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債権投信の基準価額について

外国債権のインデックス投信についてお聞きしたいのですが、 対象としている債権の市場での平均価格?が下がったら基準価額は下がるのですか? でも、満期まで持っておけば(為替のリスクと債務不履行無しとして)、 インデックスが下がっても最終的に損しないような気がするのですが、 基準価額が下がるのが普通みたいです。どういうことなのでしょうか? 変な質問だったら申し訳ないです、よろしくお願い致します。

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noname#212174
noname#212174
回答No.6

>投信を買ってすぐに別の人のお金で買った債券の利息の恩恵を受ける(狙ってできないと思いますが)ということがありうるということですか? では、まったく価格の変動しない債券で考えてみます。(もちろん市場で流通する債券ではありえません。) ・額面100円、年1回10円の利息が支払われる債券を投信が購入したとします。分配無しです。 この架空の投信は年1回のクーポンの支払い日にのみ基準価額が上昇します。   この場合、1年前の支払日に買った人と1年後の支払日前日までに買った人がすべて同じ上昇益を享受することになります。 つまり、oshietegookkoさんの想定しているとおりです。 では実際の投信はどうか? 例によって「グロソブ」でみてみます。 こちらのサイトをご覧ください。毎月の利息収入をグラフ化しています。 『「グロソブ」の値動きを分析』 http://money.quick.co.jp/fund/selection/101.html (グラフ-2) 様々な満期日の債権に投資していますからほぼ1年中支払を受けています。 基準価額に対して毎月おおよそ20~30円。 この期間の基準価額は6,000~8,000円で推移していますので6,000円に対して30円と多めに見積もった場合でも利息収入は月あたり0.5%(1日あたり0.017%)ほどということになります。 これだけ分散化していると債券価格の変動による影響のほうがはるかに大きくなります。 『グローバル・ソブリン・オープン チャート』 http://www.morningstar.co.jp/screening/FundChartLarge.do?param=1997121801 グロソブは利息以上に配当しているので実際の債券の動きも見てみます。 米国の代表的債券の10年物です。 http://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/us-treasury/10-year-us-treasury-note.html [charts]の左側のアイコンをクリックするとチャートが表示されます。 いかがでしょうか? 債券価格の変動は結構大きいことが分かります。 つまり債権は中短期で売買すると株のようなリスクがあるので利息が目的なら長期投資が基本というわけです。 ちなみに、運用会社の実務となるとわたしもよくわかりませんが、ある程度の規模の投信なら利息の受け取りタイミングはある程度意図的に分散化しているのではないでしょうか? どうしても気になるなら投信会社に聞いてみてはいかがでしょう? ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

oshietegookko
質問者

お礼

具体的な例で解説してくださって大変わかりやすかったです。 利息の受け取りは偏らないようにしてるんですね。 基準価額の変動についてなど疑問に思っていた事がお陰さまで解消されました。 最初の質問をうまく書けなくてすみませんでした。 何往復も付き合ってくださってありがとうございました。

その他の回答 (5)

noname#212174
noname#212174
回答No.5

補足です。 今回は訂正ではありません。 oshietegookkoさんが引っかかっていることがなんとなく分かりました。 もし違っていたらご容赦ください。 ---------------------- また懲りずに具体例を出してみます。 個人で額面100円、10年物の国債を買うとします。ごく単純に10円のクーポンが10枚付いているとします。 毎年10円のクーポンを受け取ると資産は毎年10円づつ増えていきます。(経費や税金は除く) 途中市場価格が変化しても満期には額面どおり償還されるので、 100円の元本が10年後には200円に増えています。 ・では個人ではなく投資信託で運用したら何が違うのか? もちろん何も違いません。クーポンを受け取れば資産は増えていきます。 しかし、それは分配金を支払わない場合に限ります。 分配をしなければ上記の個人の場合と同様資産(基準価額)は増えていきます。 利息の分配がある投信というのはいわば「受け取ったクーポンをその度ごとに使ってしまう」ようなものです。 ------------------------- 結論としては、 ・投信に利息が支払われた場合、それを分配せず内部保留していけば基準価額は上昇していく(金利・為替などの影響は除く) ・利息分をすべて分配する方針の投信は、利息は資産として留まることがないので基準価額には影響が無い。 (細かいことを言えば、受け取りと分配のタイミングの違いにより資産は変動します。) ということになりますがいかがでしょうか? ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

