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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:刑事コロンボ「別れのワイン」の疑問)

刑事コロンボ「別れのワイン」の疑問

このQ&Aのポイント
  • 刑事コロンボ「別れのワイン」のトリックについて教えてください。
  • 犯人は意識を失った被害者を縄で縛り、ワイン蔵に閉じ込めますが、その殺害方法がよくわかりません。
  • 犯人は被害者を放置、空調を切って一週間の旅行に出かけます。帰ってみると被害者は死んでいるのですが、暴れた跡があり、検死の結果死因は窒息死です。

質問者が選んだベストアンサー

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  • eito_waka
  • ベストアンサー率54% (148/272)
回答No.4

1.2.について、ワイン蔵で窒息死した設定になっているのは放送当時は、 「ワインはコルク栓を通して呼吸をしている、と信じられていた。」からだと思います。 アルコール発酵は大雑把に言うと「酵母が酸素を消費して、糖をアルコールに変化させ、二酸化酸素を排出する現象」です。 現在は「ワインを瓶詰めしコルク栓をした状態ならば空気が遮断されるため、アルコール発酵は起きない。」事が確認されていますが、 一昔前までは「ビン詰めし栓をしてあるワインも、コルク栓を通して酸素を取り込み、二酸化酸素を出すアルコール発酵を続けている。(ワインは呼吸する。)」と信じられていました。 そのためこの作品では「ワインを大量に保管しているワイン蔵の換気を止めたなら、ワインの呼吸によって酸欠状態が起きる。」という設定になったのだと思われます。 3.について もともと弟を殺した動機は「良質のワインを造るものの採算の合わないワイン工場を、安いワインを仕入れ混ぜ合わせてまがい物のワインを作る事で儲けを出しているワインメーカーに売ろう。」との画策を止めるためでした。 それが、犯行を行ったために、上質なワインをダメにするという皮肉な結果を招きました。 つまり、ワインを至上とする犯人がワインを守るために行った犯罪なのに、その結果ワインを冒涜してしまった訳です。 自分の信条を貫くために弟を殺したのに、その行為の結果、信条を破るはめになり、目的意識を見失ってしまったために、犯人はあっさりコロンボに自供する訳です。 書かれているとおり、「不本意な結婚回避という理由はおまけ」です。

その他の回答 (3)

noname#156650
noname#156650
回答No.3

yoshinobu_09様こんにちは。 こちらのカテゴリーのご質問、浅学当方ではありますが、とりあえず回答参上仕りました(笑)。以下、当方のストーリー見解、よろしくお願い致します。  1.犯人の殺害計画のあらましは?&2.熱中症で窒息死するのか? こちら1と2につきましては、回答者No.2様のお話しが、その経緯、加えて微妙な疑問点等(現実に窒息可能性の有無)を見事に要約ご指摘の印象でありまして、当方も全くの同感であります(完璧なご見解と思います)。 敢えてこちらに当方自身の考えを加えさせて頂きますと、基本的には犯人エイドリアン・カシーニ氏の犯行、これは衝動的突発的な事態に起因する所業であります。また気絶する異母弟の処置に関しても、おそらくはニューヨークへ発つまでに時間の余裕がなかったこともあり、その時点で明確な殺害手法に関する選択肢が手元になかった(というより思い浮かばなかった)のが実情と思われる次第であります。 そのため、まずは最善と考えられる手(気絶状態の異母弟が、死に至る可能性の高い手段)を打ちニューヨークに向けて出発した。これが初期段階の実態ではないかと愚考致します。 ただしカシーニ氏、最初に異母弟を殴打した時点においては一時の激情に駆られた行為でありましたが、その後気絶した状態の異母弟を酒蔵に運ぶ段階では、確実に殺害の意思を固めている印象であります。 回答者No.2様仰るところの狙いで空調をオフにしたことは間違いないと思われますが(窒息死を目的としたこと)、しかし万が一、仮にニューヨークから帰った段階においても、異母弟にまだ息があったならば、おそらくカシーニ氏は何らかの手法で確実に異母弟を殺害したものと考えます(と申しますか、そうせざるを得ませんですネ)。 殺害計画の実務自体は非常にルーズでありますが、最終的に異母弟をこの世から抹殺する意志、これだけは揺るぎないものと思われる次第であります。 正直なところ、現実的な窒息の可能性はかなり微妙ではありますけれど(苦笑)、ちなみにyoshinobu_09様、原作においてはカシーニ氏、異母弟をロープで縛る際の描写において以下の記述がございます。 「ロープが直接皮膚に触れる個所は、かすり傷にならないよう、ぼろきれを当てる。生活反応のある傷がある死体は、文句なしに他殺とみられるからだ」 こちらに関しましても、実際のところは、その効果がこれまた微妙と思われる次第でして、この辺りは現実のと乖離、幾何か難しい感ではありますですね(加えて当方、医学的知識も浅学でして。苦笑)。  3.犯人が証拠無しで自供に至った心理 この点につきましては、yoshinobu_09様のお話しにあります「不本意な結婚回避という理由」も一部含まれていると思います。しかしカシーニ氏、これに関する経緯や自身の考えについては、後に幾分自嘲気味にコロンボ警部へ述懐されていますので、この点はあくまでyoshinobu_09様の仰る通り、二次的な理由にすぎないと思います。 エイドリアン・カシーニ氏が犯行を供述した理由、その最大の要因となったものは、やはり彼の人生はワインこそがその全てであるということ。この一言に尽きると思われる次第であります。 異母弟を殺害した理由の根幹も、ワイナリー経営権云々のみならず、ワインにかける自らの情熱や精神を断固守るためであります。 おそらくはカシーニ氏、自らの基準においてその真の価値を失ってしまった愛蔵のワイン、これらへの決別と同時に、人生における生きがいや覇気も全て無くしてしまった心境となったのではないでしょうか。 これらのワインを大自然の母なる海へ還す際のカシーニ氏、このシーンにおいては、心より愛する存在を失った悲しみと怒りが、画面を通してよく伝わって参ります。またコロンボ警部との最後の尋問においても、普段の確固たる意志の強さはどこにも感じられず、まさに喪失感と脱力感しか心にない印象でありました。 コロンボシリーズにおいては、感情的に絶対許せないタイプの犯人も何人か存在しておりますが(特に「指輪の爪あと」の犯人です。苦笑)、ことカシーニ氏に関しては、決して心を病んだ極悪人ではありません(むしろコロンボ警部自身が示す通り、尊敬に値すべき部分を多々兼ね備えた人物であります)。 劇中においてはコロンボ警部とカシーニ氏、人間的に互いを認め合い、尊重する形も数多く見受けられました。人は人を知る、おそらくカシーニ氏は、相手がコロンボ警部だったからこそ、その時点における心の空白感(そして以後の人生における希望展望の無さ)も加わり、素直に自供する心根になったものと推察致します。 ということでありましてyoshinobu_09様、支離滅裂な文脈の長文となってしまい誠に申し訳ないのですが(苦笑)、これが「別れのワイン」に関する当方の諸々推察であります。 以上、お目汚し、大変失礼致しました(礼)。

