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車椅子マークに駐車することはいけないことか?
若く、体格のしっかりした人が車椅子のマークのところに駐車しています。 みなさんはどう思いますか? 過去の質問の回答を見ると、みなさん酷いことをいわれています。 頭に障害がある人だとか、見かけたら注意するが無視されるなど。 まず、添付した画像のマークは、国際シンボルマークといいます。 このマークは国際シンボルマークといって障害をもつ人々にも住みやすいまちづくりを推進するため、国際リハビリテーション協会(RI)により1969年に採択されました。マークの使用については、国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。特に車いすを利用する障害者を限定するというものではなく、すべての障害者を対象としたものです。 障害と一言にいっても、足やその機能を失うものばかりではありません。心臓病などの内臓疾患により、運動をすると症状が悪化、場合によっては死につながる人だっています。そうした人は見かけではわかりません。 それなのに、こうしたサイトでは車椅子を優先すべきだとか、車椅子専用だとか、誤った知識が正しいことのように扱われています。誤った知識が常識となるこうしたサイトの問題点でもあると思います。また、youtubeなどで身障者用駐車場を利用する人を撮影し、晒したりする人がいます。私はこの現状を非常に遺憾だと思います。 <質問> 今まで知らなかった、誤解していた方、この事実を知りどのように考えますか?また、今後どのようにしようと思いますか?書き込みの消去や訂正の依頼を出すべきではないでしょうか? さらに、身障者用駐車場は車椅子専用だという方がいます。ハートビル法や国際シンボルマークの趣旨から、車椅子専用と決まっていないにも関わらず、その決まりや考えを否定してまで車椅子専用だといわれる方の根拠はなんでしょうか。 車椅子を利用する=重い症状とは限りません。むしろそうした考えは偏見です。そうした偏見が車椅子さえあればどこだっていけるという人の障害となっています。 なお、個人の車に表示することは、国際シンボルマーク本来の主旨とは異なります。 身体障害者標識、いわゆる四葉マークというものがあります。 障害のため駐車違反を免除されるのは、身体障害者等用駐車禁止除外標章と別にあります。
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補足
車椅子や松葉杖を利用する人は広いスペースを必要とするが、 心臓病などの内臓疾患の人は広いスペースを必要としないので、 内臓疾患の人は身障者用駐車場は必要ない、という考えなのでしょうか。 では、なぜ身障者用駐車場は出入り口の付近に作られているのでしょうか。 また、場所を広くとっているのは、おっしゃるとおり車椅子の乗り降りなど スペースを多く必要とするからです。 これはユニバーサルデザインといって特定の障害の方が利用しやすいように 作られるのではなく、誰もが利用しやすいように考えられて作られているのです。 スペースが広く取られていることも、入り口から近くなっていることも、 すべて考えられて作られています。 ユニバーサルデザインの他の例として、 最近、駅などにたくさん作られ始めたエレベーターがそうです。 以前は車椅子で階段を上るとき、専用のエスカレーターがありました。 しかし、それを利用するためには補助員を設けなければいけませんし、 なにより車椅子の人専用に作らなければなりません。 エレベーターを広く作り、車椅子でも乗り降りしやすいようにすれば、 車椅子の方だけでなく、松葉杖の人も、健常者でも、利用できるようになります。 このように、いよう価値の低いものに設備投資をするのではなく、 誰もが利用しやすいように作り、世の中をよくしていこうという考えがあります。 身障者用駐車場もそのひとつです。