oshietegookko
質問者

お礼

いえいえとんでもないです。 お答えくださってありがとうございます。 分配やその他の経費がないと考えた場合、市場金利の変動によって基準価額は上下し、割引債が償還された時や利付債の利息が支払われた時は基準価額は上昇する(実際に投信に利息が支払われてから上昇する)、という理解でよろしいでしょうか? (上記の事が間違いなら下記の事は無視してください。) ある債券投信を1億円買ったAさんがいたとします。投信がその1億円で債券を買ってすぐに、投信が以前から保有していた債券の利息が支払われたとします。 投信の総資産額は増えるので基準価額は上昇すると思います。するとAさんは、投信を買ってすぐに別の人のお金で買った債券の利息の恩恵を受ける(狙ってできないと思いますが)ということがありうるということですか? 株にも配当があると思いますが、株の投信の場合は値上がりを待つという感じで気にしていなかったのですが、債券の場合だとどうも気になります。 よろしくお願い致します。

noname#212174
noname#212174
回答No.4

ANo.3です。 ご指摘ありがとうございます。 完全な説明不足と間違いがありました。 申し訳ありません。 「債券の持つクーポンと同等の利益を得るための投資金額」と「実際の債券価格の変化」を完全に混同して書いてしまいました。 分かりにくくて当然です。 改めて解説しますと 市場金利が5%のときに、額面100円、残りクーポン10円、残存期間1年の債券を市場で売却しようと思った場合 1年後に、額面100円+クーポン10円の110円が手元に残るので、現在の金利5%で逆算すると 110÷1.05≒104.762 つまり現在価値(時価)は「額面100円」に対し「104.762円」となります。 同様に金利が20%だと、 110÷1.2≒91.667 現在価値(時価)は「額面100円」に対し「91.667円」となります。 こんな単純ミスをするようでは、もはや説得力がないかもしれませんが、債券価格はこれから受け取るクーポンを先取りして計算されていますので、 >実際にファンドに利息が支払われても基準価額には影響が無い ということになります。 なお、ギリシャ国債のような危機的状況では市場金利がどうこうではなく、元本そのものが全額戻るかどうか怪しくなるので、「売りたい人が多いからとにかく下がる」ということになります。 結果、1年物の利回りが100%越えなどという異常事態になっています。 混乱させてしまい重ねて申し訳ありませんでした。 ※改めて、不明点・間違いなどありましたらご指摘ください。

noname#212174
noname#212174
回答No.3

>債券に今後払われるであろう利息(償還時やクーポンなど)があると思うのですが、 >どのタイミングで基準価額に反映されて、基準価額が上昇するのでしょうか? 利付き債券の市場価格というのは将来の受け取り利息(クーポン)を織り込んで取引されています。 ですから基準価額も同様に将来を織り込んでいることになります。 たとえば、 市場金利が5%のときに、額面100円、残りクーポン10円、残存期間1年の債券があったとします。 この債券を市場で売却しようと思ったら、これまで支払われたクーポンはまったく関係がなく、今後受け取れるクーポンのみを勘案して現在価値が決められます。 ですから、前回の回答どおりこの額面100円の債券の場合は10円分のクーポンを【織り込んで】200円の価値(時価)が付くことになります。 ※ちなみに「割引債」というのは同じような仕組みで、利息が付かない分額面より安く買える債券のことです。 ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

oshietegookko
質問者

お礼

再度ご回答頂きありがとうございます。 もう一度だけ質問させてもらってもよろしいでしょうか? 将来の利息が織り込まれているという事は、実際にファンドに利息が支払われても 基準価額には影響が無いという理解でよろしいでしょうか? >市場金利が5%のときに、額面100円、残りクーポン10円、残存期間1年の債券があったとします。 >この債券を市場で売却しようと思ったら、これまで支払われたクーポンはまったく関係がなく、今後受け取れるクーポンのみを勘案して現在価値が決められます。 >ですから、前回の回答どおりこの額面100円の債券の場合は10円分のクーポンを【織り込んで】200円の価値(時価)が付くことになります。 残り1年だと額面100円と利息分10円しか得られないので200円で買うと90円損をして、 市場金利5%だと1年後105円なので、債券価格が105円への上昇ならば どちらも5円儲けで拮抗すると思うのですが、私は利息の織り込ませ方がよくわかっていないのでしょうか? 200円で買うと市場金利と同じ5%の利息10円が得られますが、最終的に誰かが満期まで持つことになると思うのですが、その人は損しないのですか?

