余分のグルコースは糖毒性を発揮します。具体的にはタンパク質と反応して、全身の細胞の内外にある酵素やそのほかの蛋白質の働きを低下させます。要するに細胞の代謝全般に悪影響を及ぼします。一方適量のグルコースは全身の細胞のエネルギー源として不可欠でもあります。いわばグルコースは両刃の剣的なものということになります。体は余分のグルコースを無害なものに変えて貯蔵する機能を持っています。筋肉や肝臓はグルコースをグリコゲンにして蓄えます。脂肪細胞は脂肪の形で蓄えます。筋肉は運動によってグルコースを消費しますが、インスリンがなくてもグルコースを取り込んでグリコゲンに返るために血糖値を下げることに貢献しています。運動療法の意味は二つあります。一つはグルコースの消費ですが二つ目はよく使っている筋肉はグルコースをグリコゲンに変えてくれるので、日ごろ運動をして筋肉を増やしておくと血糖が下がりやすくなります。ただ筋肉のグリコゲンはグルコースに変えられても筋肉によってしか使われませんが、肝臓のグリコゲンは血糖が減って来るとグルコースに変えられ血液の中に放出されます。糖尿病の場合運動療法が有効なのは筋肉を増やすことのほかにインスリンがなくとも血糖を下げてくれることにもよるはずです。血糖を下げるという意味では肝臓よりも筋肉の役割のほうが多いと思います。ただ長期的には脂肪細胞の役割も大切です。また筋肉は血糖が下がってkると筋肉のタンパク質を分解してアミノ酸を作るこのアミノ酸が肝臓に送られて肝臓で合成されたグルコースが血液の中に放出されて血糖を上げる結果になります。これは早朝起床時などに毎日起こっていることだと聞きました。この意味でも筋肉の働きというのは大変大きいものだと思います。
お礼
わたしのためにお時間をさいて回答をしてくださりありがとうございました(o^∀^o) これからもっと勉強に励みます♪