良く例にでる中古車市場のお話を、いわゆる情報の非対称による失敗です。
ここにA、Bさんが同じ車(走行距離等の条件もほとんど同じ)を中古屋さんに売りにきました。Aさんは非常に大事に車を扱ってきたので300万円で売りたいと、逆にBさんはいい加減に扱って乗っていたので100万円で売れれば良いと考えました、ここでA,Bお互いどお車を扱ってきたか分かりますが、買い手である中古屋さんには分かりません、そこで300万と100万円の間をとって200万円で買い取るとするとAさんは冗談ではないと車を売らず、Bさんはしめしめと車を売ってしまいます、結果として粗悪な車しか中古屋さんには無く市場が成り立たなくなると言う事です。同じような例で保険などが良く例に挙げられます、健康な人手はなく不健康な人だけ保険に入ると言った具合です。