  • den8000
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回答No.2

債券だろ・・・残念だなぁ

oshietegookko
質問者

お礼

ずっと間違えてました。ご指摘感謝です。

noname#212174
noname#212174
回答No.1

>対象としている債権の市場での平均価格?が下がったら基準価額は下がるのですか? はい、そうです。 国債は満期までは基本的に市場で売買されているものですから上がったり下がったりします。 それに合わせて基準価額も動きます。 ただし、満期時には額面金額でキッチリ償還されます。 固定金利なら額面に対しての金利分もきちんと支払われます。 --------------- なお、償還までに債券価格が上下するのは、市場金利が日々変わるからです。 たとえば額面100円で期間2年、金利10%の債券が発行されたとします。(10%は市場金利を反映しています) 利息は年1回10円が支払われるものとします。 1年後、市場金利が5%まで下がりました。 すると、金利10%の債券は魅力的ですから、100円より高い値段で売れます。 いくら高く売れるかというと、市場金利の5%と同等の利回りになるまでです。 つまり、10円の利息が5%相当になる200円まで値上がりします。 このとき新規発行される債券は額面100円で5%の金利となります。 では逆に、市場金利が20%になっていたら。 10円の利息が20%相当になる50円まで値下がりすることになります。 このように債券価格はいつ買ってもそのときの金利水準の利息が得られるように実にうまく価格が調整されているのです。 -------------------- 投信の場合は様々な償還期限の債券に投資していますし、独自の判断で銘柄の入替もしていますから特定銘柄の動きとは違ってきます。 しかし、おおよそ金利に合わせて動くのは間違いありません。 >でも、満期まで持っておけば(為替のリスクと債務不履行無しとして)、インデックスが下がっても最終的に損しないような気がするのですが、 はい、そのとおりです。 前述しましたように、債券価格の変動はそのときの実勢金利をきちんと反映しているので、原則としてどの債券をいつ買っても満期時までの利回りは基本的に同じです。 たとえば、投信が償還期日の同じ債券だけに投資して、償還日に投信自体も解散・償還してしまうなら、投信の購入時の利回りどおりの利息と元本が保証されます。(その他の経費やリスクは無視。) しかし、「無期限」運用の投信の場合は、投信を途中で解約しなければいけなくなる可能性があります。そうすると償還前の売却ですから不利な債券価格で売らざるをえない状況もありえます。 ------------------- なお最近の海外債券投信の基準価額の値下がりは上記の要因と言うよりも主に「特別分配金」と「為替損」によるものと考えられます。 まずはこちらのサイトをご覧ください。 有名な国際投信の『グロソブ』の仕組みについて分かりやすく解説されています。 『分配金のメリット・デメリット』 http://toushin.pepeo.net/tousshinkoramu6/bunpaikin-merit-demerit.html いかがでしょう? なぜ基準価額が減っていくのかお分かりいただけたでしょうか? ------------------------ 次に為替損です。 為替の変動の影響を受けないようにすることを「為替ヘッジ」などと言いますが、「グロソブ」は海外債券はヘッジ無しです。 どういうことかというと「円高は損」ということです。 ドルが10%下がれば、ドル建て商品は10%下がり、ユーロが10%下がればユーロ建て商品は10%下がるというようにいたってシンプルな動きをします。 『ドル/円』 http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=USDJPY=X&ct=z&t=ay&q=l&l=on&z=n&p=m65,m130&a=#stayhere 『ユーロ/円』 http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=EURJPY=X&ct=z&t=ay&q=l&l=on&z=n&p=m65,m130&a= ------------------------ あとご存知でしょうが「信託報酬」でも基準価額は下がっていきます。 「グロソブ」だと年1.3%ほどです。 つまり純資産が毎年1.3%目減りしていくわけです。 小さいながら長期運用では結構な出費となります。 以上、 ・利益以上の分配金 ・為替損 ・信託報酬 の3つが債券価格以外の基準価額の主な下落要因です。 もっとも、過剰な分配金は自分の預けたお金が戻ってきているだけですから、損ではありません。 ※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

oshietegookko
質問者

お礼

詳細な解説ありがとうございました。 大変勉強になりました。 >投信の場合は様々な償還期限の債券に投資していますし、独自の判断で銘柄の入替もしていますから特定銘柄の動きとは違ってきます。 >しかし、おおよそ金利に合わせて動くのは間違いありません。 市場金利が下がった時以外に無期限の債券投信の基準価額が上昇する要因として、債券に今後払われるであろう利息(償還時やクーポンなど)があると思うのですが、どのタイミングで基準価額に反映されて、基準価額が上昇するのでしょうか?

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