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ユリシーズ・失われた時を求めて おすすめ訳
20世紀を代表する小説「ユリシーズ」「失われた時を求めて」はいくつかの出版社から出ていて異なる訳があります。どの訳がお勧めでしょうか?基本的に語彙が難しくなく、注釈が多すぎないものが好ましいです。また文庫本限定でお願いします。 ただ全部の訳を読んだ方はいないでしょうから、一つだけしか読んでいなくても、苦痛に感じなかったらその訳を紹介してください。またこの二つの小説を読んでいなくても、選ぶ基準を教えてくださってもうれしいです。
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翻訳ものを選ぶときの基本は、なるべく新しく刊行されたものを選ぶことです。新しい方が現代人にとって読みやすい訳になっていることが多いですし、また、本文のレイアウト自体も改良されて読みやすくなっています(図書館や古本屋に並んでいる昔の岩波文庫は、字が小さくて行間が狭く、鬼のように読みにくかったりしますよね)。 日本の小説ならまだしも、翻訳本だけは新しいのを買うべきです。下手にケチったらひどい目に遭うことを、私は学生時代に学びました(笑) 『失われた時を求めて』は、高遠弘美・訳の光文社古典新訳文庫版が読みやすかったですが、現状では一巻しか出てないと思います。急いで読む気がないなら、おすすめですが。 完結しているのだと、ちくま文庫の井上究一郎・訳か集英社文庫の鈴木道彦・訳ですね。好みもあるので一概には言えませんが、両者を比較して読みやすい方なら鈴木道彦・訳だろうと思います。 『ユリシーズ』は、図書館で日に焼けていた、私は誰の訳かわからない単行本で読みましたが、あの作品は独特の文体と日本人にはよくわからんネタや日本語では表現しづらいネタが満載なので、どの訳で読んでも最初はちょっと苦労するかもしれません。 今なら集英社文庫から出ている高松雄一、丸谷才一、永川玲二・訳のものでいいんじゃないかと思います。
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- rkd4050
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見落としていましたが、集英社文庫版の『ユリシーズ』は「訳注が多すぎない」の注文には応えられないです。むしろ訳注だらけ。 ただ、あの作品については仕方ないような気もしますし、そもそも他に選択肢がないのも事実です。 最近翻訳されたのはこれと柳瀬尚紀版ですが、柳瀬尚紀版は文庫化してないですし、完結もしてなかったはずです。読みやすいわけでもないですし。
お礼
たびたびありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 新しいものを読んだ方がいいというのはうなずけますね。 「失われた時をもとめて」は光文社、ユリシーズは書店でもよく見かける集英社のものにしたいと思います。訳注が多い本は苦労しますが、読破できるようがんばります。