yoshinobu_09
質問者

補足

ご丁寧なご回答ありがとうございます。 原作をお読みのようなので回答をおねだりしてしまいました。 原作にも空調と窒息死との因果関係の記述はなさそうですね。 愚考ですが犯人が事件当日に被害者にダイビングスーツを着て海に捨てれば完全犯罪だったかもしれません。 旅行出発は翌日なので時間はありました。 >ロープが直接皮膚に触れる個所は、かすり傷にならないよう、ぼろきれを当てる。 再見し、ぼろきれが当てられているのを確認しました。 犯人が証拠無しで自供に至った心理も「ワインが人生の全て」と考えていたのならば納得がいきます。 この作品は犯人が刑事を邪険には扱わず、ワインを真面目に勉強する姿勢に敬意を表する珍しい作品です。 レストランでワインの趣味を本心からほめますし、コロンボも逮捕後の別れのデザートワインを用意します。 人間ドラマとしても秀逸です。 それだけにミステリーパートにわかりづらい部分があるのは残念です。

回答No.2

1.犯人の殺害計画のあらましは?      犯人が被害者を殴り気絶させ手足を縛りワインセラーに監禁            ↓   数時間後に空調が切れて被害者が窒息するようにセットし   自身はニューヨークへ行きアリバイを作る            ↓          被害者窒息死   通常なら空調を切ってもさほど影響がない季節のはずだったが   外気温が異常に上がったためワインがダメージを受けた。   しかし犯人はニューヨークにいたためそれに気付かない。 ↓      ニューヨークより戻り死体に細工し別の場所で死んだように見せ掛ける。 2.熱中症で窒息死するのか?   熱中症というより    犯人に鈍器で殴り倒されて手足を縛られ   空調を止められ密閉された貯蔵庫の中で1週間で窒息死。       空調が止まると酸素が欠乏するのか     ワイナリーがそれほど密閉されるのか    これは私も疑問です。     3.犯人が証拠無しで自供に至った心理。 犯人があの場でワインの味に気づかなければそれまで。   コロンボは敢えてそこに賭けたわけです。 そのワインにより不在中異常気温だった事を知り   自分のワイナリーのワインを捨てた。   物証なしの状況証拠だけで自供に至ったのは あのポルトの高温による変質がわかる人間は   世界にも数人しかいという犯人のプライド。   この作品は過去にも多くの人が指摘しているように   ミステリーとしては不完全だと思います。   しかし 私も含めこれも多くの方が最高傑作として挙げるのは   コロンボの犯人に向ける尊敬と優しさ   犯人のワインに対する美学や、   その美学に近付くためワインの勉強したコロンボの心意気、   そのコロンボの心意気をたたえて自白する犯人の退け際のよさ   つまり 「求道者の悲哀」がテーマだからだと思います。      犯人「よく勉強されましたな」   コロンボ「ありがとう。何よりもうれしいおほめの言葉です」      最後のシーンが全てでは??

yoshinobu_09
質問者

補足

ありがとうございます。 最大の疑問は犯人のオリジナルのシナリオがよくわからないこと。 蔵の扉は内側から押せばすぐに開くので、密閉度は通常の部屋と変わらないはず。 ということは、衰弱死を狙ったとしか考えられないのですが。 それならば空調を切る必要はありません。 無類なきワイン愛好家があえてワイン蔵の空調を切るという犠牲を払う必然性がみつかりません。 これが明らかにならない限り傑作とは呼べないでしょう。 又死後5日も経っていれば腐敗が進んでおり、ダイビングスーツなど 着せることは不可能です。 それに縛られていたのですから、手足に縄の圧跡が残っているはず。

  • superski
  • ベストアンサー率19% (388/2010)
回答No.1

初回の放送時の記憶なので、ズレているかも知れませんが。 3.は、いい味のワインだが、保管時の気温変化が微妙に味を変えている。 それ(味が変わったこと)が判るのは、「私ぐらいでしょうねぇ。」と 飲んだワインが殺害現場にあったことを認めてしまい自供に繋がった。 他のストーリーの時もそうですが、 コロンボに出てくる犯人はハイソな人が多く、 物盗り強盗の凶悪犯とは違い結構往生際は良く 割とあっけなく「参りました」で終わります。 エリートは挫折すると落ちぶれるのが早い、って感じでしょうか。

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