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前原さんの出馬で野田さんの総理大臣はなくなった？

2011/08/23 14:03

前原さんの出馬で野田さんが総理大臣になる可能性は低くなりましたか？（私自身は野田さんより前原さんの方がいいと思いますが…。）

harukaze33
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政治
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isoken
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2011/08/23 20:01 回答No.4

＞前原さんの出馬で野田さんが総理大臣になる可能性は低くなりましたか？立候補を宣言した当初から、野田氏の可能性は殆んど無かったと言っても差し支えないでしょう。その理由として野田氏は自他共に認める財政規律派、言い換えれば増税容認論者ですが、民主党内には菅政権の悪夢・残滓を何としても拭いたいという思惑が渦巻いている、依って増税反対の意見が大多数を占めている事。更に申せばその強硬派が小沢氏・鳩山氏であり、その両派を併せると１５０人強の大勢力、誰しもが勝ち馬に乗りたい訳で、今回の代表選は既述両氏が押す候補が圧勝するものと思われます。或いは野田氏が勝つと想定出来るケースは、前原・野田グループが１枚岩で行動し、尚且つ候補が乱立して票が分散された場合のみと考えておりましたが、前原氏の出馬でそれもジ・エンド。＞（私自身は野田さんより前原さんの方がいいと思いますが…。）私が考える民主党代表選のシナリオは以下の通り、結論から申し上げれば前原氏が出馬を表明した段階に於いて求心力は前原氏に集まる、即ち同氏で決まりであると考えます。先にも述べましたが、今回の代表選は小沢・鳩山両氏の帰趨がその大勢を決定すると申し上げても差し支えない。しかも今回ばかりは小沢氏（鳩山氏は飽く迄従的存在ですので、ここでは割愛させて頂きます）と前原氏双方の思惑と利害が一致するという必然性が存在します、以下の既述は全て想像の域を出ませんが。１．「悪夢の如く２年間」、民主党に依る政権奪取以降を多数の国民がそれに似た思いでいる事は、政党・内閣支持率からも明らか。依って未来永劫とまでは断言しませんが、近い将来に於いて民主党が与党に返り咲ける可能性は極めて低く、仮に前原氏本人が「首相の座に座るチャンスはひょっとしたら今回が最初で最後かも知れない」と考えるとすると、これまで彼の行動規範を制約してきた何かが変わる、即ち原理主義者の岡田幹事長よりは遥かに融通無碍であると推測される前原氏が、悪魔に魂を売り渡すとまでは言いませんが、小沢氏に擦り寄る可能性は否定出来ない事。しかも小沢グループを完全に排除した菅内閣の政権運営という恰好の失敗例が存在する為、挙党一致といった御題目で何とでも言い逃れ出来る環境が存在する。２．小沢氏サイドに取りましても全面的にバックアップ出来る有力候補が存在しない、依って現行立候補を表明しているボロ御輿よりは、少なくとも世論から断トツの支持を受けている前原氏を担いだ方が得策であると考えるのではないでしょうか？しかも一部の地盤が強固な議員を除き、小沢チルドレンを筆頭に次回の総選挙が危ない議員が圧倒的に多く、彼らには選挙の顔として少しでも有利な表紙で戦いたいという思惑が働き、その突き上げがある可能性も否定出来ない事。３．果たして前原氏は巷間言われる通り、反小沢の急先鋒なのか？私が考えるその答えはノーです、彼が反小沢というイメージで得をしている面は否定出来ないが、渡部恒三・小沢一郎両氏の合同誕生パーティーの発起人にも名を連ねており、何よりも前原氏の有力な後援者が京セラの稲盛名誉会長、他方稲盛氏は財界で小沢氏に唯一直言出来る人物としても知られており、稲盛名誉会長というバイパスを通して小沢・前原両氏が対話出来る或いは利害関係を調整出来る環境は整っています。以上小沢氏と前原氏が手を握る可能性を示唆する幾つかの要因を提示しましたが、当然小沢氏も幾つかの踏絵を用意するでしょう。その１つが菅内閣の増税路線からの一時撤退、次に前回の総選挙前に掲げたマニフェスト（全て堅持せよとのたまう程小沢氏も愚かではないでしょうが）の一部存続、そして最後に自らの影響下にある議員の何人かを内閣・党執行部の枢要ポストに就ける事。仮にこの程度であれば、前原氏にとってもさほど高いハードルではないが、もしこれを拒否した場合は小沢氏サイドも独自候補の擁立・或いは既存候補での徹底抗戦となるはず、何れにしても民主党は再び真っ二つという事です。