はじめまして。私も個人的には同意見で、お気持ちははわかります。
日本は、加害者の人権は守られても被害者の人権は守られない国・・・。
ただ、やはり法治国家ですので感情論ではいかないことのほうが多いのです。
まず、威嚇発砲について。威嚇はあくまで威嚇です。当ててしまったら威嚇ではありません。ということは、絶対に当てないということです。それで、何か効果はあるでしょうか?威嚇の本領を発揮するのは、これ以上すると、当てるぞと脅しをかけることです。絶対当てることができない発砲は、大きな音を出すというだけです。
では、いざとなれば当ててしまえとなります。ですが、やはり日本は法治国家です。警察官は、容疑のある人を捕まえるだけで、裁くことはできません。警察官が捕まえた段階では、あくまで容疑者(犯罪を犯した可能性がある)という状態です。その後、裁判を通して有罪となれば犯罪者となるのです。
逮捕されただけでは、無罪の可能性もあります。現場で、罰を与えるという意味で発砲して当ててしまうことはできません。
では、なぜ拳銃をもっいるのか?警察官の武器使用については、「警察官職務執行法」等で、決められています。正当防衛と緊急避難の時です。たとえ、それに該当したとしても、後でマスコミが面白おかしく報道します。警察官が正しいと思ってやった行動が後で非難され、警察官自身が犯罪者のごとく扱われることもあります。ですから、警察官は、ついその場の感情だけでなく後々のことを考えると、簡単には発砲できないと思います。
このことを踏まえ、仮に威嚇発砲したとして、万一、第三者にあたってしまったら・・・。
とんでもないことになります。
以上が私の考えですが、現場の警察の方は本当につらい国だと思います。