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FMラジオで電波を受信する際の疑問
FMラジオで、例えば 90MHzを受信するというのは、“90MHzの搬送波fc をLC共振回路で拾う ”ということですよね。 しかし実際のFM波は fc±Δf (Δfは最大周波数偏移) の範囲にスペクトルが離散的に広がっています。 LC共振回路で fc を拾うと、それ以外の±Δfに収まっている周波数が“減衰”されて 受信した信号が大きく歪んでしまうのではないかと思います。 一方で、FM放送は音質の良さが売りなんですよね… この矛盾についてはどのように解決すればよいでしょうか。 よろしくお願いします。
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>LC共振回路で fc を拾うと、それ以外の±Δfに収まっている周波数が“減衰”されて受信した信号が大きく歪んでしまうのではないか 共振回路の帯域幅は回路の「Q」で決まります。 Qが高いほど共振は鋭くなって帯域幅が狭くなります。 しかし通常は帯域幅を問題視するほど高いQの回路にはなりませんし、必要があればQの値を適切に取ることが行われています。 また最近の同調回路は「バンドパスフィルタ」という広い帯域が受信できる回路になっていますしバンドパス自体が無いような受信機もあります。 従って質問者が想定されるような現象はこの部分では通常発生しません。 むしろ問題視されるのはその後にある中間周波部分のフィルタでしょう。 しかし群遅延など測定器でやっと判明する非常に細かいことは別にして、通常のFM放送視聴でこのような回路上の歪が判る人はいないと思いますよ。 銅線の純度やコンデンサのメーカーが問題視されるマニアの世界でもこの種の話題は出ないと思いますが・・・
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- k_kota
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まず、受信側がLC共振器とは限りません。 とりあえず、特定の周波数だけを選択して拾えればOKです。 次に、スペクトルは拡がりますけど、フィルタの方もそんなに急峻ではありません。 ノイズを抑えつつ、必要なものは十分取れるような設定がされているはずです。 FMのスペクトルは細かく憶えていませんが、ある程度の帯域幅で大部分のパワーを受けることができます。 FMは処理方法がいろいろあった気がしますし、工夫もいろいろできそうですけど、 大部分のパワーを受信出来ればそんなには歪みません。
お礼
>フィルタの方もそんなに急峻ではありません。 ノイズを抑えつつ、必要なものは十分取れるような設定がされているはずです。 問題ないのですね。ありがとうございます。
お礼
>通常は帯域幅を問題視するほど高いQの回路にはなりません 問題ないレベルなのですね。ありがとうございます。