NO.4です。
補足要求がありましたので、くどくなりますが基本的な私の考えを今一度申し上げます。
私が4で説明した原発のコストとは、今止まっている、あるいは止められている原発の処遇についての考え方をいっています。つまり今止まっている原発が(動かせば極めて低コストで電力が得られるということを、逆にいえば廃炉にすることで発生する無駄なコストが莫大だと言うことを言いたかったので、決して今から計画する新規の発電所から得られるであろう電力の見積もりコストではありません。他の諸先生方はそれについて縷々述べられているようですが、現状として近々に新規に建設される原発はありませんし、作れないだろうと思いますので、それらは単なる反原発派が妄想するヴァーチャルな数字でしかないことがお分かりになると思います。そういう数字と太陽光発電の総費用と比べることは出来ないと思います。
確かに放射能対策は大問題です。今回のフクシマは非常に確率の少ない不幸な事態が重なって大きな災害になりましたが、以後こういう事故は起こしてはならないし、起こさないでおくことは可能だと思います。要は放射能を閉じ込めるということが肝要なので、これは飛行機は堕ちてはならないし堕ちないで居られることは可能だというよりも更に容易な既存技術と管理法で可能だと私は思っています。もちろん確率的に事故は起こりうるものであり、そこを反原発派は科学的に、論理的に考えていないふしがあって、結局宗教戦争になっているような気がします。
廃棄物の最終処分ですが、現在では国際海洋法で禁じられている海洋放棄が可能になれば、深海の活断層の沈降際へ沈めるのが最も低コストで合理的で安全な処理法だと考えられているようです。
お礼
私もその間接費用を知りたいのです。