こんにちは。そのとおりです。
脳に限らず、筋肉や神経などは全て電気信号です。
でも電気で動いているというよりは、動いた結果、電気が発生しているという方が正しいでしょう。
実際に動いているのは、 それらの細胞の表面にある細胞膜というぶぶんにあるカリウムやナトリウム、カルシウムといったイオンです。
これらが膜の中や外に出たり入ったりして刺激が伝わったり、筋肉細胞が縮んだり延びたりするのですが、その結果、膜の内と外で、それらの物質の濃度が変わり、濃淡電池という現象が発生し、これが電気信号としてとらえる事ができるのです。
脳細胞からの信号をとらえるのが脳波、
心臓の細胞からの信号を捉えるのが心電図、
筋肉の細胞からの信号を捉えるのが筋電図です。
逆に外から無理矢理電気を流して、細胞膜の内外のこれらの物質の状態を変えてしまう事もできます。
いわゆる電気刺激、電気ショック療法などですね。
今、実際に治療に使われているのは、脳に電気ショックをあたえて、脳細胞の電気の状態をリセットしてしまう方法がてんかんの治療に、筋肉を電気で刺激して動かす方法が筋肉のコリからくる各種症状の治療に使われています。
治療ではありませんが、脳の特定の部分にある電気刺激をあたえると、幻覚が見えたり、食欲が出たりなくなったり・・・といういろいろな現象が起こる事が実験的に明らかになっています。
将来的にはこれでなんらかの治療もできるかもしれません。
#例えば、学校の授業で、居眠りをすると電気刺激で眠気をとばすとか。(爆)