いのなら、やはり ローコスト住宅の品質は悪いってことですね。
- 粟国 浩明(@irabuzima)
- ベストアンサー率31% (139/440)
ローコスト住宅に関して参考にしてください。 もしあなたが購入を考えているのなら少し見てほしい事が幾つかあります。 その建築物はオープンに建築がされているのか? 大体ローコスト住宅などは工場などで組み立てを行い現場で組み立てます。 要するに現場で加工して建築するより格安でできるからですが。 もちろん現場でするのが一番の耐久性は持ちます。 私は沖縄で家を建築しましたがすべて自分で立会いコンクリート流し込みで作りました。 耐久性は半永久的だと思います。 それを踏まえ考えて購入はするのが望ましいと思います。
お礼
大手の住宅メーカーは工場生産率高いですが、 ローコストでは無いですけど・・・ 現場生産率が高いほど、職人の技術次第で 品質が上下しそうで恐いです。 それに半永久的な耐久性を持った住宅って 有り得るんでしょうか? 有るなら、どういう構法や仕様の物か教えて 下さいませんでしょうか。
お礼
とても分かり易く回答いただき有り難く思います。 裏の事情がつかめて参考になりました。 たしかにローコスト住宅でも、難波和彦氏の「箱の家」 などは、メーカーのローコストとは質が違います。 上質で誠実なローコストという感じがします。 そういうローコストを求めようと思いました。