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リップル率について。
電気工学で定義するもの (交流成分÷直流成分)×100 と、X線装置で定義するもの 電源1周期の整流電圧波形の最高値Umaxと最低値Uminとの差 の最高値に対する比{(Umax-Umin)/Uma}x100 の2種類があるのは分かるのですが、 各々の利点と欠点を教えていただきたいのですが。 よろしくお願いいたします。
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>>電気工学で定義するもの >>と、X線装置で定義するもの 根本にあるドグマは;聞いたことがある言葉だと思うが「信号雑音比」、つまり SN比 = 妨害エネルギ/着目してるエネルギ である(*)。どちらのリプル率もこれに倣った評価法である。 1.電子回路の電源; 求められる機能は「直流の供給」である。リプル波形は「その直流に付随してる交流的なノイズ」でしかない。この状況の評価法として、 ノイズ振幅/求められてる直流電圧 ↓↑ 妨害/着目してる量 は理に叶っている。 一方、 2.加速用電源; 求められる機能は「X線の単色性」である。 コッククロフト等で逓倍(ていばい)されるが回路の特性上、負荷電流が小さいならばリプル波形のピーク電圧が出力電圧になり変動幅が小さい。その結果X線の単色性が良い。 ビーム電流を大きくしてX線の強度を増すと、電圧変動幅が大きくなるので単色性が「良好な状態よりも劣る」状態になる。この状況の評価法として、 電圧変動幅/軽負荷状態の電圧 ↓↑ スペクトル広がり幅/単色状態のX線波長 は極めて的確、適切である。 >>各々の利点と欠点を 100m競争は人体の最前部で測り、三段跳びは人体の最後部で測る。双方、相手方の判定法は競技目的に合わないとは言うだろうが、欠点とは… (*) 厳密にエネルギで表せば、電気では電圧とエネルギが2乗の関係なので、リプル波形の2乗の時間平均という事になる。 しかし実用状態ではリプルは小さいのが常なので、(1+r)^2 が r<<1 では 1+2r になるのと同じ状況にあり、電圧(1乗)のままでも良い。
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- myeyesonly
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こんにちは。 これは、交流電圧の表記の仕方と同じ問題ではないでしょうか。 つまり、交流電圧表記には、実行電圧と振幅電圧の表記があるのは御存じでしょうか? 最大値が必要な、電圧制御などでは実効値ではなく最大値が必要ですので振幅を用いる必要がありますね。 X線管の制御などはこれに当たります。 対して例えば電熱器のような電力制御で用いられるのは実効値である必要がありますね。
お礼
確かに、X線管は瞬間の電圧が問題となります。平均値を出すデジタルの電圧計などは意味がないですよね。 ありがとうございました。
お礼
やはり2つは違うものなんですね。 定義が2つあるのも納得です。 ありがとうございました。